ささみつBASE

自然の感動と元気を探して♪ season2

【釜石】地元の元気

2011-05-11 | つれづれ
今回私たちがボランティアにうかがった釜石の鵜住居にある
旅館「宝来館」の女将さんは本当にお元気な方!
あちこちからの評判が聴こえてきていてお会いするのが楽しみでもありました。

笑顔であふれる思いをとっても一生懸命に言葉になさり
伝えようとなさっていました。
女将さんだって、どれだけかしんどい思いをなさっているはずなのに
地域のために本当に一生懸命にがんばっておられ
本当にこちらが元気をいただきました。

 自然が私たちに大事なことをもう一回取り戻させようとして
 今回の地震が起こったんだと思う
 だから、負けないでもっともっと素敵な町にしていきたいと思うこと
 (言葉は違いますが)

 人がきてくれることがほんと~~に嬉しいんです

そんな女将さんの言葉が心に残りました。

辛いときにはつい辛い顔になってしまうけど
そんな時のほうが多いかもしれないけど
辛さを抱えながらも明るく元気でいること
いようとすること
宝来館の女将さんの姿から学ばせてもらいました。


140人で行った宝来館前の砂浜の清掃作業は
作業開始から3時間ほどで見違えるほどキレイになりました。
このような清掃作業はやはり人数が勝負です!

しかし・・・清掃作業は本当に複雑な気持ちになりました。
おはし、座布団、お位牌、何かの契約書、おもちゃ、CDデッキ、ストーブ
壁の一部、何かの建具の破損した一部、屋根の一部、食品・・・などなど
さまざまなものが同じところからやあちこちから出てきます
そのひとつひとつの背景を思うと・・・本当に切ないです・・・。

そして
キレイになった砂浜にハマナスの苗を植樹しました。
ここは“名勝 根浜(ねばま)海岸”でもあり、美しい海と
季節になるとハマナスが一面咲き誇っているのだそうです。
もうすでに津波に負けなかったハマナスの若芽がでていました。

またいつの日か、ハマナスのあの鮮やかな花の色が
砂浜を一面に咲き誇ることを心から祈ります。


この日のお昼には、隣の大槌町のお母さん方が作ってくださった
手作りのおふくろ弁当が用意されました。
美味しかった~~~
くるみのはいった太巻き!
なんとも岩手のおかあさんの味という感じがしました。
この母の味は残っているんだ・・・って
なんだかとってもホッとしながらいただきました。



ほんの少し先・・・
この地に心からの笑顔と元気が戻りますように(祈)