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ワインの備忘録

八重山諸島旅行記 Part 1 2019年

2019-08-07 11:57:31 | 旅行

今年も行ってまいりました八重山諸島へ。だんだん年も取り、きついツアーが厳しくなってきております。今回で通算7回目の訪島になるようだ。

なので、今のうちに西表島でのネイチャーツアーの中で、特にきついツアーの一つであるマヤグスクの滝にチャレンジしてみる事にしました。

マヤグスクの滝は浦内川の支流であるイタジキ川の上流にあります。マヤグスクの滝に行くためには、浦内川を船で遡上する必要がありますが、観光船またはカヤックをチャーターしていく方法と、チャータせず定期便で一般乗船する方法があります。観光船のチャーターは大仰しいしカヤックは疲れると思い、一般乗船する方法でツアーを選択したのですが、これがなかなのかものでして・・・。一般乗船だと10時出発し、最終便16時に乗船しなければなりません。そうするとかなり余裕のないツアー行程になるんですよね。

昨年、西表島のツアーガイドさんから「あそこはかなりしんどいよ。時間の余裕がないからね。観光船をチャーターしたほうが無難だよ。ペースが遅いと途中でキャンセルして帰る事になるよ」と言っておりましたが、ユツン三段の滝に行けたから、まぁどうにかなるかなと思ったのが間違いでした。行った後につくづく思いましたが、チャーターした方が確かに楽です。

さて、本題に戻りまして・・・。観光船にのるなり「時間に余裕がないので、カンピレーの滝までは急いで行きますので」とガイドさんかから説明をうけ、浦内川上流の船着き場につき次第、ダッシュです。

船着き場から2時間半以内にマヤグスクの滝に着かなければならないで、その後はひたすら休憩もなく早歩きでカンピレーの滝まで進みます。カンピレーの滝までは道は整備されていますが、それ以降は細い山道で悪路になります。気温・湿度も高い中、急いでマヤグスクの滝に向かいます。道中、沼に足はとられ坂になれば滑るし、細く不安定な山道では滑落しそうになります。ペースが落ちると、ガイドさんが「これ以上遅れると引き返さないと行けなくなるで頑張って」と注意を受けます。分単位でのスケジュール管理。余裕がなくヒエ~って感じですわね。

悪路だけでなく、蚊や蛭にも次々と襲われます。特に蛭がすごい。脚に数匹は引っ付いており、わずかな隙間から侵入し吸血されます。

ほんと、ハードな行程です。疲労のため言葉もでません・・・。

マヤグスクの滝につく頃は、体力、気力ともに尽き果てて放心状態。滝の上に上る予定だったのですが、動く気もおきず休憩しておりました。休憩といっても、最終便がでる16時までに船着き場までにたどりつかないといけないので、30分程度休んだ後は直ぐに帰路につきます。

帰りの道中ですが、ラッシュガードで衣装をそろえておけばよかったのですが、ぴちぴちした格好が嫌いなので、ポロシャツを着ていたのが悪かった。生地厚く乾きが悪いので、体温が放散されず熱中症になりました。呼吸も荒く頭もボーとするし、脚もつりだしたので、慌てて入水して体を冷やし、衣類交換をしどうにか持ち直しましたが、持ってきた1Lの水は切れた後なので水分補給は出来ず最悪の状態です。

帰りは最終便に間に合わすために、行き以上に急ぐ事になり競歩なみのスピードで船着き場まで向かう羽目に。

這う這うの体で出発時間ギリギリに船着き場にどうにか到着しましたが、脚が痛くって仕方ありません。船の中で椅子に座って休憩していても、生まれたての小鹿のようにプルプルと脚の震えがとまりませんでした。宿泊先に帰ってから足を見ると、踵と爪の中で内出血を起こしていた。こんな状態になったのは初めて。

 

ほんと、大変なツアーでした・・・。

このツアーのお陰でツアー後から一週間はひどい筋肉痛が続く羽目に。旅行中も満足に歩くことが出来ず色々とスケジュール変更が必要になりました。トホホホ・・・。

一番過酷なツアーに偽りなし!!

 

マヤグスクの滝に行かれる方への助言。

・水は1.5Lから2Lぐらいは持っていましょう。

・荷物は可能な限り減らしましょう。

・熱がこもらない格好で行きましょう。

・一般観光船で行く場合、時間に余裕がないためかなりきついツアーになります。体力がない場合はチャーターされたほうが無難です。

・体力をつけましょう。

・ヒル除け、虫除けスプレーを用意しておきましょう。

・ツアーガイドさんは信頼できるかたで。



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