こんにちは!さくちゃんです。
台風の季節となり、天気が安定しない日々が続きますね。
少し涼しい日が増えましたが、まだまだむしむししているなと思います。
梅雨も暑い、夏もいつも以上に暑い、これからはどうなってしまうのかと心配です。
暑さが続いた夏のおかげで、お家でゆっくりする時間も増えたので動画配信サービスで以前の映画作品を観ることにハマっています。
先日観た、小説が原作の映画「そして、バトンは渡された」がとても感動的で素敵な話だったので、感想をお伝えしていきます!!
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目次
■映画「そして、バトンは渡された」作品紹介
■原作小説は本屋大賞受賞!
■映画「そして、バトンは渡された」感想
- 見どころ1:伏線回収がおもしろい!
- 見どころ2:それぞれの親からの愛情に感動
■最後に
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■映画「そして、バトンは渡された」作品紹介
映画「そして、バトンは渡された」は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」で有名な前田哲監督の作品だそうです。
主演はNHKの朝ドラ「半分、青い。」でヒロインを演じたことで有名な永野芽郁さんで、田中圭さんや石原さとみさんなど豪華な俳優陣で作られています。
上映時の興行収入は16億円・累計観客動員数120万人を突破しているそうで、大人気作品と言えますね!
原作は瀬尾まいこさん著の同名作品。
原作小説とは多少内容が異なる部分もありますが、心温まる家族の物語が映像としてもしっかり表現されていると感じました。
■原作小説は本屋大賞受賞!
原作小説「そして、バトンは渡された」は2019年本屋大賞を受賞しています。
一風変わった家族の心温まるストーリーが審査員である書籍店員の方々の心を唸らせたのでしょう。
映画の影響もあってか、2021年の文庫本ベストセラー1位にもなっています。
原作小説・映画ともに大人気の作品ですね。
■映画「そして、バトンは渡された」感想
この物語の主人公の森宮優子は3人の父と2人の母がいます。
映画の冒頭にて、お父さんのことを「森宮さん」と呼ぶシーンが複雑な家庭環境を想像させます。
将来のことや人間関係に悩みながらも日々を一生懸命過ごしていました。
一方で泣き虫のみぃたんを育てる1時の母・梨花についても描かれます。
自由奔放ながらもみぃたんにたっぷりな愛情を注ぐ梨花ですが、ある日突然姿を消してしまいます。
この2人の描き方に私はとても驚かされました。
少々ネタバレを含んでしまいますが、私が思う見どころを紹介します!
- 見どころ1:伏線回収がおもしろい!
優子と梨花のそれぞれの人生を中心に物語が進んでいきますが、この2人のストーリーはやがて繋がっていきます。
2人のストーリーはごく自然に描かれていくのですが、時折ほんのちょっとだけ違和感を覚えるシーンがありました。
映像作品ならではの描き方ですが、その違和感の理由がわかった時には感動というよりも感心を受けました!
とても上から目線な言い方かもしれませんが、描き方が上手!笑
この伏線の描き方により登場人物の成長や葛藤・思いをより鮮明に感じ取ることができたと思います。
- 見どころ2:それぞれの親からの愛情に感動
メインとなる登場人物の1人、優子は3回も苗字を変えています。
一般的に親が変わっていくような家庭環境の変化は子供への悪影響を及ぼすイメージがあるかなと思います。
ですが優子には全くそういった影響が感じ取れません。
むしろ3人の父と2人の母、それぞれからふんだんな愛を注がれてきたことがわかります。
私は普段子ども向けの書籍も担当しており、教育関係者や保護者世代の方々ともお話しすることがあります。
自分にはまだ子どもはいませんが、お話を聞くだけでも子ども一人を育てることの凄さをひしひしと感じます。
優子の”親たち”は育てた期間や一緒にいる時間に関係なく、自分の大切な娘に無償の愛を注いできたのだと思います。
優子自身も”親たち”に愛されるような人柄であり、この不思議な家庭の全員に私はとても心を打たれました!
■最後に
心温まる、ちょっと不思議な家庭の物語。
物語の終盤にタイトルの意味がわかるとさらにほっこりしました。
私にも家庭ができたなら、大変なときこそこの作品を思い出そうと思います。
血のつながりだけに頼らず、たっぷりの愛情を注ぐ大切さを学びました。
皆さんもぜ、映画「そして、バトンは渡された」を観てみてください!!