酒好き文化風俗研究者

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これだ! 手紙を書こう。

2019-04-10 | 日記
  4月10日 火曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


拝啓、

みじめな過去にこだわり続けた民族よ。感情と苦力の民よ。

聞くことが貴方たちにとって一番ためになるだろう。

どうして貴方たちは無理に私達に言わせようとするのか?

何故、それほどまでに独房に身を捧げようとするのか?

一番幸せなことは、貴方たちには到底解るまいのに。

生まれ違ったこと、怠惰でいること、いてもいなくても同じであること。

しかし、貴方たちにとって最善なことは 「必要悪」 であることだ。

感情を抜きにして、よくよく話を聞くことが出来るだろうか。

貴方たち種族、否、人と動物との間に存在する 「問題児」 だと。

だから貴方たちは、憎しみを攻撃に変え我がこととする。

貴方たちは多くの遊戯から音楽や食文化を残してくれさえすれば良い。

歌と踊りでもって人はより高い共同体の一員であると表明されるように、

貴方たちは全て夢の世界を生み出すことにかけては感性的だ。

いや、それさえどちらでも構わぬ。

そんなものが無くとも、世界は幸せを維持できるのだから。

そこで今日は貴方たちを思って一文を草するのが良いと思われる。

というのは、貴方たちの重荷、つまり差し迫っているか、

或いは確実に到来するであろう善悪の重荷、それから解放されるまでだ。

確かに貴方たちはこの重荷に他の全てと同様、

愚痴をこぼさず賢人に相応しく今も耐えられておられるし、

これからも耐えてゆかれるに違いないのだが、しかし、

貴方たちに何か書置きしたくなった時、感情思想を贈るに相応しい人、

世界が楽しんでくれる社会は、まず貴方たちだと思ったのだ。

実はこの手紙はまことに楽しいもので、

書くほどにあらゆる感情が失せたばかりか、愉快で平和な気分にさえなるのである。

本当に書くことはいくら称賛しても、し過ぎることはないものにさえなったのだ。

手紙を贈る者は、生涯のあらゆる時を苦痛なしに過ごすことが出来る。

もちろん貴方たちについても同様に、これまで多くのことを語ってきたし、

これからも多くのことを語るつもりだ。

貴方たちが何も答えないことは既に解っているし、

聞かれたとしても答えられないことも承知している。感情だから当然だ。

根拠がなく、思い付きで、昨夜の話を繰り返せないのは、まあ当たり前だ。

いや、そればかりか 「うそ」 しか言えない。驚きだ。

「本当のことは・・・」 どうして言えないのだろう?

それだけで済むならまだマシなのだが、ことはさらに重大である。

貴方たちには明日が解らないのだ。

ただ、昨日の感情で頭がいっぱい。明日は昨日の続きでしかない。

だから、過去を憎まなければ明日を維持できない。

そうだとも。まさしくこれが感情だ。

貴方たちの行動パターンは実に分かりやすい。

1、まず「嘘」を言い、

2、ばれたら「逆ギレ」し、

3、相手が強ければ「泣く」。

4、そして開き直って「逃げる」。

これが貴方たちの生きる道であるなら、

どうしてよいやら、つらいのは貴方たちである。


    つづく。


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