めんどくさがりや の ワ・タ・シ
旧ブログ( 2013.07.01 )にて、脱水症状についてアップしたものを
そのまま載せます。↓
こんばんは 今日から、7月です。
脱水症について
ご家族様から・・・
介護職ならではのことを
ブログで説明してとリクエストを頂いたので
さっそく・・・
人の体内水分量は体重の60%以上必要です。
高齢者になると筋肉量が減ります。当然、体内水分量も減ります。
一般的に高齢者は『 50% 前後』と言われています。
当然、一般より高齢者は早く脱水症状が起こります。また、体形によっても個人差があります。
脱水症は・・・
主に水分とナトリウムが欠乏したときに起こります。
そこで・・・
高齢者の脱水症の主な要因例をあげると・・・
認知症
のどの渇きを伝えられない
利尿剤
排尿障害で利尿剤を服用している
寝たきり
内臓機能低下とともに感覚も低下しのどの渇きを感じにくくなる
窓側のベット
特に夏は高温多湿になりやすい
水分制限
トイレに行きたくない。失禁の心配
下痢や嘔吐
これは水分とともにナトリウムも失う
嚥下障害
嚥下障害のある方は、水はもっとも飲みずらい
腎臓病や糖尿病
腎臓病は尿の濃縮力低下、糖尿病は余分な糖を排泄 そのため尿の量が増え脱水を起こす
ここで大事なのが・・・
同上要因から3タイプに分けて補給すること!
A 水分中心の脱水症なのか?
発熱は水分摂取量が少ないと起こります
B 水分といっしょにナトリウムも失う脱水症なのか?
下痢・嘔吐、腎臓病・糖尿病・利尿剤による尿量増加
C 同上ABの中間なのか?
Aは水で対応したり
BやCの場合はナトリウムの補給が必要なのでスポーツドリンクを
飲んでいただきます。
脱水がおこると こんな症状が起こります!
軽度:発汗・筋肉痛
中度:皮膚がカサカサする わきの下がツルツル乾く 目がくぼむ
重度:引きつけを起こす 高度な血圧低下を起こすので つねっても
反応がなくなる
とにかく・・・
同上症状になる前に、こまめに水分補給をすることです。
しかし、こまめにとっても
脱水症は起こりえると考え
元気がない 熱や汗がある 尿量が減った 食欲がない
クチビルが乾いている 皮膚に弾力がない
などなど 難しく考えず
いつもと違うところを見つける意識や疑うことも大切です。
これらが全てではありませんが同上の組み合わせや疾患のことを
考え利用者様への、こまめな水分補給を考えるのが介護職としての心得です。
あっ
どのくらいの水分量を目安にすればいいのか抜けてました汗
1日に飲水で食事に含まれる水分以外で約1,500ml以上の水分摂取が必要です。
が・・・
高齢者になると実際に ここまで飲んでいただけないことが
多々あります。そういう時は、ゼリーにしたり、いつもと違う種類にしたりできる限り工夫をします。
施設では、このような事を常に考え利用者様と接しています。
こんな感じでどうでしょうか?
↑・・・という感じでアップしてました。
高齢者の方で、ほんとにコップ水分とらなくて心配っていう方へ
具体例なんぞを
食事から水分補給していく方法
デイでは、食事時のみそ汁など水分摂取量に入れないところも多いと思う。
ウチも入れていない。
味噌汁なども飲まない方もいたりすると心配になる。
なので、塊食材から水分補給していく視点を強くしてみる。
例えば、夏だと
キュウリ、レタス、トマトは、95%前後水分。スイカ、90%水分。
水分率の高いもので「生で食べられる」美味しいものをチョイスする。
夏野菜や夏果物には意味があります。
いつもより暑いからこそ、ひと工夫が必要です。
ネット検索で、食材水分率は調べられます。
ただ、食材も調理方法によっては、水分が抜けてしまうものも多いので注意したい。
でも、でも
こまめに水分を摂取することが一番!
では、また!