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「幸せな統一の話」を読んで

2011年04月14日 | 管理人のつぶやき
★事務所に来た郵便物の中に、都相太理事長宛の書籍があった。丁度居合わせた代表から聞いたところ、数日前会った初対面の方からだそうだ。
本の著者は、韓国の統一問題専門誌<民族21>の記者とあった。<民族21>は、都相太理事長がハンギョレ統一文化賞を受賞した際に、インタビュー記事を載せてくれたことがある。何度かメールでやり取りしたこともあり、親近感をもって序文を飛ばし読みした。
そして直感、統一問題への切り口が面白そう。創刊10年、記者として20数回北を取材した実績が評判になり、講演の依頼が結構あったそうだ。そこで出された一般的な韓国民衆の疑問、問題提起、保守言論の主張等に応えるカタチで、話が進む。


日本でもまったく同じ世論が横行している。
そんな30の疑問、質問に、本人の取材経験をまじえ回答する。

天安艦沈没、ヨンピョン島砲撃事件、金ジョンウン三代世襲関連から、チョンデセの涙まで、一挙に読ませる。さすが一線記者!

次に統一ニュースが伝える本の紹介記事を転載する。

●《民族21》アン・ヨンミン記者が《民族21》創刊10周年を迎え,過去10年の取材手帳を整理した本.

10年間南北問題と統一問題に深く関わって来たアン・ヨンミン記者は、北の社会に対する客観的情報と統一問題に対する真剣な思索を、三十種類のエピソードを通じて愉快に読者らに伝えている。

この本は、統一問題に対する否定的認識を根底に敷き、30種類の‘幸せな統一の話’を通じて読者らに問いかけている。 否定的認識の根源が何なのかを指摘し、北朝鮮と統一に対する肯定的関係を作り出す。

著者が解いていく30種類の話の中には、‘幸せな統一’哲学が敷かれている。 彼は幸せな統一は‘有無相通’精神から出発し、助け合いの精神を土台に互いの差を認めてゆくこと、これが私たちが追求しなければならない統一の方法だと主張する。 また、北が持っている潜在力を土台に、南も北も共に共生繁栄することを模索していくことが統一であり、そうした点で統一はある瞬間私たちの前に出現する事件ではなく、分断から統一へと進む過程であることを強調している。



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