ところが、オランダは農産物輸出で世界第2位の農業国だそうだ。アメリカが第1位。
オランダの自然条件は、日本よりも厳しい。北緯52度ぐらいで、日本では樺太の北のほうにあたり、日照も弱く、気温も低い。
そんな環境のなかで、オランダの農業は、儲かる品目に特化し、儲かる農業に徹している。
チーズ、肉、トマト、パブリカ、マシュルーム、イチゴなどが重点品目。
昔は、チューリップの品種改良などで名を売っていたのを知っている。
また、オランダの人口16百万のうち、農業人口はわずか43万人だという。(日本の農業人口は300万人)
人件費は高く、パート労働者の時給は1時間2千円といわれる。
それなのに、国の農業輸出は、年間680億ドルで、日本の30倍にもなっている。
驚くなかれ、最強の農業国なのだ。
ハイテク農業に徹している。品種改良を貫いている。
害虫駆除は農薬を使うのでなく、自然界にある天敵を研究し、とことんそれを利用するのだそうだ。
個々の農業従事者は、労働者というよりも優れた技術者、優れた商売人であるらしい。
わが国は、温暖な農業生産に適した気候だし、東南アジアのマーケットは急成長が進みつつある。
日本は、オランダを研究し、農業を付加価値の高い産業に変えてゆくことを真剣に学ぶべきだ。
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