こんにちわ!!
相生電子工業の矢島です。
先日、休日を利用し、高校生に"はんだ付けの体験”をして頂きました。
過去にはインターンシップの制度を受入れ、定期的に学生に"はんだ付けの体験”をしてもらう場を設けておりましたが、
コロナ問題が発生してからは、インターンシップの中止が2年も続いてしまい、
学生にはんだ付けを体験してもらう機会が無くなってしまいました。
※インターンシップとは、ひと言で言うと「社会に出る前に仕事の場を体験してみること」。
私たち製造業は、若い人を雇用したいのですが、なかなか若い子で"製造業に就職したい”っという子がいないのが現状です。
以前、学生に「製造業に就職は?」っと聞いたことがあるのですが、帰ってきた答えがビックリでした。
「いきなり工場への就職するのは難しい。バイトをして仕事の雰囲気を感じたり、製造業の楽しさを感じたりできればよいと思うが、
工場が営業している時間は、自分たちが学校に行っている時間とほぼ同じなので、バイトなどの募集もない。
土日でも少しバイトが出来ればよいと思うが、工場は土日はお休みのようで・・・」っと言った答えが返ってきました。
まさにその通りだと思いました。
平日は8:00頃~17:00頃まで、土日はお休みの工場が殆どだと思います。
この学生の話を聞いてから、インターンシップという制度を利用しようと思い、
数年前からインターンシップ希望の学生を受入れを始めました。
コロナ問題でなかなか実施が出来ない中、"自分の子が将来のことを考え始めていて、一度モノづくりを(はんだ付けを)体験させてみたい"っと
いう方から(親御さん)申し出がありました。
それでは是非ともやりましょう!! っと言う事で先日、早速実施しました。
制作するのはラジオです。
※天災の多い日本では、いざという時に役に立ちますので、
インターンシップでもラジオを学生に作ってもらってます。
早速、製作開始!!!
まず、
・図面を確認し、部材が揃っているか?
・どのような手順で作成するか?
・作成するときの注意点(はんだ付けは高温のはんだ鏝を使用するので、やけどに注意など)
・不要な基板、部品を使用して練習など、作成前に細かいところまでを説明し、いよいよスタート~
(個人情報なので顔は映らないように写真を掲載しております)
色々と細かい部分を説明し、時には失敗➡修正なども体験してもらい、
付き添いながら開始すること約3時間程で無事に完成しました。
やはり、自分で作成したものは、普段購入するものと違って取り扱い方も丁寧です。
電源を入れて実際に音声が流れると学生も大喜びです。
自分で作ったものが、光ったり、動いたり、音が鳴ったりすると感動も覚えるようです。
「持って帰って母にプレゼントします。」っと喜んでおりました。
自分で一生懸命作成したものもそうですが、モノづくりが楽しいっと感じてもらえたことが
私たちにとっては何よりの喜びでした。
今週末も2名の学生にラジオの制作体験をしてもらう予定です。
このようなことの積み重ねが、製造業の明るい未来に繋がってくれればと思う1日でした。
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