人恋しく思っていたところへ、魚釣りの大本営、Nさんからの連絡。
天気いいし、小湊へ行ってみるかと提案があってそういうの、ゼッタイ外さないのが今の私の心境。
Nさんの車で昼12時スタート。外房へ通ずるいつもの道は空いていて、てきぱきと車は進む。
目的の小湊一帯だけ、やけに混んでいます。
そうなんだ。小湊の誕生寺というのは、かしこくも日蓮上人が生誕された記念の寺で、その初詣客がたくさん訪れていました。おかげで、港周辺の空地は全部有料駐車場になっていて、駐車するのさえ時間待ちなのです。
車列が続くので、先に釣り竿とか下ろそうとすると、ここは寺の駐車場だあ。魚釣り客が目立つと困るんだあ。と制止されます。港のほうを見ると、いい天気でここも釣り人が鈴なりなのでした。
それでも、ホテルの並び、遊覧船発着所の脇に何とか二人分釣り座を見つけておもむろに仕掛けを下ろします。
天気は上々なのだが広い釣り場のたくさんの釣り客、誰も、何一つ釣れません。
夕まずめの鯵の魚信を期待しているのだが、本日結局全然魚信なし。そのうち、日は堤防の彼方へ沈み、電気浮きをつけても音沙汰なしなのです。
お寺の方角からは、鐘が鳴り、拡声器に日蓮宗の高僧のありがたいお経の勤行がながされてくるのです。
そうだ。判った。誕生寺では、お坊さんが立正安国論を唱え、益なき殺生を禁ずる読経をされている。
だから、魚さんも、水底に鳴りを潜めてでてこないんだ。
そこで、下手な洒落。「坊さんの読経聞かされて、わしらボーズ」
Nさんと私、不漁の原因を悟り、いさぎよく帰還の途についたのでした。
この絵は、パソコンの省電力ディスプレーの映像。
テーマ「今年の煩悩第1号」なの。
最新の画像もっと見る
最近の「フィッシング」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事