山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

夢花山へおさらい

2017-05-30 19:48:37 | 九州の山

下山したのがお

お昼前だったので、先々週見ていた夢花山へ行ってみた。

あまり期待はしていなかったが、まだ最後の花が残っていてくれた。

今年はこれで見納め。

 

トップに蕾が残っていたがこの雨不足ではもう咲ききれないでしょう。下の方は枯れ始めていました。

こちらは全く期待していませんでしたが、ほとんどが終焉を迎える中で、フレッシュな花を見せてくれました。(新しく見つけたポイントなので余計嬉しい)

カイジンドウも草陰でまだまだ元気

タツナミソウ ここのものは大柄でしたね。

草原ではカノコソウが満開を迎えようとしています。

シライトソウの咲き初めにも

ミゾホウズキは最後に立ち寄った場所で

花の端境期に入り目新しいものにはあまり出会えませんでしたが、やはり素晴らしい花でした。

帰りに、飯田高原の花屋さんで花を購入して帰宅。


追試で、由布岳へ

2017-05-29 20:25:46 | 九州の山

5月28日 (日) 晴れ

4月10日に佐土原から由布岳の横断縦走を行ったのだが、その時歩いたルートはは自分の頭の中で計画していたルートと若干のずれがあったので、もう一度歩いてみることにした。

試験で赤点を取った生徒が追試を受けるような気分で、早朝の登山口を出発する。5:30

今日は正面道を登り、途中から飯盛山方面へトラバース、佐土原コースと合流後、池代から西峰の肩を目指す。

寝太郎さんのパクリ(追試でカンニングかよ~!)^^;

天気が良い!今の気温は10度ぐらいで気持ち良い風が吹いている。

新緑の森

歩き始めは体が重く調子が出ないのでゆっくりと行こう。調子は知らず知らずに出てくる。いつものこと

倉木山の向こうに、祖母傾の山並みが素晴らしい。肉眼では大崩山まで見えていた。

このあたりでは宮崎からお見えの登山者と話しながら登って行った。下道で5時間半かけて来られたらしい。

道の駅での車中泊の多さに驚いておられた。

ミヤマキリシマも中腹では満開に近い。

バイカイカリソウがまだ見られた。

正面道と別れ、飯盛山へのトラバースに入るが、カヤトは伸び踏み跡が隠れ歩きづらい。何度も修正しながら佐土原コースと合流。

前回はここから少し上の方へ回り込んで歩いたのだが結構歩きにくかったので、今回は下の方を注意してみると目印発見。

こちらの方がちょっとはましでした。

飯盛山が見えてきた。今日はパス

池代はバイケイソウで埋め尽くされていました。

さてここからが本番。

飯盛山の東側に二手に分かれた目印の左側を追って行くが、バイケイソウの海は踏み跡をかくし、緑濃くなった林は目印を分かりにくくしていて何度か行きつ戻りつをする。こういう時は落ち着きが肝心。おやつを食べてちょっと休憩。

すると不思議なことにまた目印が見つかるんですね。だいたい思い描いていた方向にそって目印はついているのだが、急登を登っているとつい足元に目が行き目印を見逃してしまう。タイムロスではあるが、戻って探して登るということを繰り返していると、次第に踏み跡も見えてきてスムーズに登れるようになってきた。以前登ったルートより藪が薄く歩きやすい。

ぼちぼち、西峰からお鉢へ回るルートが近くなってくると、ミヤマキリシマは行く手を阻んでくる。

歩きやすいほうへ行くうちに、失敗!大崩れの方に出てしまった。このまま崩れた縁を登って行けばいいのだが、やはりちゃんと登りたいのでいったん下って迂回、ここらへんかなと思う所で登りだすと標識が落ちていたのでこれで良いと確信。標識は持って登って行くとちょうどの所に飛び出た。

ひろった標識はちょうどお鉢へ降りていく所のやつだったので柱の下に置いておきました。

ここで昼食。

追試百点とはいかなかったが、まあ良かろう!と一人でノンアルで乾杯。

下山は、東登山道へ。日向自然観察路を経て正面道へ。

6時間ほどの山歩きでしたが、結構楽しめました。

今日の花です。

キンラン(大株でした)

ササバギンラン(ここでは初めて) 谷間で暗かったのでボケてます。(腕が悪い?そのとおり!)

今シーズン最後かな。ヤマシャク二輪

新緑

ハイノキ、オトコヨウゾメ

ミツバツチグリ?

フタリシズカ

ツクシタニギキョウ

ウツギ

まだお昼前なので花散策へ。続く

 


九重山麓で花散策

2017-05-23 20:48:33 | 日常

5月21日

黒岳から下山が早かったので、風来坊さんと花散策へ。

何カ所かまわりましたが、今年はギンランをよく見ました。

こちらは初見のササバギンラン

普通のギンランより大型で葉が花より高くなっています。綺麗ですねえ

キンラン

ウメガサソウ(こちらも初めて)  まだ蕾です。

リュウキンカ

コケイラン 群生してますね(喜)

短時間でしたが、そこそこ見ることができました~!


黒岳(白泉荘から男池へ縦走)

2017-05-22 21:09:53 | 九州の山

5月21日(日) 晴れ ヤマッパーおじさん3名

少し、ピリッとした山歩きしたいなあ!といろいろ考えていて、浮かんだのが黒岳

石楠花はもう遅いかもしれないが、標高差のある群生地なので、高い所では少しは残っているかもしれない?と思い、風来坊さんに連絡するとOKの返事。

男池を起点に、車道歩きで白泉荘へ、そこから前岳、高塚山、風穴と周回する計画を立てた。

車道歩きがちょっと嫌だった気持ちもあり、大分に住む寝太郎さんに釣り糸を垂れてみたら、見事にかかってくれた!(喜)

飛んで火にいる何とやらである。(爆)

これで車道歩きをしなくて済んだ(作戦成功の巻~~!)(寝太郎さん、気を悪くしないでねm(__)m)

というわけで、午前6時前に男池集合、風来坊さんの車で白泉荘まで移動して歩き始めた。(6:04)

駐車場はッゲートの向こうに入ると有料なので手前のスペースに駐車しました。建物のすぐ先に登山届ボックスと登山口がある。

 

今日はトップを寝太郎さんにお願いした。結果的にこれが成功の元だった。

新緑の気持ちの良い登山道を登って行くと、しばらくで黒嶽荘からの登路と出合う。

ツクバネソウ、キケマン、ユキザサ、オトコヨウゾメなどを見ながらゆっくりと登る。

次第に急登となり、だんだん楽しくなってくる。

期待した石楠花はほとんど終わっていた。

シダが綺麗だったので

やっと石楠花の見れそうなものが出てきた。これから期待できそうだ。

展望の良い露岩に出て一休み。祖母傾の山並みが素晴らしかった。

前岳到着(7:52)休憩して展望を楽しもう。

 

おやつを食べて、歩き始めるがこれからが今回の核心部。アップダウンを繰り返し、黒岳へ(昔は黒岳という地名表記はなかったような気がするが…)

シャクナゲもけっこう残ってくれていた。

イワカガミ 色違いで群生していた

黒岳手前の急登を息を切らせ登りあがる。(9:12)

目の前に高塚山が、左手に天狗岩、右手に平治岳、三俣山が見えている。絶景、絶景!

ここから高塚山までは割と近い

9:37 到着  ミヤマキリシマのつぼみも膨らんできている。

祖母傾の先には大崩山まで見えていた。行きたいなあ!

鞍部に下って再び岩の斜面を登り返すと天狗岩の山頂。

思い思いのポーズをとって記念撮影!風来坊さんの堂々とした万歳に比べ、ポンの腕がちぢこまっって~^^;(でも、普通この岩に行くときは空身で行くよねえ~)

ここで昼食。今日初めて腰を下ろしました。

今まで、大船の影で見えなかった阿蘇が姿を見せた

ゆっくりしてから下山。ここからは風穴コースで登ってくる登山者が結構多い。

ざれた登山道を慎重に下っていると、何やら見慣れたかたが~~?!

なんと、信ちゃん、俊ちゃんでした。(ビックリポンの出会い)それにしてもこの一週間で何回歩かれてるんですか?スゴイ気力体力です。^^;

お花情報など頂いてお別れ

風穴まで下って一休みする。

奥ゼリには、所々冷気がたまるところがあり、新緑と相まって気持ちが良い

ソババッケ付近では、今年お初のコクワガタ、クルマムグラはそこらじゅうに

かくし水で水を汲んでチョイ休憩。男池の生命の木にご挨拶すると縦走も終わりに近い。

川面に映る緑がとても涼しげだ。

おいちゃん家でゴール!(13:26) 

おいちゃん、おばちゃんに久しぶりの挨拶をして、鴨の炭火焼きと花情報ををゲット!

見かけはムサイおじさん3人ですが、心は若く(つもり) まだまだみずみずしい感性で(ホントかな)五月晴れの黒岳を楽しんだ一日でした。

ご同行の寝太郎さん、風来坊さん 有り難う御座いました。

下山後、花散策したのだが、それは次の記事で。


夢花山へ行こう!

2017-05-14 20:32:08 | 九州の山

5月14日 (日) 晴れ

気心の知れた仲間と、花散策へ~

いろんな花を楽しみながら、あちこち回って!

まるで夢のような一日!

 

 

クマガイソウ 九州では超希少種

少しづつ、増えてきているそうだ。

 

サルメンエビネ

ピークを過ぎていたがまだまだ~

イチリンソウ  バイカイカリソウ

ヒメハギ    ニリンソウ

サクラソウ

ツクシシオガマ  カイジンドウ

ヨコグラツクバネソウ  (初見)

ヤマツツジ

わずかに残っていた、エヒメアヤメ

オオキヌタソウ

ナルコユリ      ラショウモンカズラ

キンラン(開花までもうすぐ)  ギンラン

エビネ祭り~

この素晴らしい花たちを、いつまでも!