10月11日から14日、那須連山・安達太良・東吾妻の一切経山にカミさんと登ってきました。
那須は茶臼岳ならロープウエイで簡単に登れますが、山中の三斗小屋温泉に泊まり、最高点三本鎗岳などに登ることを目指しました。11日昼前の那須ロープウエイに乗車しましたが、平日というのに行列でした。首都圏から近く、紅葉の名所ということで大人気のようです。山頂駅から茶臼岳を目指しましたが山頂手前から強風にあおられ、山頂から峰の茶屋跡までの稜線も立っていることも難しいほど、早々に三斗小屋温泉に下りました。三斗小屋温泉は大黒屋泊、江戸時代の旅籠の雰囲気を残した宿です。下の写真は隠居倉への尾根の紅葉と温泉源泉の煙です。
12日は温泉から隠居倉を越えて熊見曽根で主稜線に出、緩やかな稜線歩きで最高点1917mの三本槍岳登頂、ガスで展望はなしでした。熊見曽根からひと登りで朝日岳、南面は凄い火山の岩場ですが、北からは簡単に登れます。朝日岳からは昨日登った茶臼岳や遠く日光方面も眺められました。峰の茶屋跡までは鎖場の岩場が連続、峰の茶屋跡からは広い登山道を朝日岳のきれいな紅葉を眺めながらロープウエイ山麓駅上の駐車場まで下りました。この那須岳でいつの間にか百名山のうち99座登頂、後残るは筑波山だけとなりました。
写真は朝日岳の東面と南面の紅葉、朝日岳山頂からの茶臼岳と日光方面の遠望です。
その夜は岳温泉に移動して3年前に泊まった宿に宿泊。その時は雨で登れなかったのでリベンジです。13日は早めにあだたらロープウエイに並びましたが、この日も行列ができていました。山頂へは所々紅葉した尾根を登りますが、上の方は完全にガスの中、山頂の乳首もぼんやりしか見えない中登頂、下りは沼ノ平の光景も眺められず、くろがね小屋を目指しましたが、いつの間にか勢至平に直接下る道に入ってしまいました。勢至平からは広い道になりましたが、結構長い下りでした。この日も岳温泉泊。
14日、天気予報は相変わらず北東気流のため良くありませんが、東吾妻の浄土平まで車で上がりました。目の前に噴煙を上げる一切経山とコンパクトな吾妻小富士が両側に。まずは一切経山へ。登山口にそばに浄土平天文台のドームが。ここは古いアマチュア天文マニアには憧れの天文台だったのですが、昼間は閉まっています。1時間弱で酸ヶ平避難小屋、さらに30分の登りで一切経山山頂です。北にある「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼の景色はガスでぼんやりでしたが、下り始めて酸ヶ平と鎌沼の景色がきれいに眺められました。
浄土平に戻って反対側の吾妻小富士へ。ここはよく整備された歩道で直径500m程の噴火口を50分程で一周しました。
4日間天気は北高型で関東から南東北は曇りがち、山もガスがかかって展望もあまりありませんでしたが、所々きれいな紅葉が楽しめた山行でした。 by ナベさん