ささみつBASE

自然の感動と元気を探して♪ season2

【釜石】 ~町の様子

2011-05-06 | つれづれ
この連休を利用して、北海道のNPO法人ねおすさんさんが主催する
釜石市の鵜住居地区へのボランティアツアーに参加しました。

地元の旅館「宝来館」さん周辺の砂浜の再生プロジェクト第一弾への支援と
地元での民泊を盛り込み、ささやかでも現地への経済支援を意図した内容のツアー。

久々の東北では
ソメイヨシノが咲き、気温の違いを肌で感じ
100%の津軽弁に東北を感じました。

遠野経由で山間の道路を沿岸に向かってバスで走っていると

「ここが津波の最終到達地点です」とのアナウンス

一瞬体が固まりつつ、
まだ山が近くに見える窓の外を観ると
それまでの景色とはたちまちうって変わって・・・

え・・・

うわ・・・

・・・

観たこともない光景がひろがっている

・・・本当になんにもない・・・

辛うじて建っている建物は

どれも・・・爆撃でもされたのか?と思うような・・・

3階ほどの高さのところには津波の跡が・・・


テレビで何度も観ていたけど
現地で観たその光景は
あまりにも現実離れしていて・・・
観たままを理解することができなかった

多くの方の力で道路こそ機能しているものの
道の両脇、どこをみてもさまざまな漂流物が積み重なり散らばっている・・・
よくみれば地面に残っている家の基礎の跡から
ここにきっと住宅が並んでいただろうことを想像するくらいしかわからない


さらに・・・
翌日向かった隣町@大槌町は
地震、津波、大火・・・にみまわれ
さらにひどい・・・・・・

黒く焼けた建物や錆び色の焼け野原が広がっている
どこもそれしかないといっていいほどにただただ・・・・・・
地盤沈下もしていて満潮の夕方には海際は冠水しているし

一ヵ月半たってもほとんど手がついていない状態なんだという

どうして・・・
怒りがこみ上げてくる

テレビの向こうで日本の舵取りをしている方々に
ぜひこの地を一度でも訪れてほしいと思った
ここに来てまず感じてほしい

「復興」なんてまだまだ・・・
その前にまだまだやることがありすぎです

この光景を日常として暮らす人たちを
この地をそれでもふるさととして愛している人たちを
一日でも早く少しでも安心させてあげなければ・・・

全国の重機をまずここに集めてやんなきゃ!・・・
そんな声も聞こえてきた
本当にそう思える


自分なんて本当に無力だと思った
なんにもできない
でも・・・
できることをただひとつでもやろうと思います



つづく