88歳の画伯が生涯をかけた大作「仮面舞」に向かっている。画伯の眼差しと筆先に気迫がほとばしる。
いよいよ2月7日から豊橋美術博物館で、美術愛好家と地域の同胞、多くの市民の前に初公開される。画伯のその他80余の作品にも会える。 大回顧展、共に歓迎し期待しましょう! N
88歳の画伯が生涯をかけた大作「仮面舞」に向かっている。画伯の眼差しと筆先に気迫がほとばしる。
いよいよ2月7日から豊橋美術博物館で、美術愛好家と地域の同胞、多くの市民の前に初公開される。画伯のその他80余の作品にも会える。 大回顧展、共に歓迎し期待しましょう! N
写真ー呉炳学画伯と朴実行委員長
ようこそ, 豊橋へ
呉炳学大回顧展実行委員会
委員長 朴 泰秀
私が初めて画伯の絵に接したのは、NPO法人三千里鐵道の発行した夢切符からです。切符には、躍動感溢れる仮面舞が描かれていました。その後ある在日同胞の結婚式で同じテーブルに隣り合わせた際、民族衣装姿の私の妻を即席でデッサンしていただいたことがありました。すっかり画伯のファンになり敬愛の念を抱いてきましたが、今回88歳を迎える画伯が豊橋で大回顧展を開催することになり、大いに期待しまた歓迎しております。
この東三河地区には戦前から多くの在日同胞が暮らしてきました。戦後の混乱期、復興、高度成長期も、この地の市民と共に苦難を乗り越え、共に今日を切り拓いてきました。亡国と分断の十字架を背負いながらも志を貫かれた画伯の絵画群は、この地に足跡を残した在日一世とその子孫たちへの鎮魂、応援歌となるでしょう。そしてこの地で共に生きた豊橋市民への感謝の心と、生きる勇気、希望を感じとって頂けるものと信じてやみません。
在日ばかりでなく、やがて世界に誇れるであろう老画伯の米寿を迎える渾身の大回顧展が、私の生まれ育ったこの地から発信できることを誇り、皆様と共に喜びたいと思います。