オレ達は太陽と一緒に戦っている

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あまちゃん第147話 変わらないあまちゃんアキちゃん

2016-03-30 22:24:37 | あまちゃん放送中
2012年2月北鉄の存続をかけた市長選挙が始まりました。
足立先生のサポーターに就任した潮騒のメモリーズ

再結成された潮騒のメモリーズが動き始めました
足立先生の演説を聞き「んだんだんだ!」と煽るアキちゃん。

そして有権者の前で土下座をしてお願いする足立先生。
土下座効果と潮騒のメモリーズ効果で見事当選を果たしました
リアスで大吉たちに祝福される足立先生を見て「よかったなユイちゃん」と話しかけるアキちゃん。
「よかったのかな。だって市長の娘のご当地アイドルなんて無駄にセレブ感でちゃわない?」と心配するユイちゃん。
「もともとそれほど親しみやすくねえから大丈夫だ」と笑顔で話すアキちゃんにユイちゃんも納得しました

アキちゃんがリアスから出るとひとりビールを飲んでいるストーブさんがいました。
「どうした?そんなところでたそがれて」とアキちゃん。
「いやたそがれてはいない。風に当ろうと思って」とビールを飲みながら答えるストーブさん。
「気をつけてください。ストーブさん自分が思っている3倍は負のオーラでてますからね。そんな顔でホームさ立ってたら誰が見ても飛び込むと思うからね!」といつものように失礼なアキちゃん

「アキちゃん今回のことはほんとにありがとね」と笑顔でお礼を言うストーブさん。
「いやいや礼にはおよばねえ。オラ一票入れただけだもん」と答えるアキちゃん。
「親父もだけどそれよりユイのこと」と妹を立ち直らせてくれたことを感謝するストーブさん。
「ああそれこそ礼にはおよばねえ。親友だもん。それにオラの最終目標は海女カフェの復活だ。肝心のユイちゃんが落ち込んでたら海女カフェ建ててもしゃあねえからな」とアキちゃん。

「アキちゃん選挙行ったの?」と尋ねるストーブさん。
「んだ。オラもう二十歳だもん。国民の義務だ」と苦そうにビールを飲みながら答えるアキちゃん

「お酒飲んでる!」と驚くストーブさん。
「まあな形だけだ」と二人で笑います

「あどうもどうも」「まあまあまあ」ストーブさんにビールを注ぐアキちゃん。
「そっか…初めて北三陸来た時いくつだっけ」と尋ねるストーブさん。
「高2の夏だから…16だな」と自分でビールを注ぎながら答えるアキちゃん。

「ああまあまあ」とアキちゃんのビールを注ごうとするストーブさん。
「まあまあ」と後ずさりするアキちゃん。
「まあまあまあ」とアキちゃんに食らいつくストーブさん。
「なんだかおっさんみてえ」とふたりで笑い出しました

「ストーブさん。オラ変わったかな?16の時より少しは大人になったかな?」と尋ねるアキちゃん。

「いや」と答えるストーブさん。
「そうか」と答えるアキちゃん。
「ごめん。嘘ついてもしょうがないし。アキちゃんは全然変わらないよ。それはでもすごいことなんだよ。東京の子が田舎に来てさ海女になって東京行ってアイドルになって映画に出てまた帰ってきてそれで変わらないんだもん。たいしたもんだよ。普通色々あるって。いい気になったり派手になったり男できたり」と話すストーブさん。
「男はできたよ」とすかさずツッコミを入れるアキちゃん

「うん…でも基本は変わらないアキちゃんは」少し動揺しながらも話をまとめたストーブさん。
ストーブさんの話を聞きよかったと嬉しそうなアキちゃん。

「芸能界さいると…ていうか東京がそうなのかな。成長しないと怠けてるみたいに言われるべ。でもな成長しなきゃダメなのかって思うんだ。人間だもん。ほっといたって成長するべ。背が伸びたり太ったりやせたりおっぱいでっかくなったりな。それでも変わらねえ。変わりたくねえ部分もあると思うんだ。あまちゃんだって言われるかもしんねえけどそれでもいい。プロちゃんにはなれねえしなりたくねえ」と自分の気持ちを話すアキちゃん。

アキちゃんの話に聞き入り言葉がでてこないストーブさん。
「なんだよ。たそがれて」と突っ込むアキちゃん。
「いや…男はできたよのダメージが予想外に重くて」とたそがれるストーブさん
「変わんねえなストーブさんは!」とストーブさんの背中を叩くアキちゃん。
笑いながらビールを飲むストーブさん。
「がんばっぺ。海女カフェ担当」と乾杯する二人。
「ああうまくねえ」とビールは苦手なアキちゃんでした。


一方東京では大事件が。
鈴鹿さんが社長である春子の許可なしで東北チャリティーコンサートの企画を進めていました。
「決めるのは社長の私ですから。あなたは一所属タレント!」と鈴鹿さんを叱る春子。
「一て一人しかいないのにね」と太巻と笑う鈴鹿さん

春子の冷たい目線に気付き謝る太巻。
「やっと見つけたんです。私に出来ること。私がやらなきゃいけないこと。今までは女優として役を介して東北の皆さんに元気になってもらいたいなって思ってきたけどもっと直接はげましたい。生身の鈴鹿ひろ美の声をね。届けたいって」と真剣に春子の説得を始める鈴鹿さん。
しかし春子はリサイタルを反対し歌以外の表現方法を薦めました。
「歌はほら持ち歌が少ないしブランクもあるし」と傷つけないように諦めさせようとする春子。
しかし「音痴だし?」と自分からNGワードに触れる鈴鹿さん。

鈴鹿さんは春子たちがチャリティーソングのイベントを無断で断ったことに気付いておりショックを受けていました。
「社長を責めてるわけじゃないの。ただあなたは自分が影武者だってこと告白してスッキリしたかもしれないけど私はまだ渦中にいるんです。戦ってるんです。自分の移ろいやすい音程と」
移ろいやすいという言葉に反応する太巻と正宗。
「逃げるのもう嫌なんです。下手でもいい。不完全でもいい。自分の声で歌って笑顔を届けたい。ずっとコンプレックスだった。移ろいやすい音程を私なりに克服したい。そう思って去年の夏から口の堅いボイストレーナーに付いてレッスンしてるんです」と本気で向き合っていることを明かす鈴鹿さん。

アカペラでその成果を披露する鈴鹿さん。
しかし…みんなの反応の悪さに落ち込む鈴鹿さん。
なんとかフォローしようとする太巻ですがほめるところが見つかりません
去年の夏からレッスンを受けているのに上達した様子が見られない鈴鹿さん。
「すぐクビにした方がいい。お金もったいない!私やります。私が歌唱指導します。鈴鹿さんの!」鈴鹿さんの本気が春子の気持ちを動かしました

「やるの?リサイタル」と驚く太巻と正宗。
「やりましょ!」と力強く鈴鹿さんに呼びかける春子。
「ふひ」と嬉しそうに笑う鈴鹿さん

ウニ丼の車内販売から戻ってきたアキちゃん吉田さんが鈴鹿さんのポスターを貼っているのを見つけました。
「チャリティーリサイタル…歌うのか」と驚くアキちゃん。

春子と電話中の大吉の所へ行くアキちゃん。
会場の相談をしているところでいい場所が見当たらず難航している様子でした。
「鈴鹿さんの希望は?」と尋ねる大吉。
「え!海女カフェで」と叫ぶ大吉にじぇじぇじぇと驚くアキちゃんでした。


ストーブさんはアキちゃんのいいところをよくわかっていると感じる会話でした
片意地張らずにぶれずに変わらずに自分のよさを残していけるってすごいことですよね
被災地に対する想いや自分の苦しみを話す鈴鹿さんと鈴鹿さんの気持ちを理解し力になる春子にぐっときました。
鈴鹿さんが海女カフェを指定したのもアキちゃんに対する恩返しかなって思いました。

今日のアキちゃん

春子と大吉の電話を聞く海女のアキちゃんです
でっかい財布がかわいすぎます
ストーブさんとの会話のアキちゃんの表情もどれも素晴らしかったです





あまちゃん第146話 めんどくさいユイちゃんお帰り

2016-03-29 22:56:55 | あまちゃん放送中
「やっぱり現役アイドルは違うなあ」と嬉しそうなアキちゃん

GMTが北三陸にやってきて大騒ぎの北三陸駅。
しかしユイちゃんは複雑な表情を浮かべてリアスに入りました。

リアスに入るGMT。大吉たちもスナックまで解放しての歓迎ぶりです
「GMTがやってきた。じぇじぇじぇだな」とぼける菅原さんですが河島さんに流されてしまいました
河島さんの興味はアキちゃんの相方でした。

「潮騒のメモリーズの訛ってないほうね」と気を利かせるリーダー
「かわいか方やなかと?」と嘘がつけない性分の真奈ちゃん
「ああユイちゃん?」とピンときたアキちゃん。

「なに?」いつの間にか後ろにいて飲み物を出していたユイちゃん。
「かわいい」一目見てユイちゃんにハマる河島さん。
「こちらオフィスハートフルのちっちゃい方の河島さん」と紹介するアキちゃん。

「おおまあ大きいほうはいないけど」とアキちゃんの紹介に戸惑う河島さん。
河島さんが話しかけるも軽く挨拶を済ませ買い物に行くユイちゃん。
「かわいかねー」「素材の違いは否めないよね」と手放しで褒める真奈ちゃんとベロニカ。
「でもなんか影があるね」とある意味的確なリーダー。
「そこがいいんだよお」とすでに骨抜きにされていそうな河島さん。
「ごめん。多分人見知りしてんだ。喋ってみたら意外と面白いしそのギャップがまたたまんねえんだ」とユイちゃんをフォローするアキちゃん

ウニ丼が食べられると知り大喜びのGMT
「その前に差し支えなかったら例のヤツ見てみたいなあ」と自己紹介をおねだりするいっそんたち。
快く引き受けてくれるGMT
次々と自己紹介をするみんなを笑顔で見守るアキちゃん


そこへ噂を聞きつけ今野夫妻も駆けつけました。
「残念。今自己紹介終わったとこだ」とアキちゃん。
復興祈願靴下を渡しお願いする今野さん。
かつ枝さんも琴ちゃんを使っておねだりしました
「残念。今自己紹介終わったとこ」とGMTのことを考え諦めてもらおうとやんわり言うアキちゃん。

それでもあきらめないかつ枝さんのおねだりに琴ちゃんがついに泣き出してしまいました
仕方なく自己紹介をもう1回してくれることになりました。
一方東京でもあるチャリティーの企画が動いていました。
太巻は鈴鹿さんにチャリティーソングの仕事が来ていると春子に相談しに来ました。
春子は反対ですが断りづらいと悩む太巻。
「本人にはオファーがあったこと知ってんの?」と確認する春子。
「家内には…」と言いかけ春子の殺気を感じ言い換える太巻。
「鈴鹿さんには見せてません。というのも最近家内…は歌に興味を示しておりまして。口の堅いボイストレーナーを紹介しろと。あなたがあんなこというから」と春子を見てチクリと皮肉を言う太巻。
「私のせい?やあだ怖い!無理!絶対無理音感の持ち主なんだから」と取り乱す春子。

しかし歌うのは「さくらさくら」の一行だけ。
これなら何とかなるかもと思った春子ですが森公美子とセリーヌディオンの間でうたうことを知り
「無理!音痴が際立つ!」と叫ぶ春子でした。
買い物から帰ってきたユイちゃん。GMTの自己紹介はまだ続いていました。
ここでアキちゃん意を決したようにステージに立ちました

「じぇじぇ」アキちゃんの登場に大いに盛り上がるリアス
「岩手県北三陸で海女さんやってます。潜水士の資格も持ってます。あまちゃんこと天野アキちゃんです!」と自己紹介を披露するアキちゃん

「6人合わせてGMT6!」

盛り上がる様子をイライラしたような寂しそうな複雑な表情で見つめるユイちゃん。

久しぶりのまめぶを楽しむGMTですが移動の時間が迫ってきました。
「アキは海女さんやってないの?」と尋ねるリーダー。
「うん。今年はウニが津波に流されちまって」と答えるアキちゃん。

「お話中すいません。追加でご注文頂いてよろしいですか?」とユイちゃん。
「あ…お構いなく」と返す小野寺ちゃん。
「いやいやそうじゃなくて。いつまでも貸切にしてたら商売になりませんから」と宣戦布告するユイちゃん。
不穏な空気が流れますが先輩が登場し再び盛り上がるGMT。
GMTと親しげに話す先輩を見て「教え子教え子だし」と羨ましそうないっそん。
アキちゃんとの恋の進展を聞くリーダー。
「すいません。ご注文。ご注文」と割ってはいるユイちゃん。
「じゃあコーラファイブ」とノリノリで笑顔で返すリーダー。

イラッとして舌打ちをするユイちゃん

「アキとはどうなの?チューしたとやろ」とはやし立てられるアキちゃんと先輩。

「カラオケありますけど…歌います?」とコーラ5つをたたきつけるユイちゃん。
やんわり断る河島さんですがまたまたおねだりする北三陸のみなさん
「プライベートですもんねえ」と河島さんの肩を持つように見せる菅原さん。
「別に…」とリーダ。
「いいんですかあ!」と叫ぶ菅原さん。隙を見逃さないものすごい交渉術です
アキちゃんも混ざっての「地元に帰ろう」熱唱です

「はいまめぶー」みんなで記念撮影です

「久しぶりに会えて嬉しかった」とアキちゃん。
「うちら危なかったからね。あの子上京してたら間違いなくセンター!」とユイちゃんのことを認めるリーダー。
「そっかそうだよな」お座敷列車の写真を見て微笑むアキちゃん

「頑張ってけろ応援してっから」寂しそうに仲間を見送るアキちゃんでした。

GMTが帰り後片付けをするばっぱとユイちゃんたち。
GMTが来ていたことを知りショックを受ける勉さん
「河島さん来てたんだ」と懐かしそうなミズタク。
「んだ。ユイちゃん見たらあがっちゃって名刺渡すのが精一杯だった」と自分のことのように嬉しそうなアキちゃん

「すごいじゃん」とミズタクも嬉しそうですが当の本人はそっけない態度でした。
「ていうかあんなレベルでテレビとか出られるんだね」と毒を吐き始めるユイちゃん。
「小野寺って子も思ってたより普通ってか若くてかわいいだけリーダー性格悪そうだし沖縄の子はキャラだけだし」と皿を磨きながらどんどんヒートアップするユイちゃん。
「ベロニカは?」と尋ねるミズタク。
「あれは狙いすぎ。あの枠は今トリンドルがいるから厳しいっしょ。ずば抜けてかわいい子もいないしずば抜けて歌がうまい子もいないしアイドルとしては限りなくCに近いB級。地元に帰ろう?てかおまえらが田舎に帰れってかんじ
腹黒毒舌ユイちゃんアクセル全開フルスロットルです!

「ちょっと待ってけろ。一応みんなオラの友達で」とアキちゃん。
「友達?ああそうだよねごめんごめん」と少し落ち着くユイちゃん。
「いやでもさ友達だからっていきなり押しかけてきて大騒ぎして素人レベルの歌聴かされて興味のない人間にとってはこの上なく迷惑だしリーダー性格最悪だし!アキちゃんGMTだったら余裕でセンター取れるよ」と毒舌が止まらないユイちゃん。
ユイちゃんの変化を感じたアキちゃん。

「じゃあユイちゃんだったら?」と尋ねるミズタク。
「私は…私はいいよ。もうそういうの」とユイちゃん。
明らかに過去のユイちゃんに戻っている。
これはチャンス!とまゆげを動かし合図するアキちゃんばっぱミズタク。

「あんなんでチヤホヤされるなら潮騒のメモリーズの方がよっぽど可能性あると思うな」と今までの鬱憤を晴らすように毒舌を爆発させるユイちゃん。
カウンターに入りユイちゃんのそばに来たアキちゃん。
「じゃあやろうよ」とユイちゃんを誘いました。

「えっやんないけど」と断るユイちゃん。
「やんないよお店あるし…でもさあ!」
「なんだよさっきから!でもさあでもさあってやりないの?やりたくないの?」と勝負をかけるアキちゃん。

「やりたいよ!……やんないよ。やりたいよお!でもやんないよお」と煮え切らないユイちゃん

「やりなよ」とミズタク。
「やんない」と断るユイちゃん。
「やればいいのに」とばっぱ。
「やんないよ」と再び断るユイちゃん。
「やれよ!」と叫ぶストーブさん。
「やるよ!」と叫びついに受け入れたユイちゃん

「やったあ!」と叫ぶ勉さん
そんなユイちゃんを見て笑うばっぱとミズタク。
「まじで?」と嬉しそうに聞くアキちゃん。

ユイちゃん無言でストーブさんに潮騒のメモリーズ現象第2章と書かれたノートを渡しました。


「再結成からお座敷列車までのストーリーをまとめたの。読んどいて」とユイちゃん。

「やる気マンマンじゃん」と嬉しそうなアキちゃん

「もう失敗は許されないからね!全開の反省を踏まえてしっかり戦略練らないと。水口さんわんこチャンネルの池田Dに連絡しといて。お兄ちゃん観光協会のホームページに再結成の情報流して」と的確な指示を出すユイちゃん。
「ごめん。私嘘ついてた。全然諦め切れてないし全然吹っ切れてないし物分りいいフリしてたけど無理。なんかGMTの歌聴いてたらイライラしちゃって。もちろん私に。なんか同い年なのになにやってるんだろ私って。いつもめんどくさくてごめんね」とアキちゃんに本心を明かすユイちゃん。

「お帰り」と笑顔のアキちゃん

「めんどくさいユイちゃんお帰り」と手を差し出すアキちゃん。

「ただいま」とアキちゃんの手を握るユイちゃん。

そんな二人を暖かく見守るばっぱたち。

潮騒のメモリーズ第2章の始まりです


ユイちゃんがついに完全復活しました
一緒に活動するはずだったGMTがユイちゃんに火をつけてアキちゃんばっぱミズタク勉さんストーブさんというユイちゃんのことを見守り続けていた人々のチームプレーで立ち直る流れが最高でした
ユイちゃんの毒舌面白すぎでした
リーダーとユイちゃんのバトルも面白かったです
コーラファイブはたしかにイラッとくるかも

今日のアキちゃん

「めんどくさいユイちゃんお帰り」と微笑むアキちゃんです
アキちゃんだけが上京して本当に色々ありましたがこの笑顔ですべてが報われた気がします
最強コンビの復活です



あまちゃん第145話 懐かしんでる場合じゃないべ!

2016-03-28 21:31:31 | あまちゃん放送中
天野家で一年半ぶりの再会を果たすミズタクとユイちゃん。
「なんでいるの?」ユイちゃんにとって今一番会いたくない人でした。
「諦めきれなくて。もう一度君とアキちゃんで潮騒のメモリーズを…」
「やりません!」ミズタクの言葉が終わる前にミサンガを投げつけ走り去るユイちゃんと追いかけるアキちゃん。

ミズタクはリアスに挨拶に行きました。
春子の計らいで岩手北三陸支社長の肩書きを与えられました。
ここを窓口にして普段は勉さんのお世話になるつもりと説明するミズタク。
「それよりミズタク。マサと春ちゃんが再婚するってリアルか?」と尋ねる大吉。
「リアルです」と答えるミズタク。
「めでたい!限りなくウーロン茶に近いウーロンハイ!」と再婚を祝福する大吉。
「ほんとは少し寂しいくせに」と美寿々さん。
「春ちゃんにはマサが一番しっくりくるんだ。よし!オラも新しい恋探すべ」と未練を断ち切るように立ち上がる大吉。
そこへ疲れ果てた安部ちゃんが入ってきました。

「なしてこのタイミングで」と呟く吉田さん。
「安部ちゃん」安部ちゃんを見つめながら話しかける大吉。

「大吉さん」同じように大吉を見つめながら答える安部ちゃん。
「いやいやいや」とツッコミを入れるリアスの人々でした。
一方アキちゃんとユイちゃんは北鉄の車庫にいました。
「ねえここ来たことある?」とアキちゃんに尋ねるユイちゃん。
「種市先輩と」とうなずくアキちゃん。
先輩との思い出を懐かしむアキちゃん

「その後映画でそういうシーンやったんでしょ?」とユイちゃん。
「ああやったね」と答えるアキちゃん。
「すごいやアキちゃん。夢かなえたね」と拍手するユイちゃん。
「いやいや」と返すアキちゃん。
「私アキちゃんの友達でよかった。これからも仲良くしてね」と微笑むユイちゃん。
「おも!なんかわかんないけどおも!」嬉しさよりも重圧感に息が詰まりそうなアキちゃんでした

「あ!これお座敷列車!そうだよね?」お座敷列車に書かれていたキャラクターを見つけてテンションが上がるアキちゃん
「懐かしいね」と冷静に答えるユイちゃん。
「やっぱりオラ北鉄が好きだ。ユイちゃんと初めて会ったのも北鉄だったし。ウニ丼売ったりウニ丼食ったり…」と楽しかった思い出を話すアキちゃん。
「駅でケンカしたりね」とまたもや冷静に答えるユイちゃん。
「ああお座敷列車の直前な」とアキちゃん。

「あん時ごめんね。ていうか私にとって青春の一ページになっちゃった」と自虐するユイちゃん。
「おも!どこから責めてもおも!」と表情を曇らせるアキちゃん

ある車両を前にして足を止めるユイちゃん。
「これ私が閉じ込められていた車両。…あれから乗れなくなったの北鉄」と震災当日の事を思い出すユイちゃん。
「震災から5日で走り出したんだけど無理だった。今もう平気だけど」と話し車両に乗り込むユイちゃん。
「ユイちゃん?」アキちゃんもユイちゃんの後に続いて北鉄に乗り込みました。

リアスでは大吉がミズタクにユイちゃんに何があったのかを説明していました。
「あの時のユイちゃんの表情今も目に焼きついてる。何が起きたのかわからねえのにもうあきらめているような何ともいえねえ顔」と話す大吉。
「だからよそのユイちゃん引っ張り出してお座敷列車やろうなんてたやすいことじゃないぞ水口」と大吉。
菅原さんやストーブさんもミズタクにエールを送りますが勉さんに挨拶に行くためにいつの間にかいなくなっており代わりにぬめっとした池田Dがカメラを回していました

再び北鉄の車庫に舞台が移ります。
「私の話よりさ芸能界の話聞かせてよ。帰ってから一ヶ月もたつのにアキちゃん全然話してくれないんだもん」とユイちゃん。
「ごめん。聞きたくねえかなと思って」と答えるアキちゃん。

「地震の前はね。アキちゃんがテレビ出ると消してた。CDも一回も聞いてないし映画も見に行ってない。ごめんね。悔しかったし嫉妬している自分も嫌いだった。周りもあたしに気使ってたのかな」とユイちゃん。
アキちゃん返す言葉が見つかりませんでした。

「でも今はもう悔しくないよ。みんなも私に気使わないし悔しいとか嫉妬とかそういう感情沸くのって元気な証拠なんだよね」とユイちゃん。

「やっぱり重い。表情や口調は明るいのに重い」と沈黙し考え込むアキちゃん。

そんなアキちゃんを見て「ごめんね重くて。そろそろ行こっか」と明るく声をかけるユイちゃん。
リアスでは吉田さんたちがお座敷列車を思い出しセンチメンタルになっていました。
みんなに喝を入れようとマイクを取った酔いが回っている大吉でしたが…
「懐かしんでる場合でないべ」突然現われたアキちゃんがマイクを奪い叫びました

「あんなもんじゃねえ。今のオラとユイちゃんが本気出したらあんなもんじゃねえよ!」と叫ぶアキちゃん。
「ごめん。さっきまでユイちゃんと喋ってたんだけどあんまり張り合いねえからさあ
ユイちゃんいつからああなった?昔はもっと腹黒くて自己中だったべ!」と興奮が収まらないアキちゃん。

「今はなんか何喋っても作り笑いでうなずくだけで何も帰ってこねえ。…なんかそういうことわざあるよね!暖簾に…暖簾に…押し寿司みてえな」と相変わらずのアキちゃん

「腕押し。暖簾に腕押し」と訂正する安部ちゃん。
アキちゃんの感情は収まらず「やるよ。オラお座敷列車ユイちゃんがやらなくても安部ちゃんと二人でもやるよ!」と宣言します。

「いやいやいや」と否定する吉田さんたちにぶち切れるアキちゃん。
「あんたがたにとっては懐かしい思い出かもしんねーがオラにとっては大事なスタート地点だ。海女カフェ復活へ向けての大事なチャンスだ。真剣にやってもらわないと困るんだ!」とアキちゃん。

お座敷列車前にユイちゃんに怒鳴られた事を思い出すアキちゃん。
「どうしたの?」とストーブさんに聞かれましたが
「なんでもねえ」とごまかすアキちゃん。

一方採掘場の前で勉さんを待っているミズタク。
姿を現した勉さん。ミズタクの姿を見て言葉を失いました。
勉さんに話しかけますがミズタクを相手にせず仕事の準備をする勉さん。
なんとか必死に勉さんを説得しようとするミズタク。
「うるせえな!口じゃなくて手動かせ」とミズタクを叱る勉さん。
「こんなかにあるべ道具。忘れたか?」
急いで道具を取りに行くミズタク。
水口用と書かれた道具一式が残っており驚き勉さんを見るミズタク。

「ついてこい」とミズタクを促す勉さん。
走って仕事場に行くミズタクを見て嬉しそうに微笑む勉さんでした

日が替わりアキちゃんが帰ってくるとばっぱが誰かと電話をしていました。
「だからさーそのでーじーがわからないさあ」とばっぱ。
ピンときたアキちゃん「じぇじぇ!ちょっとかしてけろ」と電話を代わりました。
「喜屋武ちゃん?」とアキちゃん。
「喜屋武ちゃんさあ。夏ばっぱうちのこと忘れてる。もうでーじ悲しい。海女カフェも瓦礫の山だしさあ」となぜか海女カフェにいる喜屋武ちゃん。

「海女カフェ?なんで喜屋武ちゃん海女カフェさいるの?」と尋ねるアキちゃん。

「あもしもし天野?」河島さんもいました。
「ああちっちゃい方の河島さん」とアキちゃん。
「…うん。実はさ宮古で復興チャリティーコンサートがあって天野の実家このへんさーこのへんたいねーって話になって足伸ばしてみたんだけど」と説明する河島さん。
「じぇ。じゃみんないるの?」とアキちゃん。

GMTが北三陸にいる事はすぐに広まりました。
「駅長!GHQが来てます!」とボケる吉田さんにそれを聞いてお茶を吹き出すおじいちゃん。

大勢のファンに囲まれながらGMTがやってきました




アキちゃんとユイちゃんの北鉄車庫での会話が面白かったです
この時点でユイちゃんはアイドル活動を再開したくてうずうずしているとしたならすれ違う二人の会話がちょっと微笑ましく思えます
その後のアキちゃんのマイクパフォーマンスが最高でした
勉さんとミズタクの再会は少年マンガのような熱い展開でした
そして今日はお茶を吹くおじいちゃんメガネの喜屋武ちゃんとサングラスのリーダー締めは銀次と小ネタが面白い回でした

今日のアキちゃん

アキちゃん怒りのマイクパフォーマンスです
「腹黒くて自己中」というユイちゃん評が的確で面白かったです
アキちゃんの表情も最高でした




あまちゃん第144話 ミズタクの原点 

2016-03-26 22:56:20 | あまちゃん放送中
突然北三陸を訪れ豪快にウニ丼を食べる梅さん。
アキちゃんと先輩が駆けつけましたが先輩の様子がどこか変でした。

それもそのはず先輩は梅さんに無断で北三陸に戻ってきていました。
「すいません。勝手してすいません」と頭を下げる先輩。
「何も言うな種。言わなくてもわかってる。こんなうまいもの食えるやつが東京なんか来なくていい!こっちで頑張れ」と先輩にエールを送る梅さん。
「種市のことよろしくお願いします」といっそんに頭を下げる梅さん。

アキちゃんの顔を見ていつものように微笑む梅さん

久しぶりに梅さんの姿が見れて嬉しそうなアキちゃん

北三陸に滞在した時間わずか48分、ウニ丼7つ食べて10時間かけて帰っていきました。
海女の格好でドキュメンタリー番組の取材を受けるアキちゃん。

一方東京では正宗が甲斐さんに春子との再婚の証人になって欲しいと春子に秘密で頼んでいました。
そんな中ミズタクを連れイライラした表情の春子が入ってきました。
「緊急事態!仕事辞めたいんだって!」と春子。
「長い間お世話になりました」と辞表を渡すミズタク。
正宗が辞表を確認しようと封筒を手にとりますが中身は空っぽでした。
「中身?えっ辞表って中身いるんですか?」と天然ミズタク
「はああ」ますますイラつき封筒を丸め捨てる春子。

理由を聞こうとする春子ですが奥歯に物が挟まった言い方のミズタクに怒りが収まりません。
「はっきりいいなさいっていってんの!」と怒鳴る春子。
「仕事が面白くないんです」と本音を話し始めたミズタク。
「太巻さんのところにいた頃からずっと磨けば光る原石を扱ってきました。でもはじめから光ってる女優さんにどう接したらいいかわかんないです」

「ダメだ論点ずれてる。鈴鹿さんは悪くないです。僕が自分が思っている以上にアイドル熱高めというかそれ以外興味ないっていうか」と自分の気持ちを話すミズタク。
「わかるよ。鈴鹿さんも僕ら世代のアイドルだったけど結婚しちゃったもんな」と感情を込めて言う甲斐さん。
「君が無類のアイドル好きだというのは分かった。でもね水口君。好きじゃないことや向いてない事を避けて生きていけるほど今の世の中甘くないと思うよ」とミズタクを諭す正宗。

「理想を掲げてそれを実現させる人間なんて一握り。それが出来なくてみんな苦しんでる。人生は長い。道に迷ってもいい。遠回りしてもいい。込んでたらわき道に入ればいい。どこかで誰かを拾うかもしれない。着いた場所が目的地だよ」とばっちり決まった正宗。しかし…
「そうかなあ。私この人の意見に大反対!」と反論する春子。
「着いた場所が目的地ってそんなの言い訳じゃん!自己満足じゃん!わき道?遠回り?誰か拾う?電波少年かよ!」すごい勢いで正宗を完全否定する春子。

春子から目線をそらし「目的地は見えてるの?」とミズタクに尋ねる正宗。
「はい戻りたい場所はあります」と答えるミズタク。
「お座敷列車でしょ!」とミズタクの考えをお見通しの春子。
「はい。やっぱりあれが僕の原点っていうか」とお座敷列車の動画を見るミズタク。

「拙いけど一生懸命歌う二人。それを見守る田舎の人達の屈託のない笑顔と拍手。声援と窓の景色と全部が終わった後の虚無感と…僕の中のアイドルって結局これなんです。このときの興奮を追い求めているんだなあと」と話すミズタク。
「興奮しているように見えなかったけど」と突っ込む春子に「顔に出ないもんね」とフォローする正宗。
その横では初めてお座敷列車の動画を見て興奮を隠せない甲斐さん

「なんとかアキちゃんを歌手デビューさせるところまで行ったけど今北鉄が袖が浜で止まっていることを聞いてなんか…なんかもったいないなって。復旧させすれば線路は日本中に繋がっているんだから北三陸に限らず全国に広めていけるんじゃないかって」と潮騒のメモリーズに対する想いを話すミズタク。
一方北三陸ではアキちゃんがPR動画の撮影を行っていました。
「ご無沙汰してます。潮騒のメモリーズでおなじみ海女のアキちゃんですせっかく帰ってきたんですが今年はウニがいなくて潜れません。じぇじぇじぇ

「でも私達はあきらめません。港に船が戻ってくる日を信じて復興のシンボル海女のミサンガを編んでます!」

「これは津波で破損した底引き網を再利用して作りました」

仮事務所ではミサンガを編むユイちゃんや海女クラブの姿がありました。

純喫茶アイドルではお座敷列車の動画にみんな釘付けになっていました。
「あんたもか。あんたも北へ行くのね。種市くんがね田舎に帰っちゃったのよ。そんなにいいか?北三陸。何にもないじゃん。まめぶとウニ丼と釣鐘堂とあとなんだ…」
「琥珀」と答えるミズタク。
「ていうか私の地元だよ。何であんたの方が好きになるのよ」と春子。
「わかったわよ。いきなさい」と春子。
「いいの?」と正宗は言いますが
「心がここにない人引き止めても無駄じゃん。去るものは追わずよ!」と春子。

「あ…今の夏さんの…」とミズタク。
「「うるさい!鈴鹿さんには自分で言いなさいよ。そこまで面倒見きれないからね!」と店を出る春子。
いい雰囲気で春子の後姿を見ていたミズタクでしたが突然甲斐さんが取り乱しました。
正宗が婚姻届を忘れて出て行ったからでした。
「ああ何やってんだよオレ!オレ配偶者じゃないよ!」
あわてて名前を書く甲斐さんですが配偶者のところに書いてしまいました

北三陸に戻ってきたミズタクにビールを用意するアキちゃん。

「こっちは来るものは拒まずだから構わねえだ」と歓迎するばっぱ。

「生活どうすんだ?仕事ねえど」と意外に現実的なアキちゃん。
「それはなんとか。アキちゃんにもいい知らせ」とミズタク。
「なになに」と興味津々なアキちゃん。

「アキ。おめえの父ちゃんと母ちゃんより戻すみてえだ」とばっぱ。
「なあんだ」と反応の薄いアキちゃんにそこはじぇじぇじぇでしょと突っ込むミズタク。
「あの二人はずっと夫婦だからいまさら天野でも黒川でも中身は一緒だ」とアキちゃん。
そこへミサンガを持ってユイちゃんが現われました。
「久しぶり」ミズタクとユイちゃん実に一年半ぶりの再会でした。




今日は梅さんのかっこよさ優しさに痺れました
先輩の気持ちを汲んで無断で帰った先輩を責めずにいっそんに先輩のことを頼んだ姿は最高でした
アキちゃんに微笑むのも良かったですね
潮騒のメモリーズに対するミズタクの熱い想いも伝わりました。
ミズタクを諭したり再婚が決まって泣きながら婚姻届を書いたり正宗大活躍でした

今日のアキちゃん

「あの二人はずっと夫婦だからいまさら天野でも黒川でも中身は一緒だ」
アキちゃんの家族想いの性格が出ている場面ですね
こんなことアキちゃんが言ってたと知ると二人ともまた嬉しくて泣いちゃいそうです。



あまちゃん第143話 北三陸の月と太陽

2016-03-26 01:00:50 | あまちゃん放送中
瓦礫撤去にウニの放流北三陸は再生に向けて歩みだしました
北鉄もアキちゃん効果や地道な努力の結果乗客数が1000の大台に乗りました
「アキちゃん。春ちゃんさ電話つないでけろ」と大吉。
突然の大吉の言葉に不思議そうな表情のアキちゃん。

「今でねえとダメなんだ。ちゃんとお礼言わねえと。アキちゃんのこと気持ちよく送り出してくれてありがとうって。ユイちゃんもだ。道踏み外した時に手差し伸べてくれたのは春ちゃんだった」と話す大吉。
大吉用ウーロンハイを作りながら大吉の話を聞くユイちゃん。

「結局春ちゃんはいるんだよ。北三陸に。今はいねえけど間違いなくいるんだ」と春子に感謝する大吉。
大吉の気持ちが分かり春子に電話をするアキちゃん。

「あママ?寝てた?」とアキちゃん。
「寝てたわよ。何時だと思ってんの。ていうかさどんだけ楽しいかしんないけどさ電話ぐらいしなさいよ!」と相変わらずキツイ春子。
「大吉さんがお礼言いたいって。ママに」と大吉に電話を代わろうとするアキちゃん。

「大吉さん、ママだよ」しかし大吉はウーロンハイで酔ってしまい倒れるように眠ってしまいました
「ごめん。寝ちゃった」と春子に伝えるアキちゃん。

「はあ?」と呆れる春子。
「また電話する。必ず電話する」と言って電話を切るアキちゃん。
いつの間にかユイちゃんがいないことに気付くアキちゃん。
ユイちゃんはアキちゃんと先輩を二人きりにさせるためタクシーを呼びに行ってました。
鈍感なストーブさんに「気使えよ」と突っ込むユイちゃん。
リアスにはアキちゃんと先輩、勉さんに完全に眠っている大吉だけになりました。
実質二人きりになり顔を見合わせるアキちゃんと先輩

「ここさ座って資格試験の勉強教えてもらったよね」駅のベンチに座り昔を懐かしむアキちゃん。
「先輩久しぶりに潜ったべ。どうだった?」と先輩に質問しました。
「やっぱ三陸の海はいいなって思った。もちろん今は瓦礫だのヘドロだのがあってきれいな海じゃねえけど命の源つうか人類も動物なんだなつうかうまくいえねえけど基本だなと思う」と話す先輩。
久しぶりの二人きりの会話に嬉しそうに先輩の言葉を聞くアキちゃん

「今回地震の後でさすがにみんな落ち込んでるどろうなって思ったけど楽しそうに笑ってる。真ん中に天野がいるからだ」と先輩。
「やめてけろ。こっぱずかしい」照れくさそうに席を立つアキちゃん。
「いや本当だ。東京でもこっちでも天野の周りにはいっつも大勢人がいる。みんな楽しそうに笑ってる。そこがユイとは違う」と話を続ける先輩。
「ユイはこっちがユイの笑顔見たくなるけど天野はこっちが先に笑っちまう。だから二人が揃うと最強つうか無敵つうかお互いがお互いのアイドルつうかなんかいい例えがある気がするんだけどでてこねえ」と考える先輩。
「ビールに枝豆みてえな」と答えるアキちゃん。
「いやもっといい感じの」と先輩。
「月と太陽でねえの」突然勉さんが入ってきて驚くアキちゃん。

「カラオケ歌いまーす」と店内に戻る勉さん。
「え?」そんな勉さんを見てきょとんとするアキちゃん。

「月と太陽…そうかもしんね。月を照らすために太陽があって太陽に照らされるために月があるもんな」と納得する先輩。
「先輩」先輩と一緒に潮騒のメモリーズの写真を見つめるアキちゃん。

翌朝ユイちゃんと恋バナをするアキちゃん
「何だよ。せっかく気きかせたのになんもなかったの」と不満そうなユイちゃん。
「うん…でも色々話したよ」と満足そうなアキちゃん。
「話しただけ?」と呆れ気味のユイちゃん。
「でもいい事言ってたよ。月と太陽とか…」とアキちゃん。
「だからそれは勉さんが言ったんでしょ!」とイライラユイちゃん。

ユイちゃんの迫力に押されうんとうなずくアキちゃん。
「でいつまでいるんだっけ種市先輩」ユイちゃんの勢いは止まりません。
「お盆辺りまでって言ってた」と答えるアキちゃん。
「辺りまでって…ざっくりしてんな!」とまたしても切れるユイちゃん。

ユイちゃんの勢いに海女クラブのみなさんも驚いています。
「あのねアキちゃんごめんね。お節介かもしれないけどねもっと自分勝手でいいと思うんだ」とアドバイスを始めるユイちゃん。
「オッオラわりと勝手なほうだけど」とアキちゃん。

「こんな田舎で遠慮してたらあっという間にこうなっちゃうよ。なりたいの?」と海女クラブのみなさんを指差す興奮気味のユイちゃん。
みんなの視線を感じ「失礼しました!」と叫ぶように謝るユイちゃん。
「大丈夫だ。先輩こっちさ帰ってきて店だすって言ってたし」とアキちゃん。

「私のこと甘く見ないでよ。アイドルは諦めたけど女としてはむしろこれからだと思ってるから。アキちゃんの彼氏だから今スイッチ切っているだけだからね。すぐ入るからねスイッチ!」とまくし立てるユイちゃん。
ユイちゃんの勢いに何も言えないアキちゃん。

「失礼しましたあ」とその場を去るユイちゃん。
軽い戦慄を覚えるアキちゃん。
「自分がかわいいことを知ってて実際かわいい女子にはそんな恐ろしいスイッチが内蔵されているのか」と考え込んで歩くアキちゃん。

海に目をやると先輩といっそんがいました。
「考えないようにしてたけどユイちゃんと先輩は付き合ってた。それは紛れもねえ事実だ」とふられた時の事を思い出すアキちゃん。
見る見る泣きそうな表情に変わっていきました

「うわあ!」叫びながら走り出すアキちゃん。
アキちゃんの異変に気付いて追いかけるいっそん。
久しぶりに海に飛び込むアキちゃんと「アマゾン!」と叫び後を追うように飛び込むいっそんでした


ちょうどそのころ岩手こっちゃこいテレビの池田Dが観光協会を訪れていました。
アキちゃんが帰ってきたことを聞きつけ尋ねてきたのでした。
一方仮事務所では海から上がってきたアキちゃんが髪を乾かしていました。
「天野。心配しなくてもずん¥ぶんどこさも行かねえ」とアキちゃんに話しかける先輩。
「しぇんぱい」と返事するアキちゃん。

瓦礫撤去が終わるまでここに残ると宣言する先輩。
「精一杯働きます。今やれることやります」と決意を新たにする先輩。
感動して涙を流すいっそん。
「聞いたかアマゾン!」
「はい!」と元気よく立ち上がるアキちゃん。

「おめえの彼氏は男の中の男。南部ダイバーだ!せえの!」
南部ダイバーを合唱する三人。

しかし…「すぐ入るからねスイッチ」ユイちゃんの言葉を思い出したアキちゃん。
「ダメダメ!早く東京さ帰って。近距離はダメなんです。なるべく遠くさ行って!」と取り乱すアキちゃん。

そこへストーブさんに連れられて池田Dがやってきました。
「応援してましたよみんなアキちゃんのこと。潮騒のメロディでしたっけ。ヒット間違いなしだったのに自粛になっちゃって。ユイちゃんも結局人気に火がつかなくて今はスナックのままでしょ。惜しいことしたなあ」
特に反論もせず話を聞くアキちゃん。

池田Dの目的は復興ドキュメントを製作する事でした。
「オラ1人ですか」と尋ねるアキちゃん。
「いや…できればユイちゃんも。君から言ってもらえればやる気になってくれるかな?」と話す池田D。
「二人の頑張る姿を見たらきっと全国のファンから励ましの声が届くと思うんだ」と続ける池田D。
アキちゃんしばし考えて「お構いねく」と断りました。

「励まして頂かなくても自分達でなんとかするしやってるしだから…お構いねく」と企画書を返すアキちゃん。

「失礼だったら謝ります。でもあんまり地元のためって言われると違うっていうか。オラただ潜りてえだけです。潜りてえからオラが好きだった海取り戻してえオラの好きな人達が集う海女カフェを復活させてえオラの好きなかわいい電車を走らせてえそれだけです」と自分の気持ちを話すアキちゃん。

「うん。その想いが全国のみんなに伝われば」と説得を続ける池田D。
「それは違うんです。オラ1人がやる分にはかまいません。でもオラ1人が頑張ってるというのは違うんです。ユイちゃんが頑張ってねえみたいに見えるのは違うんです。ほんとは二人でやりてえ。でもユイちゃんは戦ってるんです。オラよりも…オラなんか想像できないようなハードな体験をしてそれを乗り越えようとしてるんです。だから今は無理強いしたくないんです」

親友を思いやるアキちゃんの言葉に池田Dやストーブさんたちは聞き入っていました。
そこへリアスにいるユイちゃんから電話がかかってきました。
アキちゃんの知り合いと思われる真夏なのに革ジャンを着ている変な客がいると連絡してきたユイちゃん。
「わけあり感ハンパない。よく見ると務所帰りの小林薫つうか小林稔侍つうか小林感もハンパない」と吉田さん。
思い当たる人物が出てこないアキちゃん。

はるばるやってきたのはこの人でした


アキちゃんのユイちゃんを思いやる気持ちに感動しました
そして先輩と二人きりにさせるユイちゃんもいいですね
その後のアキちゃんいじりも最高でした
アマゾンと叫んだり先輩に感動して涙したり今日もいっそん大活躍でした

今日のアキちゃん

海に飛び込み頭を乾かすアキちゃんです
アキちゃんといえばやっぱり海に飛び込むシーンですね
ユイちゃんのスイッチに明らかに動揺するアキちゃんがかわいかったです