美山たそがれメール

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たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

三日月と星を眺めて

2020年04月30日 | 日記
私は寝る前に必ず外に出て空を見上げる。
今晩の空は素晴らしい。三日月は煌煌と光を放ち
星は空一面に瞬いている。ここ数日の晴天で空気は
済み乾燥しているので綺麗に見えるかもしれない。

こんな夜は障子をあけて窓ガラス度越しに空を見上げる。
「千の風に乗って」の歌詞の一文に「夜には星になって
あなたを見守る」がある。私は亡くなった父と紋次郎に
見守られているような気がする。60歳で亡くなった父の顔は
若々しい。私は父の亡くなった歳を12年も長く生きているのだ。
彼の60年は短かったが私達に、本当の生き方を教えてくれた。
父の残した5人の子供は家庭を持ち孫まで持つ年になっている。
31歳で私が癌になったとき、よく面倒を見てくれた孫たちも
結婚して家庭を築いている。時々長男が「おじいちゃん、早くに
亡くなったなあ」と私に話す。
紋次郎は私が3カ月から育てた犬である。彼とは18年の付き合いで
子供のようであった。夫が単身赴任、次男の大学進学で
大きな田舎家に一人取り残されたとき、私の相棒になってくれた。
最後は癌であっけなく死んだ。

私は星を見上げるときにいつも彼らを思い出す。