地球をくるりと一周り

《ちょっと世界一周して来ます。頭もお金も足りないので、無理をせずに行けるとこだけ、行けるとこまで。》

ワカリマセン

2004年09月13日 | Weblog
ワカラナイ ワカラナイゾ インドジン

それが、今インドで感じている正直な気持ちです。。。

まぁインドでのお話はまた次回まとめると致しまして、とりあえず今後のスケジュールのお知らせ。

明日コルカタから28時間列車に揺られてチェンナイと言う町へ移動し、2・3日休んでからトリヴァンドラムと言う小さな町へ行って、そこからスリランカへ入る予定・・・なんですケド、ちょっとした問題が!

タイで取得したインドビザがマルチ(6ヶ月以内なら何度でもインドに出入り出来る)ではなくシングル(1回出国しちゃったら、またビザを取らないと入国出来ない)だったのですよ。
一緒に申し込んで同額払った安夜野ちゃんはきちんとマルチになってるのに・・・。
完全にインド大使館の間違いだよね。
確認しなかった自分が悪いんだけど。くすん。
さっき日本領事館に相談に行ってみたけどやっぱりタイまで戻らないと駄目らしい。

あーどうしよっかなぁ スリランカ入り。
ってな具合でまだ完全なスケジュールは立っていないのですが、とりあえず南に向かって出発しちゃいます。

聞くところによると南インド、スリランカではあまりネットが出来ないらしいので中途半端な予定だけどお伝えしときます。

で、スリランカに行っても行かなくても9月最後の週にはインドのデリーへ向かうつもり。
デリーではネット出来るらしいのでおそらく次回の更新は10月頭になるかと思われます。

その頃また覗いて見てちょーだい。

ではでは行って来まぁす!

ケイカ (ミャンマー ヤンゴン)

2004年09月10日 | Weblog
うだー。
バガンと違ってヤンゴンはいっつも雨。
町歩きもメンドイし、部屋もかび臭い。
とても長く居られたもんじゃないっすよ。
でも長く滞在したのは、ハガキ売りの少女ケイカが居たから。
 
ケイカはお目々ぱっちりの10才の女の子。
初めは町を案内してくれた。
お礼に折り紙を教えてあげた。
一緒にプールへ行った。
公園やゲームセンターにも。
 
いつも私を気遣ってくれるケイカ。
「町で男の子に声をかけられても無視よ、いい?」
「買い物する時は私に任せて。沙織は外国人だから高く言われちゃうでしょ。」
なんて、しっかりしているのである。
 
親切にされればされるほど拭えない 疑う気持ち。
旅行者だから、気を付けないと、気を付けないと、ケイカを疑う自分。
 
でもね。
ケイカはね、プレゼントよってブローチやポケットティッシュ、ボールペンをくれるんだよ。
丁寧にとってある、飴の空き袋に入れて。
 
ケイカはいつだってケイカに出来る精一杯で私に向かってくれてた。
 
最後の日。
泣きじゃくるケイカ。
しっかりしてはいてもやっぱり10才なのだな。
どこまでも可愛い奴。
いつも一緒にいた14才のチュマちゃんが私に言った。
「ケイカはいつもはどんな外国人が去る時も泣かないのよ。」
 
言葉に詰まる。
 
抱きしめていた私の腕を外したケイカが突然、自分の首に下げていたペンダントの紐を切った。
何してんの!?
それ「ママから誕生日に貰ったのよ」って嬉しそうに見せてくれたやつじゃんか。
 
「沙織にあげたいの。」って。
 
なんだよー。
なんだよー。
なんなんだよー。
 
なんでこの子を少しでも疑ったりしたんだろう。
疑ってた自分が情けないよ。
私に出来る精一杯でこの子に接していない自分が卑怯過ぎるよ。
 
そう思って胸が痛むのに、仕方がない・・・そう片付けて旅を進めて行く自分の弱さ?強さ?
ちょっと嫌い。
 
ケイカ。
本当にありがとう。
大好きだよ。
ずっと ずっと その笑顔でいてね。

ビババガン!! (ミャンマー バガン)

2004年09月10日 | Weblog
ミャンマーのヤンゴンからバスで14時間、バガンという町へ。

出発前にバス停近くのお食事処に立ち寄りました。
ここの皆さんが本当に良い人たちでさぁー。
バス待ちの2時間ずっとここで遊ばせてもらいました。
ベイビーも出てきて、この子がまた可愛いんだ!
ほっぺにもお口にも ちゅ ってしてくれちゃう。
それから首を絞めると死に真似をするし、首を締めてくるし・・・誰が教えたんだか 汗
とにかく皆私たちとの時間を楽しんでくれて、帰りも必ず寄ってくれよ!ってお見送りまでしてくれました。

幸先の良い出だしとなったバガン。
ヤンゴンと比べて何がいいかって・・・乾くんですよ!洗濯物が!!
毎日毎日洗濯をしている旅行者にとって衣類が乾かないと言う事は死活問題。
ヤンゴンではいっつもぬれたままの下着を着て体温で乾かしてました。

それがどーよ?
このパリッと乾いたTシャツ!
ん~ん。大好きバガン。ビババガン!!

さて。
バガンには仏教遺跡群を見にやって来たんだけど、個々の遺跡はアンコールワットと比べたらヘのようなもんですわ。(失礼。)
でも広大な敷地に2300もの遺跡が点在する景色には息を飲むよ。

ここに居られる、それがひどく幸せに感じたました。
ちょっと泣きそうなほど。

こんな壮大な景色の中で暮せる人々はどんなにか幸せだろう
私がそう思っても、現地の人にとってはきっと何て事ないこと。
毎日仕事や何かに追われて過ごしている日本の人たち。
ここに住む人からすれば、仕事がある事、そういう事の方が幸せなのかも知れない。

幸せって多分自分の物差しがあって初めて感じられるもの。
だから昔の人は「苦労は買ってでもしろ」なんて言ったのかな。
苦労をするのは他人の痛みを解る為なんだって思ってたけど、自分がより多くの幸せを感じる為って言う意味もあるのかなって考えたり。

でも出来れば何も苦労せず幸せだけ感じて生きて行きたいけどね、あたしゃ。あははー。

さてさて。
馬車でカッポカッポ周ったバガン。
この馬車ドライバーはジャイアンというあだ名を持っており、怪しげな日本語をあやつる。
「おーれはジャイアーン 馬車ドライバーよぉ」って歌うし、テレサテンが大好き。
おかげでミャンマーのテーマソングは「時の流れに身をまかせ」・・・妙な気分が残りはしたもののめっちゃ楽しかった!

バガン行きを薦めてくれ、色々お世話して下さった神戸在住の地に足ついた旅人さん、ヨシコちゃんどうもありがとうでした。

そして約束通り帰りも暖かく迎えてくれた食事処のみんな、本当にありがとう。
いつかまた。

かわいい国 (ミャンマー)

2004年09月09日 | Weblog
ミャンマーでは電話ボックスの代わりに、パラソルの下に受話器を2~3台用意して座ってる電話屋さんの姿が見られる。
そこには老若男女色んなお客さんがやって来るから見ていて面白い。
膝を抱えて話し込む女の子。高校生くらいかな?
きっと彼と話してるんだよ。
だって照れてる感じがこっちまで伝わるもん。
キャー どきどき(^-^) かわいー。

そう。ミャンマー女性はとってもちゃーみんぐ。
みんな興味津々な目を向けて来て、笑いかけるとすっごい笑顔を返せてくれちゃう。
今まで見た国の女性はどちらかというと控えめだったからちょっと新鮮。
なんかうれしー。

そして男性はと言うと
「ッペ!!」
みんな至る所でぺっぺっぺっぺ赤い物を吐き出してる。
血!? 病気!??

いや、これは噛みタバコなんだって。
葉っぱにタバコの葉を包んでガムのように食べるんだけど、これが赤いの。
だから町角はいつも赤っぽい。そしてミャンマー男性の歯は赤黒い。
こわいわー。

でもミャンマー男性は恐い顔したおっちゃんも、みぃんなロングスカートを履いてるからちょっとだけかわいい。
性格にはロンジーと言う履物を履いているんだけど、これがただ布を巻きつけるだけだから見た目がロングスカートなの。

そんでもってミャンマーは車もかわいい。
ミャンマー文字は何だか丸々してるから、ナンバーがかわいいのよねー。
それからミャンマーでは日本の中古車が多く使われているから佐川急便とか書いてあるトラックとか、運賃後払いとか書いてあるバスを良く見かける。
ちょっと親近感がわいてしまう。

本日はとりあえずミャンマーの町並みについてお伝えしました。
他のエピソードはまた後日。

まな板の上の (タイ タオ島)

2004年09月09日 | Weblog
ダイビングを薦める旅行代理店の人に
「魚を近くで見る時って陸の上だから、魚はビチビチしてるじゃない?それがスイスイ泳いでる世界へ行けちゃうってすごくない!?」と言われました。
えーと・・・そこへ陸の生物の私が行くと、私がビチビチしちゃうんじゃない?
嫌だなービチビチすんの。

そんな気持ちから始まりましたタオ島でのスキューバーダイビング講習。
全3日間の第1日目は室内でのお勉強。
先生はインストラクターのゆみちゃん。
生徒は安夜野ちゃんと私、それから謙くん、智くんと言う男の子の4人。
友達の家でお姉ちゃんに夏休みの宿題を見てもらっているような雰囲気。
なんだか好きだった この時間。
ジュース片手にトンボの死骸が入った扇風機の風を受けつつ、ゆみちゃんの話しを聞く。
「あせって浮上すると肺が破裂します。」

怖―っ。

さて2日目。
プールでの講習を終えて早速海へ。
本日は2本、水深12メートルまで参りまーす。
マスクを着けて船上からドボーン。
鼻に水が入る。でもまぁ頑張って潜る・・・あっぷあっぷ

こわい、とにかくこわい。
オギャーと産まれてから今まで当たり前にしていた事が出来ないんだよ。
こわいよー。

どんどん潜って行くゆみちゃんたち。
でも私には出来ない。
どうしよう 出来ない。

ゆみちゃんが言ってた。
「潜ってしまったらすぐには戻れんから、戻り癖をつけたあかん。」って。
せやな。
戻ったあかんな。

インストラクター見習いのヒデさんがマンツーで付いてくれてるし、水の中に居ようと頑張ってみる。

う゛う゛う゛う゛う゛―
無理!

親指を立てて上へ向ける。
浮上しますのサイン。

・・・ 水面にはもう みんなの姿はない。

「今の問題は何?何がこわい?」
ヒデさんに聞かれるんだけど、何がだなんて分からない。
水が、魚が、全部がこわい。
唇を噛締めたまま答えないでいる私の左側でヒデさんが言う。
「どうする?」

右側には船が見えてる。

もうやめる?とも続ける?とも聞かないヒデさん。
私が自分で決める選択肢だけを用意してる。
「どうする?」

戻りたい。水から上がりたい。
でも
「行く」
船をにらんだまま答えて、マスクを着けた。

だって悔しいじゃんか。
昨日勉強してた時の、好きだったあの雰囲気に今日は入れない。
そんなの嫌。

だから「行く」
ロープを全部の力で掴んで進む。
こわくて呼吸が乱れる。吐いて、吸って、吐いて吸って吐いて・・・
こわくないこわくない、泣きそうな自分を励まして、すぐに頭をかすめる弱音を押し殺して、進む。
スーッ ハーッ スーッ ハーッ スーッ ハーッ 

フィンが砂に触れたと同時に、ヒデさんが私の目を覗き込んでOKのサインを出した。
そうして見せてくれた水深計は11.50mを示してる。

来た!
水深12メートルの世界だ!

すぐに私に気付いて迎えに来てくれたゆみちゃん。
良く頑張ったねって頭をなでてくれたはいいけど
どうして片手にフォーク持ってるの?

??? お食事?

疑問は、ゆみちゃんがそのフォークで自分のタンクをカンカン叩いた事で解決した。
なんだ。そうやってその音で皆の気を引くんだね。

でもさ、フォークってどうよ?
だってさっき、浮かれて魚を追いかける安夜野ちゃんを
「追いかけられる事は魚にとってすごいストレスだから絶対しちゃ駄目」って怒ってたじゃんか。

食う気満々に見えるそのフォークもかなりのストレスだと思うけどなー

とは突っ込まない。
何せ今は自分の事でいっぱいいっぱいだからな。

とにかくこわかった1本目。2本目だって同じ。

そして3日目。
昨日あんなにこわがってたのに今日はサラリと水に入って皆を驚かせてやる!くらいの気持ちで臨むんだけど・・・あっぷあっぷ やっぱりすんなりは入れない。

それでも何とか皆に追いついて水中遊泳。
皆楽しそうに魚を見てる。

ゆみちゃんが「ヒラアジの群れだよ」って教えてくれるのはありがたいんだけど
スーッ ハーッ
だからぁ 私は魚がこわいんだったら。
また息が乱れる。

だけど泳ぎ方は分かって来たぞ。
ほんの少しだけ、慣れて来た。

頑張って、頑張って、頑張った2日間。
こんなビビリな自分は初めて。新しい自分の発見。
やって良かった。

もう、2度とごめんだけどね。

こうやってやっとこ取得しましたダイビングライセンス。
不必要。

改めまして

2004年09月09日 | Weblog
お久しぶりです。
生きてます。
久しぶりのHP更新です。
私の身を案じてちょくちょく覗きに来て下さっていた方、ご心配おかけして申し訳ありませんでした。
タイからミャンマーを経て今はインドのカルカッタに居ます。
相変わらず元気ですのでご安心を。

さて。
ここからタイのタオ島でのダイビングの様子、ミャンマーの様子を書いて行こうと思います。
読んでやってもいいかって人だけ次のタイトルへどーぞ。

元気です。

2004年09月08日 | Weblog
本当に心配かけてごめんなさい。
ミャンマーに居たんですけど、ミャンマーではネット出来ないんですよ。
今インドのカルカッタに居て、元気です。
ここまでの様子を近日中に更新して行きたいと思っております。
今日はこれからインド対日本のサッカー観戦に行きます故時間がござらんのです。
みんなが心配してくれてるってぇのに遊び呆けていてスミマセン。
でも行ってきます!
取り急ぎ元気な事だけお伝えしますです。