
7月18日(月) 海の日は山へ 梅雨明け 3名
本来なら、昨日鉾岳へ登って、ツチビノキを見る予定であったが天候があまりよくないので中止にして、霧立越歩きを日帰りにした。
午前3時福岡を出発。
6時前、五ヶ瀬スキー場駐車場到着。
素晴らしい天気になった。駐車場から祖母傾の山並みをまずは楽しむ。
車中泊されていたご夫婦とちょっとお話し。昨日鉾岳に登られたそうだ。ガスでほとんど展望はなかったそうだが雨には会わず、ツチビノキの花にも出会えたそうだ。長崎からお見えのようで今日は阿蘇の花散策をしてから帰るとの事。
ゴボウ畠登山口に移動して準備。先着は一台だけ。準備中にあと一台来られた。
今日のコース


初めてのコースであるが、かなり歩きやすそうなので扇山の往復とした。余力があれば向坂山にも帰りに立ち寄ってみるつもりだったが、暑さにばてて断念した。
6時25分スタート

だらだらとした登りが意外ときつい。
鹿よけネット横を歩いていくが、下草がほとんどなく花も全く見当たらず。
杉越え到着
皆さんのブログ見慣れた風景だ。中には古い蹄鉄があった。

まずは白岩山へ。
素晴らしい縦走路
アップダウンも少なく、まるで散歩道

鹿よけの厳重なゲートを開けて白岩山へ

ゲートの中は別世界。緑にあふれ花々が咲き乱れ、量種類ともビックリするぐらい花が咲いてますねえ。
これが見たくてやってきたのです。
ソバナ、ヤマホトトギス、イワキンバイ、ヤマアジサイ

イシヅチカラマツ

シモツケ、ヤハズハハコ、キリンソウ

会いたかったコウスユキソウは、咲はじめで少し遠いところに~
コオニユリも

シギンカラマツ、カンザシギボウシ、キヌタソウ、ホタルサイコ

ヤマボウシがまだ咲いてました。ホソバシュロソウも今年お初

花をたっぷり楽しむ。やはりここは凄いですね。
先ほどの長崎の方も、「近ければ毎週でも来たい」とおっしゃってましたが、納得です。ここで後から来たご夫妻に追い越される。花には目もくれず行かれました。
さて、次は水呑の頭へ。ここはあまり展望は良くなかったのですぐに戻る。
ここでまた追いつき追い越す。

さて次のポイントは、馬つなぎ場だ。ここから長い縦走路歩きが始まる。
昔の縦走路を写した写真が一枚かけてあり今の縦走路と比べると、スズタケが全く枯れてしまって見通しがよくなっているのが分かります。たしかに今の方が歩きやすいのですがこのままでは、表土が雨に流され大木が倒れ、不毛の山になるのではと心配ですね。幼木がはほとんど見られないのは、シカの食害でしょうね。

小さな分岐がいくつかあり、馬つなぎ場へ

ここでちょっと休憩。結構歩いてますねえ

縦走路ではあまり花を見ることもありませんでしたが、シコクママコナ、オトギリソウ、コナスビ、ヤマジオウなど

日が登って、結構気温が上がってきた。なかなか扇山小屋に着かないなあ。

隊長が岩の高いところにつく花を発見。ケイビラン(ユリ科)でした。これも初見

二本ブナ

平家ブナなどの杭もありましたが、もう枯れてしまったのかそれらしききは見当たらない。
ようやく、山小屋に到着。あとであった人の情報によると、近々修理されるようです。

ここから20分ほどで扇山山頂。出発して4時間半程かかっていました。
でも、今年登った山頂では一番の素晴らしい展望。
阿蘇、久住、祖母傾が一望




今日の一番の御馳走でした。(^o^)
ナツツバキやヤクシマホツツジも咲いてました。

30分ほど休憩して往路を戻ります。
帰りは隊長がトップで快調に飛ばします。

久しぶりの山歩きのカミさんも、結構頑張りました。

向坂山へは今日はパス。ヘロヘロ
8時間丁度位で、ゴボウ畠登山口へ戻る。往復21㎞、がっつり歩いた一日でした。
下山後、源流部のキレンゲショウマを見に行く。咲き始めでしたが素晴らしい群落でした。


佐俣の湯で汗を流し、帰宅。途中御船から渋滞にあいましたが、午後7時過ぎに到着。
天気と大展望、たくさんの花に恵まれた幸せな一日。