竜宮城に連れてって！

今日は近所でウミガメの公開放流があるというので、行ってみました。
子ガメを手にのせてみると、変温動物のくせに温かいし、甲羅もまだ硬くなく、やっぱり「子」でした。
体長65mm、体重20gだそうです。

子ガメはアカウミガメです。
海に向かって行く様子を撮るのにTVカメラの人も大変です。


鳥屋としては、近くを飛んでるウミネコやカラスに子ガメが襲われりゃしないか、と心配しましたが、ウミネコたちは全然気にしてませんでした。

そういえば、ウミガメと言えば、思い出すことがあります。

数年前、
「今夜、ウミガメが産まれるから、砂浜から出てきて海に帰るところが見られるよ」
と、ウミガメを調べていたA先生が言うので、一緒に見学させてもらいに夜中の海に行きました。
A先生は何年もウミガメを研究してきているので、産まれる日がわかると言うのです。すげー。
うすら寒い秋の真夜中の真っ暗な砂浜で、A先生も含め見学者数人が今か今かと待つこと数時間・・・

出てきません！

「今日出ないなら明日出るよ。間違いない！」
とA先生は相変わらず自信満々なので、
僕は次の日も行きました。

でも出てきません！

「今日出ないなら明日出るよ。間違いない！」
とA先生は再び自信満々なので、そのまた次の日も夜中の砂浜に行きました。見学者は僕一人でした。

それでも出てきません！

さすがに3日連続出ないし、一人で寂しいので、僕はあきらめました。が、そのまた次の日、友達がなにげに見に行ったら、出たというのです。

なんだよ、チキショー。
砂浜から出るとこが見てーよ。