桜は、今シーズンでは、ご当地ドンピシャの盛りでした。
駐車場の赤青黄色のバスからミニパトまで、桜に埋まりそう。
タカトウコヒガンザクラという品種だというが、高遠城址公園を埋め尽くす壮観。
さすが高遠、花見客は整然としていて、酔歌、高吟のやからは居なかった。
公園の奥にはダム湖があって、ホテルや博物館などがある。
ライトアップされた夜景もよろしい。
私らの中学卒業というと、今から62年も前の話。
私含め4人のうち、Sさんは、山岳部で活躍された山屋。それがここ高遠の城址公園を見下ろす高みに別荘を持っている。
そこへ、徒党を組んで押しかけたのでした。近所にはさくら湯という温泉があって、湯は肌がつるつるするいい湯。
昔、紅顔可憐な中学生だったのだが、ここまで来りゃ皆、いいおじん。
互いの体調を気遣いながら、ホストご自慢のほうれんそう鍋をいただく。いける人(Fくんと私)は芋焼酎のお湯割り。
夜中の1時すぎまで懐旧談に花が咲いたのでした。
幾星霜の人生やってきた。
日は昇り、日は沈み、それでも、昔の顔ぶれをみると、記憶の底に積み重なっていた過去が、まざまざと蘇って、話は尽きないのだった。
今日の高遠の満開の桜も、われわれの記憶の底に沈殿し、時は、過ぎ去ってゆくことなのだろう。
そうだ。俺らの昔は、いい昔だったのだぜ。
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