我が家の仲良し日記

楽しい日も悲しい日も毎日が「好日」
柴ワンコと4にゃんのお空組+3にゃん+夫と暮らす日々の日記です。

愛されていたチャミ

2008年03月01日 | 保護猫さん
明日はチャミがお引越しをする日です。

いよいよ我が家から巣立って行く日が迫り、実は昨日、チャミにご飯をあげてくれていたお宅に里親様が決まったご報告がてら、チャミが可愛く撮れている写真を何枚か厳選して(笑)、持って行きました。
お留守の時のことを考えて、3月2日に我が家から巣立っていくこと、そして、もし良かったらチャミに会いにいらして下さいと、私の自宅の電話番号と携帯番号を書いたお手紙を同封しました。

そのお宅を訪問し、チャイムを鳴らしました。
前回と同様、「どちら様?」と声がしました。
違っていたのはそれが男性の声だったこと。
「ネコの件で以前伺った者です。」と言うと、すんなりドアを開けてくれました。
「奥様に渡して下さい。(この男性がだんな様か不明でしたが^^;)」と、手紙を言付けると、男性は無言のまま頷き、ドアを締めました。

そして、一夜明けて今日のことです。
私の携帯に以前話した女性から電話がありました。
写真のお礼と、そして是非、チャミに会わせて頂きたいと・・・。
15分後に迎えに行きます。と電話を切り、急いでチャミの保護部屋を掃除し(汗)、そのお宅まで行くと、外で待っていて下さいました。

そのお宅から我が家までは、徒歩で10分かからない距離のところです。
その間話すのは、当然チャミのことばかり。(笑)
本当の飼い主は、以前、私が仔猫を保護した時に、私が話をしに行った気の良さそうなおやじの家だそうです。
そして、チャミを可愛がっていたのは女性の方だけとばかり思っていたのですが、実際は男性の方も同じくらいとても可愛がっていたようです。
よく話を聞くと、夜は家の中にも入れていたそうです。
「うちは子供がいないから・・・」と、チャミが可愛くて仕方なかったようでした。
そして、奥様が「この人、持ってきてくれた写真を見て泣いてたのよ。」と教えてくれました。
その話を聞き、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになり思わず謝ると、「あのコが幸せになるならこんなに嬉しい事はない。」と言って下さり、複雑な心境ながらも胸が熱くなりました。

いよいよ我が家へ到着し、チャミとご対面です。
でも、部屋へ入ると何故か逃げる逃げる。。。^^;
こんなに逃げたのは、初めて・・・。何で???(笑)
でも逃げ惑ったのは最初だけでした。
自分を可愛がってくれていた人を思い出したのでしょうか?
10分もしないうちにいつものチャミに戻っていました。(^^)
奥様の方が、指を差し出すと・・・・・。

「このにおいは・・・」


「なつかしいにおいでしゅ~♪」ペロン♪

綺麗になったチャミに目を細め、何度も「良かったね。。。幸せになるんだよ。」とチャミを撫でながらつぶやくお二人を見て、またまた複雑な心境でした。
もし、里親様が決まっていなかったら、完全室内飼いを約束して頂き(アパートはペット可)、もしかしたらお返ししていたかもしれません。(本当の飼い主は飼育放棄状態)
でも、冷静になって考えると、元居た場所へ戻ったチャミが、大人しく家へずっといられる訳はないんですよね。
慣らすには相当な辛抱が必要でしょう。
何しろ、おトイレはお外でしかしなかったそうです。
きっと外に出たいという鳴き声を聞いたら、お外に出してしまうでしょう。

アパートの玄関前の、冷たいコンクリートの上でいつまでもずっと待っていたチャミの姿・・・。
頭に何かを投げられたであろう・・・傷を見つけた時の衝撃。
石を投げるネコ嫌いの住人・・・。
仮に里親さんが決まっていなかったとしても、総合的に判断して、やっぱりチャミが幸せになる為には、元居た場所へ戻すことは出来ないと思いました。

でも、このご夫婦の愛情に嘘はありません。
愛してるから・・・だからこそ、自分達のエゴを捨て手放そうと思ったのでしょう。
そして、こういった話題になった時に必ず出てくるのが避妊手術のこと。
もちろん、そこまで出来ていたら、外ネコのお世話をしている立場の人として完璧だったかも知れません。
でも、私はそこまで言うことが出来ませんでした・・・。


だんな様に抱っこされるチャミ



奥様に抱っこされるチャミ


チャミが幸せになった様子は、このご夫婦に又ご報告するつもりです。
きっと、目を細めて喜んでくださるでしょう・・・。













コメント (12)
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