葡萄酒のむのむ

ワインの備忘録

ボア―ズ・ビュー ザ・コースト 2013

2019-08-19 07:01:06 | カリフォルニア

銘柄 ボア―ズ・ビュー ザ・コースト 2013

生産者 ボア―ズ・ビュー(シュレイダー)

生産地 ソノマ

セバージュ ピノ・ノワール単一

価格 3万円ぐらい

写真の左端のイノシシが描かれているラベルのワイン。

シュレイダーが作るピノ・ノワール。シュレイダーはボルドー系の品種が強い生産者のようだがボルドー系品種は殆ど呑むことがないので、どんな作り手なのか分からないです。ボルドー系も作りつつピノ・ノワールも若干手掛ける生産者はチョコチョコおられますが「うちピノがメインでやっております」というのは、前者より少ない印象ですね。

で、このワインはカリフォルニアのピノ・ノワールの最高峰の一つであるマーカッシンを打倒すべく作られたそうな。その為、ラベルもマーカッシンを意識してかイノシシを採用されているとか。

実際のところマーカッシンには手は届きそうにないかな。ロキオリあたりでしたら、いい勝負をしそうな感じ。一緒に呑んだラモネのバタール・モンラッシェ 2006のほうがよほど印象深かった。高品質なワインなんですが、香りが中庸的でマーカッシンほど際立った個性はあまり感じられず「打倒にはまだまだ修行が必要では?」と言いたくなるワインでした。値段も値段なんで、また買おうと思えるようワインではなかったかワインかな。


お勧め度は、何分お高いので「気が向けばお試しください」といった感じです。


アス・ソラテス 2017

2019-08-12 08:41:30 | スペイン

銘柄 アス・ソラテス 2017

生産者 ラフェル・パラシオス

生産地 ガルシア・バルデオラス

セバージュ ゴーデイニョ単一

価格 7000円ぐらい


ご無沙汰だったスペインワイン。

ん年前にアルバリーリョにはまっていた時にはチョコチョコ呑んでおりましたが、マイブームが終わってからは全く飲まなくなりました。

永らくご無沙汰でした、スペインワイン。初めてゴーデイニョという品種に今をときめくラフェエル・パラシオスさんの作ったワインですから期待は大。

同じ今年のあたりワインと思っていたザ・ヒルトのザ・オールドガード 2015年と楽しむのですからルンルンものです。ただ、ザ・オールドガードは外れだったのですがね。風味に乏しくアルコールだけか猛々しく目立ってぱっとせず、残念。

で、アス・ソラテスはどうだったかというと、こちらは当たりでした。バタール・モンラッシェまではいきませんが、ビュニー・モンラッシェの1erクラスのワインです。価格の事を考えると非常にリーズナブルで高品質。ミネラルにちょっとアクセントに苦みと発酵バターのようなコクがあり非常に豊かな風味を感じたワインでした。素晴らしく、印象に残る白ワインでした。

お勧め度は「是非、一度ご賞味ください」です。


八重山諸島旅行記 Part2 2019年

2019-08-08 14:20:37 | 旅行

<最終話>

今回の旅は西表島で3泊、石垣島で1泊というスケジュール。

2018年には7月末に訪島し暑さにこたえたので、今年は5月末に訪島。5月末といえば梅雨の時期だ。

 梅雨の時期にわざわざ行かなくてもと思われるが、実は八重山諸島で降水率が高いのは梅雨の時期ではなく冬なのだ。梅雨の時期の天候は曇りがちで不安定ではあるが、本州ほど雨が降っていない。その為、7月に比べ日差しが和らいでいるに違いと考え5月末に訪島した。ちなみに、天候は初日と2日目は晴れ晴れとした天候だったが、3日目は曇り空、4日目、5日目は晴れだった。

 西表島訪島2日目はマヤグスクの滝で、3日目はシーカヤックで白浜から美田良浜に行くツアーに参加した。日差しの遮るものがない海の上なので、晴より曇りのほうが正直ありがたい。ただ、前日にはマヤグスクの滝のおかけで脚はひどい筋肉痛だ。3PCOのような動きだった。ギィギギ、ギシギシ・・・。そんな効果音がなっているかと思うほど。ちょっとした高低差があるだけで脚の筋肉が悲鳴を上げる。

 幸い上半身は動けたのとツアー客は私たちだけだったので、ガイドさんに「とてもきびきびと動けそうにないので、軽めのコースでお願いします」と泣きついて、快くゆとりを持ったツアー内容に変更して下さった。非常にありがたかった。

 あまりカヤックは慣れていないのだが、カヤックに舵がついていたのと航路上に障害物がなく、ガイドさんが丁寧に助言してくれるので楽しくのんびり過ごす事が出来た。筋肉痛も海の中では幾分和らぐようで、多少のスノーケリングもこなすことが出来た。

上陸した浜にはだれもいない。貸し切りだったのでぼけ~と浜でゴロゴロしてすごした。まぁ、筋肉痛がひどいかったのでぼけ~と過ごす以外に選択肢はなかったんだけど・・・。

波打ち際で下半身を海に漬けながらゴロゴロとしていたら20cmほどのクモガイが結構な速さで目の前を通り過ぎていたのには驚いた。クモガイはちいさな眼で周囲を覗きながら、爪を使って15cmほどびょーんと飛びながら進むのだ。形も行動もクモガイは中々ユニークな貝だ。食べると美味しい貝だとか。

帰りには雨に降られたが、無事白浜港に着いた。ツアー中操船で苦労しなかったので、私以上にカヤックが苦手な奥さんから苦情がでなかったのでほっとした。

来年は体調が万全なときに行きたいものだ。

 

ちなみに翌日には筋肉痛がさらに悪化し、黒島に行く予定だったがキャンセル。石垣島のホテルでのんびり過ごしておりました。

 

 

利用したガイド

西表ガイド UMICO 

http://umico.info/

 丁寧なガイドさんでお勧めです。


八重山諸島旅行記 Part 1 2019年

2019-08-07 11:57:31 | 旅行

今年も行ってまいりました八重山諸島へ。だんだん年も取り、きついツアーが厳しくなってきております。今回で通算7回目の訪島になるようだ。

なので、今のうちに西表島でのネイチャーツアーの中で、特にきついツアーの一つであるマヤグスクの滝にチャレンジしてみる事にしました。

マヤグスクの滝は浦内川の支流であるイタジキ川の上流にあります。マヤグスクの滝に行くためには、浦内川を船で遡上する必要がありますが、観光船またはカヤックをチャーターしていく方法と、チャータせず定期便で一般乗船する方法があります。観光船のチャーターは大仰しいしカヤックは疲れると思い、一般乗船する方法でツアーを選択したのですが、これがなかなのかものでして・・・。一般乗船だと10時出発し、最終便16時に乗船しなければなりません。そうするとかなり余裕のないツアー行程になるんですよね。

昨年、西表島のツアーガイドさんから「あそこはかなりしんどいよ。時間の余裕がないからね。観光船をチャーターしたほうが無難だよ。ペースが遅いと途中でキャンセルして帰る事になるよ」と言っておりましたが、ユツン三段の滝に行けたから、まぁどうにかなるかなと思ったのが間違いでした。行った後につくづく思いましたが、チャーターした方が確かに楽です。

さて、本題に戻りまして・・・。観光船にのるなり「時間に余裕がないので、カンピレーの滝までは急いで行きますので」とガイドさんかから説明をうけ、浦内川上流の船着き場につき次第、ダッシュです。

船着き場から2時間半以内にマヤグスクの滝に着かなければならないで、その後はひたすら休憩もなく早歩きでカンピレーの滝まで進みます。カンピレーの滝までは道は整備されていますが、それ以降は細い山道で悪路になります。気温・湿度も高い中、急いでマヤグスクの滝に向かいます。道中、沼に足はとられ坂になれば滑るし、細く不安定な山道では滑落しそうになります。ペースが落ちると、ガイドさんが「これ以上遅れると引き返さないと行けなくなるで頑張って」と注意を受けます。分単位でのスケジュール管理。余裕がなくヒエ~って感じですわね。

悪路だけでなく、蚊や蛭にも次々と襲われます。特に蛭がすごい。脚に数匹は引っ付いており、わずかな隙間から侵入し吸血されます。

ほんと、ハードな行程です。疲労のため言葉もでません・・・。

マヤグスクの滝につく頃は、体力、気力ともに尽き果てて放心状態。滝の上に上る予定だったのですが、動く気もおきず休憩しておりました。休憩といっても、最終便がでる16時までに船着き場までにたどりつかないといけないので、30分程度休んだ後は直ぐに帰路につきます。

帰りの道中ですが、ラッシュガードで衣装をそろえておけばよかったのですが、ぴちぴちした格好が嫌いなので、ポロシャツを着ていたのが悪かった。生地厚く乾きが悪いので、体温が放散されず熱中症になりました。呼吸も荒く頭もボーとするし、脚もつりだしたので、慌てて入水して体を冷やし、衣類交換をしどうにか持ち直しましたが、持ってきた1Lの水は切れた後なので水分補給は出来ず最悪の状態です。

帰りは最終便に間に合わすために、行き以上に急ぐ事になり競歩なみのスピードで船着き場まで向かう羽目に。

這う這うの体で出発時間ギリギリに船着き場にどうにか到着しましたが、脚が痛くって仕方ありません。船の中で椅子に座って休憩していても、生まれたての小鹿のようにプルプルと脚の震えがとまりませんでした。宿泊先に帰ってから足を見ると、踵と爪の中で内出血を起こしていた。こんな状態になったのは初めて。

 

ほんと、大変なツアーでした・・・。

このツアーのお陰でツアー後から一週間はひどい筋肉痛が続く羽目に。旅行中も満足に歩くことが出来ず色々とスケジュール変更が必要になりました。トホホホ・・・。

一番過酷なツアーに偽りなし!!

 

マヤグスクの滝に行かれる方への助言。

・水は1.5Lから2Lぐらいは持っていましょう。

・荷物は可能な限り減らしましょう。

・熱がこもらない格好で行きましょう。

・一般観光船で行く場合、時間に余裕がないためかなりきついツアーになります。体力がない場合はチャーターされたほうが無難です。

・体力をつけましょう。

・ヒル除け、虫除けスプレーを用意しておきましょう。

・ツアーガイドさんは信頼できるかたで。


新人看護師さんへ

2019-03-26 11:17:24 | 医療

私が看護師免許をとってから何年すぎたのでしょう。免許取得後の年数は指だけでは勘定できなくなりました。

さて、無事に免許を取られた皆さんおめでとうございます。

新人の皆さんは、4月から就職される職場はどんなところうなのだろうか、配属先の希望通っているのだろうかなど気になって仕方がない時期ではないのでしょうか。

私たちの時代と違い、すぐに配属先にほりだされ「さぁ、新人さんもしっかり働いて学んで」なんて粗修行を申し渡される事がないですよね。

医療機関によって違いはありますが、数週間程度、新人研修期間で学んだ後に現場で働く事になります。

 現場で働きだすと、実習で学んだことや学校での学びがあまり役に立たず、辛い日々が続くかと思います。そして「なんで、先輩たちはあんなに動けるのに、私は駄目なんだろう」と考える事が増えるかと思います。

色々、ネガティブな感情や不安ばかりを抱えて日々を過ごす事になるかと思います。

出来る諸先輩方も新人の時は同じような体験をされております。新人だけでなく、ベテランになって新たな部署に異動された方も似たような体験されています。

そう、誰もが通る道なのです。

ただ「できる先輩」たちの「仕事が出来る」のは多くの場合、経験と慣れから身に着けているものが多くあります。

お決まり業務がすぐに出来なくっても、ある程度手数をこなしていくと必ずできるようになります。時間が解決してくれるですよ(まれにいつまでたっても学べない方はいますが、そういう方は少数です)。なので、あまり出来ない事について気を病む必要ありません。秋ごろになれば、普通に動けるようになりますから。

個人的には新人の時に学んで欲しい事があります。

自分の行いや他人の行いについて絶えず疑問に思う事。

疑問に思った事を調べる事。調べた事を生かし安全に実践する事。

実践した事を検証する事。

この習慣を身に着けて欲しいですね。何も疑問に思わず、ただ惰性で仕事をしていると、お決まり業務だけしかできなくなってしまいます。一見、仕事はできるように見えるのですが中身のない看護師になります。

 あと、看護師以外の職種の方とも積極的に関わってください。その道のプロの方の意見を聞く機会を積極的にとれば、ホウレンソウの腕もあがりますし知識・技術を学ぶ事が出来ますし、他の職種はこういう視点で物事とりくんでいるのなどを知る事ができるので俯瞰的な視点で物事を考えられることもできるようになりますよ。ちなみに、そんな相談や質問するのは迷惑ではないのかと思ったりする必要はありません。時間と質問するタイミングさえ間違えなければ、大抵、気兼ねなく説明してくれますので。

 

それでは、4月から新人の皆さん頑張ってください。