あまちゃん第39話 母はこうして出ていった

いよいよ春子の歌声が恥ずかしがる春子とちょこんと正座して聞くアキちゃんがかわいい

流れてきたのは村下孝蔵の初恋。
ばっぱに邪魔されながらも録音した遠い記憶がよみがえってきます。
時を同じくしてリアスでも春子の初恋を聞いていました。
大吉はデモテープの意味がわからず自分だけこのテープを受け取ったと勘違いしていました
審査の結果春子の元に合格通知が
しかしアイドル歌手になるためには10週勝ち抜かなければならずそのたびに東京へ行かなければなりません
ばっぱに言ってなかった春子。もちろん反対され春子も１週2週しか勝てない。10週なんて無理と弱気です
その態度にばっぱが激怒
「負けたときのこと考えるなら行くな。1回2回勝ってどうする0か10しかねえどっちだ、0か10か」

春子に発破をかけたばっぱ。春子も「10です」と力強く答え晴れてばっぱの許しを得ます
しかしそこに現れたのが市長と組合長たち。
北三陸鉄道開通にあわせて目玉の一つとして春子に海女として潜ってほしいというのです
ばっぱは春子に話して聞かせるからと市長たちに帰ってもらいますが春子としては手のひら返されたように感じます。
「それで話し合ったの」アキちゃんもちょっと心配そう

春子が必死に海女やりたくねえ。東京に行きてえ。と訴えますがばっぱは狸寝入り
春子は北鉄に乗って家出。しつこく話しかける大吉にうんざりして座席の反対側に移って相手にしません
春子はそのときばっぱが応援する気持ちがあったのか街に残って欲しかったのかいまだに分からないと言いますが
アキちゃんは「どっちもじゃない」と鋭いことを言います

でも春子に「どうしてそう思うの」と深く聞かれると「わかんね」と訛ってごまかしました

ママが東京に行ってなかったらパパにも会っていないし私も生まれていない。アイドルを諦めたのは私が生まれたからと春子にたずねるアキちゃん。

もちろん春子は色々あったと完全否定。しかしその色々の部分を話せるほど心の整理は着いていませんでした
アキちゃんも春子が隠していた過去を話せる範囲で自分にきちんと話してくれて納得したようです


話も終わり1階に行くとばっぱとじっちゃんの楽しい笑い声が
じっちゃんが話があるそうでアキちゃんまた正座して今度はじっちゃんの話を聞きます

じっちゃんの漁師辞めるという驚きの報告にアキちゃんもじぇじぇ

じっちゃんはもう歳だし夏さんも心配みたいだし春子もアキもいるし陸での生活を楽しもうと思うとアキちゃんたちに話します。
じっちゃんがここに暮らすとわかって「やったあばっぱよかったね」と大喜びのアキちゃん

じっちゃんに飲むかと勧められましたが飲めないよとそこは冷静に断りました
しかしばっぱは春子には定期健診の結果がよくなかったので漁師を辞めるとアキちゃんに聞こえないように教えます
楽しそうにじっちゃんと話しているアキちゃんと後ろの春子が切ないですね。


今日は春子の家出の原因が判明した回でした。
ばっぱも春子もお互い大切な存在なのにちょっとした行き違いで再び一緒に暮らすのにこんなに時間がかかるなんて悲しいですね
もし列車で大吉が話しかけなかったら。大吉自身の運命も大きく変わっていたかも…
でも春子とは結ばれてませんよね

今日のアキちゃん

仲良し親子アキちゃんとハルちゃんです
春子が正直に親って難しいとアキちゃんに漏らすところが本当にいい親子だなって思いました
やりたい放題だった自分の子供時代があるからアキちゃんの行き当たりばったりの行動にも強く出れずにアキちゃんが本気だったら最後には応援してしまう春子は頼りになる母親です