星空を見つめて

このところ晴天続きで夜の空もきれいだ。星がまたたき空気も澄んでいる。空を見つめていると飛行機の灯が空の中に消えていく。いつもの時間に数分おきに飛行機が飛んでいく。
私は旅が好きだった。今までに３４回海外に行っている。一人旅が多かった。空港での人の多さに驚き、駐機場の飛行機の多さにも驚く。これだけ多くの人たちが飛行機を利用して世界中を駆け巡る。飛行機はすごいなああと思った。夫は「あんな怖いものによく乗るな。落ちたら終わりやで」といつもいう。私は飛行機に乗ったとたん何者からも解放される。怖い乗り物だと思ったことはない。遠いところまで行ける唯一の乗り物だ。イギリスのロンドンまでも１２時間アメリカのロスでも１２時間ニュージーランドのクライストチャーチも１２時間、マルタは１２時間以上かかった。３週間の語学研修を終えて関空に着いたときは何か大きな仕事をしてきたと思うほどだった。そして次の時まで必死に働いた。もう６５歳そう遠出と長期間の旅は無理になった。
消えていく飛行機を追いながら思い出していた。

来年の春から農家民宿「茅葺ｂ＆ｂ」をしようかと思案中。多くの外国人に泊まりに来てほしいと思っている。

　　　　　私が育てた胡蝶蘭