ヤクルト捕手中村はバッティングに魅力がある。
だがどうかするとピッチャーのリード（配球）に首を傾げざるをえない面がある。
昨日の試合
帰宅の電車の中で垣間見るしかできなく
じっくり観ることができなかったので
正しいことは言えそうにないけれども
前半打者から空振りばかりをとっていた
鋭く曲がり落ちるボールが
後半にはほとんど見られなかった
ように思う。
なぜ後半大事な曲面でこれを使わせなかったのか？
また、
中村のリードでは
内角への要求は空振りを誘う高めのボールだけだったと思う。
なぜ低めへの勝負球をも要求しないのか？
中村には無難にリードしようとする面が強すぎる嫌いがあるように思う。
これに対して
古賀は私の見た限りでは
もっと自由に実に思い切りの良い
リードをするように思う。
リード面では古賀の小気味良さが
奥川を小さく纏めさせないで
さらに活かすことができるような気がしてならない。
さらに言えば
奥川が本当にエースを目指したいなら
自らが
配球を組み立てなければいけない
と思う。
奥川が捕手のリードだけに依存するだけでなく、
捕手のリードに首を横に振り
自らそこでのベストピッチを要求し
見事にそれをやってのける
そのような姿を見たいものだ。
まだまだ心優しく道は遠いだろうが
一つ一つ前進していってもらいたい。
松岡弘のような大エースにぜひともなってもらいたいのだ。
松岡はよく勝ちよく負けもしたが
気っ風の良さ 気持ち良さ は天下一品だった。
彼以来ヤクルトには
残念ながら惚れ惚れするようなエースを観ることができなかった
心の渇きをなんとしても癒やしてもらいたいものだ。
