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李明博政府の統一関連人士たち

2009年02月05日 | 南北関係関連消息

統一ニュースを翻訳しました。

6.15と10.4を否定する者たちによって南北関係がこう着しているというのに、韓国国内から、それに対する批判の声があまり聞こえてこない。
竜山の悲惨な事件に関しても、抗議の声は大きくなってはいない。

2MBの支持率は低迷したままなのだが、露骨な『公安統治』のせいなのだろう、表面には出づらいのだ。

このままあと4年を過ごすことになるのかと思うと、気が重い。きっと韓国民は私なんぞの比ではないことだろう…

しかしこのままではすまないなとも思う。

軍事独裁政権の時に、海外に住む同胞たちが、国際的世論を呼び起こすことに大きな役割を果たしたのだが、現在もその時なのかと思う。

しかし、こんな風に逆噴射するなど、予想もしてなかった…

by maneappa

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李明博政府の統一関連人士たち

2009年 02月 05日 (木) 16:05:54
デスク tongil@tongilnews.com


‘人事は万事’という言葉がある。人をよく使えば万事うまくいくという意味だ。 ところでこれに当て付けて ‘人事は亡事’という言葉もある。人を過って使えば仕事を大きく誤るという意味だ。

李明博政府はどうなのか。問わずともわかることだ。初めから亡事の道を歩いた。
どんな事情があったから、最初の組閣から ‘強富者、高所令 ’ 内閣という憎まれ口を聞くことになったのか?
統一関連人事策も例外ではない。政治が弱者と疏外された人々のためのものなら、 統一関連部署も統一を望む人事でなければならない。ところがそうではない。 反統一的人事や対北対決主義者たちであふれている。

◆ 一番象徴的な統一部の場合、 李明博政府はスタートの時にこれを廃止しようと思った。紆余曲折のあげく存続するようになると南ジュフン京畿大教授を長官に内定した。南教授は “6.15宣言は対南統一戦線戦略用工作文書”と言った。 結局彼は落馬した。 引き継いだ金夏中統一長官は就任最初から “北朝鮮核問題が妥結されなければ開城工団拡大が難しい”と言う発言をして、苦労を買った。今統一部長官の内定者である玄仁澤高麗大教授の場合も資格についての是非が問われている。 南北問題の門外漢のうえ ‘非核・開放・3000’の主導的立案者だ。北朝鮮はすでに “(玄内定者任命は) 露骨的な挑発”と念を押した。

◆ 対北朝鮮観と統一観の試金石は 6.15共同宣言と 10.4宣言をどのように見るかにかかっている。
去年 7月頃統一教育院長に有力だった洪グァンヒ安保戦略研究所長は ‘6.15共同宣言は利敵文書’という過去発言に縛られて結局落馬した。しかしやはり去年 8月徐ジェジン新任統一研究院長は北側の 6.15宣言と 10.4宣言履行要求は “南側に責任を擦りつけるための ‘戦略的選択’”と言ったが生還した。
問題は誰が落馬して誰が生還するのかではない。 李明博政府で選ばれた統一関連人士がどうして一様に 6.15と 10.4宣言を否定するのかという点だ。

◆ 一歩進んで民族問題には保守と進歩が別に存在することができない。保守主義者でも進歩主義者でも民族を去っては存在することができないからだ。統一関連業務に保守と進歩が適切に配置されなければならない理由だ。
ところで統一関連主要席には保守人事一色だ。 統一部政策諮問委と対北支援用の南北協力基金を執行する南北交流協力推進委員会の場合でも、皆保守性向の人士ばかりだ。 最近には大統領諮問統一顧問会議がまな板の上に上がった。
白楽晴、林東源、丁世鉉、金ミンハ、韓勝憲、姜萬吉などの進歩性向の人士が大挙解職されて徹底的に保守人士に新たに委嘱された.

◆ 時々登場する度にご飯のおかずに上るのが、李基沢民主平和統一首席副議長だ。彼は過去全斗換-ノ・テウ政権の時に力強い野党政治家の一人だった。彼が 4日北脱出者教育施設であるハナ院を訪問して “金正日独裁政権が崩れて北朝鮮が正常国家に進むことができる時期を一緒に準備しよう”と言った。 憲法機関である民主平和統一の首長として言うものではない。 そういえば李明博大統領が “自由民主主義体制で統一するのが究極の目標”と言ったから、その官僚や参謀, 助言者たちが何を話したところで変なことではない。
問題はこのような亡事と妄言が何ら制御装置なしに思いきり繰り返されるということにある。



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