ポキネット(三鷹市の地域SNS)の会員数の推移、日記の投稿数、コミュニティ活性度など現状を把握するために調査してみました。
まずは、ポキネット全体の会員数の推移をリリース情報をもとに作成しました。
■ポキネットの会員数推移(2008/1/31~2011/09)
こちらを見ると開始1年間で1000人に到達したが、
2年目からは500人程度しか増えていません。
つまり、会員数の延びが鈍化していると言えそうです。
■日記の投稿数(前年同月比)
2010年12月と2011年12月の日記投稿数を比較してみました。
- 2010年12月 2704件
- 2011年12月 2493件
前年同月比で日記投稿数が減少しているのがわかります。
■コミュニティ活性度
・コミュニティが新しく作られていない
2011年12月のコミュニティ作成数が0件
(昨年同月は4件)
・コミュニティへの書き込み数が少ない
最近1週間の書き込みが多いコミュニティでも2~9件
■まとめ
以下の事実を見ると地域SNSとしての価値が減少してきていると言えそうです。
・会員数の延びが鈍化
・日記数ダウントレンド
・コミュニティ活性度低い
ただし、数値化はむずかしいですが、
閲覧のみでの会員が多い可能性はあるかもしれません。
例えば、友人知人のブログ更新を見に行くためにポキネットを利用している場合でしょうか。その場合、実際のコミュニケーションはリンク先のブログで行われるので数値化はむずかしいですがポキネットは価値のあるものだと言えそうです。
以下はつぶやき程度に。
■その他、機能で気になったところ
地図やフォト機能使われていないし重いからいらないとか、検索機能重すぎとか言い出したらキリがないのですが、致命的だと思ったのは、日記で外部RSSを登録している方の日記が、日記検索機能の対象外となっていることです(おそらくアクセス数も入らない)。
趣味嗜好などで偶然につながるという機会を失わせていると考えられます。
日記で外部RSSを登録している人はそれなりにいるかと思いますので。
■その他、機能以外で気になったところ
20代30代がmixi、Facebookなどを利用している中で、ポキネットを利用するメリットがない。
しばらく機能リリースや細かなリリースがないなど見ていると、
緊急時にもポキネットのインフラが生きている気がしないですね。
家族やご近所さんとの安否確認用にポキネットを利用するというのも考えられません。
さてどうしようか。
三鷹市のSNSと銘打っている割にはちょっとという気になりますが。
壁があるのでしょう。
はい、壁はありますよね
ユーザが何かの目的があってポキネットを利用するようにならないと使われていかないんでしょうね
目的もなくパソコンに向かう時間はもったいないですからね