NHKとLINEが2020年5月上旬に行ったアンケートの結果を公表しています。
(→[NHK あなたのデータ 使ってもいいですか?2020年5月27日])
それによると「個人データを使った行動管理・制約は問題ない」と答えた人が50代で男性58.7%、女性52.5%と年齢が上がるほど「問題ない」と答える人が増えています。
60代、70代の人達はアンケートの対象外なので不明ですが、この傾向から見ると、高齢者は個人データに無防備であることが分かります。
このアンケートでは、「感染拡大防止のため」と目的を限定しています。「良いことに使うのだから問題ない」という回答なのかもしれません。しかし、集まったデータは、データ収集時の目的以外に使われない、かどうかは不明です。事情が変わったり、データが漏洩したりすると、予期せぬ使われ方、例えば、オレオレ詐欺の標的に使われたりします。
あなたの口座からお金が引き出されている→不審に思った女性の家族が通帳を確認→引き出された形跡なし→通帳に記帳されていないのは銀行員が細工したからだ。銀行員も詐欺グループのメンバーになっている→自宅を訪ねてきた警察官役の人物にキャッシュカードをだまし取られた→現金1,300万円あまりを引き出されてしまった
→[“怪しいかも”ですぐ電話を切って!2020年6月2日 NHK ちかさとナビ]
(→[NHK ストップ!詐欺被害])
個人情報が電子化された現代では、個人情報は慎重に扱った方が良いと思います。