葡萄酒のむのむ

ワインの備忘録

新人看護師さんへ

2019-03-26 11:17:24 | 医療

私が看護師免許をとってから何年すぎたのでしょう。免許取得後の年数は指だけでは勘定できなくなりました。

さて、無事に免許を取られた皆さんおめでとうございます。

新人の皆さんは、4月から就職される職場はどんなところうなのだろうか、配属先の希望通っているのだろうかなど気になって仕方がない時期ではないのでしょうか。

私たちの時代と違い、すぐに配属先にほりだされ「さぁ、新人さんもしっかり働いて学んで」なんて粗修行を申し渡される事がないですよね。

医療機関によって違いはありますが、数週間程度、新人研修期間で学んだ後に現場で働く事になります。

 現場で働きだすと、実習で学んだことや学校での学びがあまり役に立たず、辛い日々が続くかと思います。そして「なんで、先輩たちはあんなに動けるのに、私は駄目なんだろう」と考える事が増えるかと思います。

色々、ネガティブな感情や不安ばかりを抱えて日々を過ごす事になるかと思います。

出来る諸先輩方も新人の時は同じような体験をされております。新人だけでなく、ベテランになって新たな部署に異動された方も似たような体験されています。

そう、誰もが通る道なのです。

ただ「できる先輩」たちの「仕事が出来る」のは多くの場合、経験と慣れから身に着けているものが多くあります。

お決まり業務がすぐに出来なくっても、ある程度手数をこなしていくと必ずできるようになります。時間が解決してくれるですよ(まれにいつまでたっても学べない方はいますが、そういう方は少数です)。なので、あまり出来ない事について気を病む必要ありません。秋ごろになれば、普通に動けるようになりますから。

個人的には新人の時に学んで欲しい事があります。

自分の行いや他人の行いについて絶えず疑問に思う事。

疑問に思った事を調べる事。調べた事を生かし安全に実践する事。

実践した事を検証する事。

この習慣を身に着けて欲しいですね。何も疑問に思わず、ただ惰性で仕事をしていると、お決まり業務だけしかできなくなってしまいます。一見、仕事はできるように見えるのですが中身のない看護師になります。

 あと、看護師以外の職種の方とも積極的に関わってください。その道のプロの方の意見を聞く機会を積極的にとれば、ホウレンソウの腕もあがりますし知識・技術を学ぶ事が出来ますし、他の職種はこういう視点で物事とりくんでいるのなどを知る事ができるので俯瞰的な視点で物事を考えられることもできるようになりますよ。ちなみに、そんな相談や質問するのは迷惑ではないのかと思ったりする必要はありません。時間と質問するタイミングさえ間違えなければ、大抵、気兼ねなく説明してくれますので。

 

それでは、4月から新人の皆さん頑張ってください。