山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

後方羊蹄山

2017-08-02 21:04:31 | 九州以外の山

7月28日 (金) 小雨

夜中に降り出した雨はなかなか止まず朝までずっと残っていた。(+_+)

午前5時前に起きて、洗面、朝食の弁当を貰ってペンションを後にする。(この時袋の中を確認しなかったのが大失敗)

近くのローソンで飲み物や行動食を調達して登山口へ向かう。6時過ぎ登山口到着。

朝ごはんを食べて準備をしようとすると、袋の中に弁当が三つ…??一個多い??

人の分まで持ってきてしまった~~!ペンションに電話して一個返却に比羅夫駅で待ち合わせして持っていく。

なんだかんだで出発は午前7時ごろになってしまった。

小雨はずっと降り続いているのでレインの上を羽織り登山届をかいて出発する。

「雨が上がってくれればなあ?」と思いつつ、緩やかな登山道を歩いていく。

今日のコース

俱知安コース登山口7:00~9合目10:34~北山コース途中から引き返し避難小屋11:15~12:00~山頂13:00~登山口15:25

8時間25分(休憩含む)

キツリフネやズダヤクシュ(お初)などが見られる。

 エゾアジサイが今旬。九州のものより花が大きい。イケマ

??   ツルアジサイ

登りだすと暑くなり、レインを脱いで折り畳み傘を持って歩く。気があるところではほとんど雨は落ちてこないので助かる。

傘を持って歩いていたのは私たちだけだった。

今日も見たオオバノトンボソウ

風穴があったが、涼しい風はちょっとだけしか出てこなかった。

一合目、一合目半は撮り忘れ、6合目はプレートはなくマラソン大会のプレートを撮影していたが、帰りに良く見ると、岩に刻んであった。

登山口から山頂までの標高差が1600mほどあるのでこのプレートが休憩の良いタイミングになる。

ニセコアンヌプリの標高より高くなったかな?

 ヤマハハコ以外判らず~

右下はヨツバムグラ

ベニバナイチヤクソウ発見!花はもう終盤だったが嬉しい(お初)

タカネニガナ咲く登山道をエッチラオッチラ!下はアキノキリンソウかな?

それにしても登り甲斐ある山だよ~~!

シマリス見っけ~~!メチャ可愛い!イワオトギリと?

標高が上がり、ハイマツ地帯をすぎると、チシマフウロが出てきた。(お初)

クルマユリ 九州のコオニユリとノヒメユリを足して二で割ったような花

ウラジロタデは大群生

 

9合目で振り向くと大展望は広がっていた。(ここまで3時間半)

とりあえず北山コースに向かうが、ちょっとカミさんがバテ気味でこのまま進むと雨で休憩するポイントももうないので、急がば回れでいったん避難小屋へ行って昼食休憩をとることにする。

 

 11:15~12:00山小屋で休憩

ここは、有人の避難小屋であり、休憩は一人300円、宿泊は1000円必要です。水食料やごみはすべて個人の責任で持ち込み持ち帰りということです。

濡れた服を乾かし、お弁当を食べて、管理人さんとおしゃべりする。雨がずっと降り続いているので周回はやめて、遠回りのようだが北山コースからのピストンが安全ですよとアドバイスをもらい再出発

小屋前に咲くエゾカンゾウ

少し雨も小降りになってきた。

昨日も見たイワブクロやイワギキョウを楽しみながら

 

ウコンウツギ、リンネソウとの事でした。、ナガバキタアザミ

エゾノツガザクラ(花後)、マルバシモツケ

お釜の縁の登りあがる。

北山は目の前、風と雨がまだ強い。

京極ピークへ向かうと次第に雨が上がってきた。

13:00 山頂に到着。

登り甲斐のある山でしたねえ!

 

下山にかかると、雨が上がり、一瞬ガスがとれた

大きな火口だ

 

花を楽しみながら降りて行こう。

ウメバチソウがもう咲いていた。9合目から上では高山で言う、お花畑を経験できたのが嬉しかった。

コケモモ

右下はサマニヨモギ

また降り出した雨ではあったが大降りせず、風もあまりなかったのが幸いでした。

下りは例の調子で飛ばす飛ばす。

15:25 登山口

登り甲斐も、下り甲斐もある良い山でしたね。まだ花も見れなかったものも多かったが、この条件の中では健闘したかな?と

下山後は、今日の宿へ(民宿なかやま) ここは蕎麦屋さんで民宿もやっているというお店。食事対応とも、ホテル、ペンションなどよりお落ち着く山登りにはぴったりの宿でした。

 


樽前山

2017-08-01 19:55:09 | 九州以外の山

7月27日 (木) 晴れ 

26日から30日まで休暇を取って、北海道へ行ってきました。

春の段階では、この休暇で剣岳に登る予定でしたが、ちょっと予定変更してこちらへ。

26日、午後の飛行機で千歳へ。レンタカーを借りて札幌のビジネスホテルに宿泊。

27日は4時半起床。樽前山の7合目駐車場へ向かいます。この駐車場は案外狭く、人気の山なので満車になるのも早いそう。満車になると五合目のゲートが閉められるので空きを待つか、そこから歩かねばなりません。

支笏湖畔に出ると、目指す樽前山が見えてきた!

支笏湖温泉でトイレ休憩。トイレから出てくると、妙齢の女性が近寄ってきて~。

「タッマエ、マッコー」と聞こえます。韓国からのの旅行者グループでした。

こちらは、ハングルはさっぱり「???」

何度かハングルと、日本語の応酬があり、なんとなく「樽前山登山口のマップコードを教えてくれ」と言ってあるように理解。

私もナビで来ているものの、マップコードは入れていないので、当然日本語でその旨を伝え、「あなたの車のナビに目的地をセットしてあげましょう」と申し出ると、何とか通じたみたい。そちらの車のナビ(当然ハングル表記)に何とか目的地をセットしてあげて、何とかお役にたてました。

そんなこんなで、登山口に7時チョイ過ぎに到着。

3割ぐらいの入りの駐車場で隣の車のおじさんと話しながら準備。そちらは盛岡からひと月ほどあちこち山を登りながらの旅行だそうです。

うらやましい!と言ったら、「仕事がある方がよっぽどいいですよ!」と返された。そんなもんですかね^^;

7:18 登山届に記帳して出発

少し登ると、展望が広がり、支笏湖が見えてくる

樹林帯が過ぎると、東山を見上げながら左側から鞍部へ登って行く。

空の雲がもう秋のような!爽やかな風が吹いて気持ちよく登る。

マイヅルソウの結実や、お目当てのタルマエソウ(イワブクロ)はちょうど見ごろでいたるところで見ることができる。

分岐到着。

どーんと溶岩ドームがあらわれて~~!

風は強い。まずは東山のピークへ

山頂は強風で、カメラを構えても腕が動くぐらい。

明日登る羊蹄山がはるかに見えていた。

鞍部まで戻り、西山へ向かう。標高が下がると風も治まり気持ちが良い。中央に小さく写っているポンちゃんの先の二股を右に行ったのだが、左に行けばコマクサが見られたのかもしれない。

溶岩ドームを右に見ながら時計回りに歩いていく。見え方が変わって面白い。

西山への急登を登るカミさん  右中央の。見えるかな

こちら側にはイワギキョウがたくさん咲いている。

風に揺れる花がとてもいい!

 

周回路の分岐から風不死山(右)方面に少し下り、お花畑コースへと下る。

お花畑コースはやはり6月が良いらしく、イソツツジやマルバシモツケは終わっていた。

イワヒゲも見当たらず。(+_+)

ヒュッテ前に下山してきた。11:00

今日の花さんです。

タルマエソウ(イワブクロ)

丁度見頃かな?いたるところで見れました。

イワギキョウ、今回のお気に入りです。

右下はシラタマノキ?

これもお初の、ミヤマホツツジ

カールが可愛い!

九州でも見れそうな?ノリウツギ、ウラジロタデ、ヨツバヒヨドリ

最近よく見る、オオバノトンボソウ

モウセンゴケは湿地にではなく風当たりの強い登山道に咲いていました(不思議)

まだ蕾

ノギランはちょうど良いときです。多かった!

捩じってないネジバナと、よーく捩じったネジバナ

エゾイソツツジの花後(葉はヒカゲツツジのはを小さくした感じ)

マルバシモツケ、?、?、ホソバノヤマハハコ

 

樽前山、1000mほどの山ですが、花の豊富さ、ロケーションの良さは格別でした。何度も通って散策したいコースではありますね。

遠いのが難点!当たり前か?!^^;

下山が早かったので、支笏湖温泉まで戻り、支笏湖遊覧船で観光。

日本第二の透明度の湖で深さも二番目。魚を見ながら、英彦山の材木石みたいな柱状節理が水中に

今夜の宿泊地のニセコのペンションへ向かう。

温泉に入った後近くの居酒屋で夕食。そこの女将がなんと中津近くの出身で、北海道にいながら九州の話で盛り上がる。

飲み物は当然芋焼酎!。なんじゃこれ~~!(爆)

ルートは、YAMAP