里紀のひとりごと…。

日記代わりに。
花のこと、大好きな松本の街のこと、今ハマってる韓国ドラマのこと、などなどなど。

『愛の不時着』後…。

2020-11-23 23:58:27 | 韓国ドラマ&K-POP
『愛の不時着』のお気に入りシーンをたくさんの方々が見て下さっていることに、いつもビックリしています。
ありがとうございます!
私も他の方の感想を読むのが好きで、いろいろと読んだりもしました。(^^;)
5話、6話、最終回の16話がまだ書けていないので、感化されないように、その話の感想は見ないようにしています。

私の韓国ドラマ好きの友人たちの多くは、気に入ったドラマでも1~2回見直すくらいで、次の作品を見るようなのですが、私は気に入ると、セリフを覚えてしまうくらい何度も何度も見てしまう傾向があります。(^^;)
『冬のソナタ』も20回以上見ているし、好きな俳優のパク・シフssiのドラマで54話もある『家門の栄光』でさえ、10回以上見ているくらいです。(^^;)

『愛の不時着』もかなりの回数を見て、『不時着ロス』に結構苦しみました。(^^;)


大人気を博したドラマを見てしまって、面白くないと思ってしまうのも残念なので、好きな時代物で、紛らそうと見たのが、NHK総合で放送された『100日の郎君』でした。

10年位韓国ドラマを卒業していた私が、パク・シフssiの『王女の男』を見てハマってしまって、彼の出演ドラマをそれぞれ10回くらい見るのですから、彼の出ていない有名なドラマは見ていないので、結構有名な俳優や女優を知りません。
『愛の不時着』のヒョンビンさえ、知らなかったのですから。(^^;)

『100日の郎君』にハマりました。
EXOのド・ギョンスの格好良さにも目がハートになりましたが、ストーリーや脇役のキャラクターが良かったです。
お気に入りシーンもまた書きたいのですが、『愛の不時着』を書いてからにします。(^^;)

そして、今、ハマっているのが、やはり時代物の『王になった男』です。
これは今、TV東京系のTV大阪で放送しているのですが、初代韓国四天王の1人だった『イ・ビョンホン』主演の大ヒット映画のリメイクということで、見比べました。
ドラマの出演俳優は、王、王妃ともに子役出身で、冬ソナに出ていた俳優も出演しています。
王イ・ホンと王になった道化ハソンの二役を演じたのが、パク・シフssiが出演した『イルジメ』で、イ・ジュンギが演じたイルジメの子役を演じていた『ヨ・ジング』でした。
面影が…。(^^;)
その他にも『根の深い木』や『太陽を抱く月』でも子役出演し、『テパク』でも王役を演じていたようです。どのドラマも見たいと思っていたので、子役出身で大成したなぁと感慨深い。(^^;)

また王妃役のイ・セヨンは、『チャングムの誓い』でチャングムのライバルのクミョンの子役だったと云えば、覚えている人も多いはず。
料理の甘さの元を云い当てる問題を出されて、クミョンは砂糖と云ったんだったかな。チャングムは柿と云うシーンがあったけど、あの時の悔しげだけど、まだ優しさの残る少女の顔を思い出します。
歌手の平原綾香に似ているような気もします。(^^;)

悪徳高官シン・チス役は、冬ソナでペ・ヨンジュンの先輩役だったクォン・ヘヒョ。
冬ソナで韓国語に興味を持った時、彼の書いた韓国語講座のような本を買った記憶があります。(^^;)

そして、このドラマの『王になった男』で一番好きなのは、チョ内官役のチャン・グァン!
イ・ビョンホン主演の映画でも同じ役でしたが、絶対にこのドラマのキャラクターの方が好き!
都承旨(とすんじ)イ・ギュ役のキム・サンギョンも重厚な役でカッコイイ!

私が韓国ドラマの時代物が好きなのは、王妃役が着る衣装の色の綺麗なことが第一の理由です。
地模様の入った絹のチマチョゴリ。王妃が着るのだから当時の最高の技術で作られた設定なんでしょうけど、チマとチョゴリの色の組み合わせもとても素敵。
男性のパジチョゴリも、色合いが見事です。
韓服が似合う俳優は、パク・シフssiと信じて疑わなかったのですが、ド・ギョンスもとても似合う!

『100日の郎君』は終わったからいいものの、『王になった男』は24話中、14話が終わったところ。
ヤバイ。まだまだ続いてしまう…。(^^;)



K-POPでは、気にしないようにしていたBTSのジミンとジョングクにハマってしまったし、
(これは『愛の不時着』で、ジョンヒョクが入院した病室の隣のBTSファンの影響です…)
以前から好きな『CNBLUE』が、いよいよ本格始動となり、新曲が出たりして…。

私の回りは韓国語が普通に飛び交っています。
頭痛が続いていましたが、薬で少し治まっているので、今の間に『全集中』で滞っている『愛の不時着』を仕上げてしまいます!


思えば、コロナの第1波の自宅待機の頃から始めたこのブログ。
時間があったってことですね。母も元気だったし…。


あぁ、グダグダと言い訳を並べました。(^^;)
なので、今の優先順位は、睡眠、仕事、『愛の不時着』、上高地ライブカメラ。(^^;)
楽しく頑張ります!

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ソン・イェジン、ファンミ! 『会いに不時着』

2020-09-28 23:32:44 | 韓国ドラマ&K-POP
昨日、9/27の21時~  ソン・イェジン  オンラインファンミーティング『会いに不時着』が、行われました!
当初は8/30の21時~だったのですが、コロナの影響で、延期されていました。(^^;)
1800円の有料で、ライブ配信のみだったので、忘れないように目覚まし時計をセットして、早々にお風呂にも入って、スタンバイ!

MCはキム・テイさん。ソン・イェジンさん登場!
画面右下にハートスタンプがあり、何度も押してしまいました。(^^;)
左上の時計、動くのかなぁと思っていましたが、ずっとこのまま。装飾でした。

私は彼女の笑顔が大好き!  コケティッシュな感じで、爽やか!

いろいろな表情が見られて、良かった!

こんな風に身振り手振りで、にこやかに話は進みました。
自分の出たドラマは、あまり見たくないとのこと。そりゃそうかも…。(^^;)

でも、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』の好きなシーンベスト3を当てるクイズで、シーン振り返り。(^^;)
これは第3位。雪のシーン。
弟のような存在だったチョン・ヘイン扮するジュニと付き合い始めたジナが、雪の中で戯れるシーン。

第2位。残業の時に1人踊るシーン。
『愛の不時着』でも16話で、1人踊るシーンがあるけれど、彷彿させるような踊り方。
サルサダンスを習っていたんだとか…。

第1位!  仲間たちと会食している時に、テーブルの下でジナが、ジュニの手を握るシーン。
この1枚はジュニが突然のことで驚いているシーンだけど、ジュニ役のチョン・ヘインがとっても可愛くて素敵なのだ。(^^;)
このドラマを見てしまうと、『愛の不時着』のお気に入りシーンの更新が更に遅れてしまうので、まだ見ていません。(^^;)
早々に書き上げて、早くこのドラマを見なくっちゃ!
ジュニの父親役で、大好きなベテラン俳優のキム・チャンワンさんがキャスティングされているのも見たい理由の1つ。
歌が上手くて、優しい上司や残虐な王役などなど個性的な俳優さんです。

特別ゲストが来るとあったので、誰かなと思っていたら、やっぱりピョ・チス役のヤン・ギョンウォンさんでした!

とっても緊張されているのが、可愛らしい!
MCのキム・テイさんのいとこなのだそうで、テイさんが日本語ペラペラなので、ギョンウォンさんも話されるのかと思ったら、テイさん程ではなかったけれど、覚えて来たフレーズをちゃんとした発音で話されました。

途中で、笑福亭鶴瓶さんが大阪のラジオ番組『ヤングタウン』と回線を繋げて話されるコーナーがありました。
イェジンさんの知り合いの韓国の方がラジオ番組に来られていたようで、盛り上がっていました。
ラジオ番組の方の声が聞きづらかったので、残念だけど、この間はちょっと盛り下がってしまいました。
でも、友人の登場でイェジンさんが喜んでいたので、いいっか!  (^^;)

ギョンウォンさんがイェジンさんのために歌を歌うと云うので、「へぇ!」と思っていたら、ムチャクチャ上手いのでビックリ!!!
歌った歌は、イェジンさんが十八番にしている『ある遅い夜(って云ったと思います…)』だそうです。
満足そうなイェジンさんの顔が印象的でした…!  あんなに上手く歌ってくれたら、ね!

そして、やっと『愛の不時着』について。
コミカルなイェジンさんの演技で好きなシーンベスト3を発表!
第3位は、第1話で、38度線をひたすら走るシーン。済州島で1週間かけて撮影したのに、カットされて残念だったと話していました。
また、学生の頃はリレー選手だったとのこと。そんな走り方でした。(^^;)
第2位は、舟渡しが失敗した後、港に戻って、キスかチューかで2回転するシーン。
2位納得。このシーンの彼女はホントに同性から見ても可愛い!
第1位は、貝プルコギを食べるシーン。1位納得!  
このシーンは、お気に入りシーンの4話でも書きましたが、お互いが意識し始めたことに気付いてしまうシーン。ステキ!

屈託なく笑う彼女は、やっぱりステキでした!
ファンミーティングは、最初90分くらいと云われていましたが、何と実際は1時間58分!
でも、アッと云う間の時間でした。(^^;)

イェジンさんからのプレゼントは、3枚のサイン入り色紙と、

ドラマで使って、気に入ったので買い取りをしたバッグ。

映画『ラストプリンセス』の最後の方で、年老いた徳恵翁主がようやく韓国に帰国した時に来ていたコートだそうです。
この映画、日本人から見ると心痛い内容だけど、イェジンさんの熱演には感動します。
年老いた徳恵翁主を演じた時のシミいっぱいのメイクには、ビックリしました。(^^;)

ドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で来たコートだそうです。
応募は1回こっきり。私は49型TVにするつもり。
イェジンさんの着たコートがほしいと思える体型なら良かったなぁ…。(^^;)

最後は、指ハート&満面の笑みで終わりました!

ホントにアッと云う間の2時間でした。楽しかった!
お陰で、ルーティンの上高地のブログの更新が出来ませんでした。(^^;)

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 4話

2020-09-06 16:48:57 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。4話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。

【4話目】~舟渡しでジュモクの叔父の船に乗って、脱出を試みるも、寸でのところで、巡視船に停められ、船底に隠れているところを見つかりそうになるところから始まる~
●ジョンヒョクは、ジュモクが云っていた『南で難局を回避する時にキスをする』ことを、試す。

突然でびっくりしたセリも、もう一度蓋を開けられる時には、ノリノリでキス対応する。(^^;)  これには、ジョンヒョクもタジタジ。
でも結局『船渡し』には失敗し、港に戻るんだけど、ジョンヒョクが慰めてくれないことに憤慨したり、キスされたことに対して、相当悪態をつくセリが笑える。
この悪態をつく時のセリの目。今後このジョンヒョクとどんなに愛し合う仲になるかなんて想像もしていない目。(^^;)
それから、キスの程度の話をした時に、呆れてしまったことを示すのに、2回その場でクルクル回るんだけど、この表現、結構私もします。なので、初めて見た時に、画面のセリに向かって、指差しして笑ってしまった…。(^^;)
巡視船の船長のこの顔。この俳優さんも、この1回こっきりの出演なんだけど、忘れられない。
●官舎に戻った翌朝、セリはメモを残して出て行く。
門の扉を大きい音を立てて閉めたので、眠れず、ベッドにもたれていたジョンヒョクが気づく。
綺麗に畳んだ布団の上に残したメモには、『お世話になりました。もう迷惑はかけません。自力で帰る方法を考えます…』と書かれていた。

慌てて外に出るジョンヒョク。どこへ行ったかと辺りを見回すと、大きな荷物を引き摺った跡が…。走り出すジョンヒョク。
引き摺った跡を見ただけで、判断出来るジョンヒョクがすごい。さすが中隊長だけある…!
●セリはパラグライダーに乗って、崖の上から飛び降りて、南に帰ろうとしている。
その時のセリ。「悩んでないで、何かやってみよう。死んでも仕方ないわ。」と自分を鼓舞するんだけど、この辺りの転換の速さというか、自分の力で打破しようとする姿勢が、ただ者ではない!  崖の上からトランシーバーで、誰かが受信してくれるかもしれないと「こちらセリ1号。聞こえた人はひと言でも返事を」と発信する。
これは保衛部に傍受されることになるんだけど、でも、後々、南でも聴き取ってくれることになるのだ!
朝焼けの綺麗な崖の上。飛び立とうと思っているところに、「ユン・セリ!」と呼ぶ声。振り向くと、ジョンヒョクが息を切らして到着!  こんな崖の上まで、走り続けて来たのか、声をかけた後は息が切れて言葉が続かない。(^^;)
●セリは飛んで南に帰ると伝えるが、軍事境界線を越えようとすると、見つかった時点で双方の軍から狙撃されるとジョンヒョクから聞かされ、決心が揺らぐセリ。
無線が入ったままになっていることにジョンヒョクが気づき、保衛部が気づいて向かっていると判断。この崖の上からセリと一緒にハンググライダーで飛ぶことを瞬時に決断するジョンヒョク。(^^;)
判断するのも早かったけれど、実行するのも早い!  
セリがまだ気持ちの準備が出来ていないのに、ジョンヒョクはセリの手を引いて、この崖を走り出す…。
高所恐怖症の私は、この映像だけでも怖い…!  
結構ギリギリのところまで助走を付けて走るんだけど、撮影の時、もしものために命綱してるよね…。(^^;)
●崖の縁に来て、セリを抱き寄せて、倒れるように落ちる…。(^^;)  
さっきの助走は何だったんだろってことは、この際、横に置いておいて、この時のジョンヒョクがとってもカッコイイ!!!
パラグライダーのロープが確保しているのはセリだけ。そのセリを抱き寄せただけで飛ぶなんて…。何かのタイミングで手が離れたら、と思うだけで震える…。(^^;)
●ホロの部分キャノピーが開いて、青空の中、飛び続ける二人。
セリが素直になって、勝手に判断したことや、悪態をついたことを謝るんだけど、その度に「わかってる。」って優しく受け止めるジョンヒョク…。
セリの髪が風にあおられないように押さえている手が、とっても優しい…。(^^;)
●市場でひったくりにあったマンボクの財布を取り戻すための格闘シーンやセリがおこげに砂糖をつけて食べるのにハマってしまったり、北朝鮮での生活に慣れて来ていると悩んだり、いろいろ小さなシーンはあるが、セリが南に帰るためにジョンヒョクを出世させる早道として、大佐の妻ヨンエに取り入ろうとするシーンが笑える。
断っていたヨンエの誕生日会に出席して、横に座るように云われると、美人の横はイヤだと云ってみたり、ダサいと云われて渡せなくなっているミョンスンの手製のワンピースをアレンジして、奥さま連中がよく分からない横文字を使ってセンス良く見せて気に入らせてみたりと、なかなかの活躍でヨンエに気に入られようとして、成功する!  さすがセリ!
ヨンエをお姉さんと呼んだり、「もしかして年下?」なんて、とんでもないおべんちゃらまで云ってのける徹底ぶり。(^^;)  笑わせてくれる…!
●笑わせてくれるのは、ジョンヒョクも。
セリがヨンエの誕生日に出かけたことは、グァンボムから聞いて知っていたので、自転車で迎えに行く。通りすがりで来たことにしたいんだけど、なかなかタイミングが合わない…。(^^;)
セリが家の外でヨンエと話を続けるので、何度も家の前を行ったり来たりするジョンヒョク。
やっとセリが道まで出て来たので、慌てて通りすがりを装うけれど、セリはお見通し!
だって、自転車の前にセリが乗るための座席が用意してあるのだから。
「私が前に乗るの?」と聞いた時のジョンヒョクの顔…。何とも云えないいい顔をするんだよねぇ。

2人乗りをして帰るシーンがとてもステキ。
ジョンヒョクが「遅い時間に出歩くな。」と注意するんだけど、セリは「私を心配しているの?」と聞く。ジョンヒョクは「心配じゃなく、気になるだけだ。」と答える。「心配ってことよ。」とセリが云うと、ジョンヒョクは「違う」と云う。
同じ自転車に乗りながら、「同じこと」と「違う」を繰り返している。何だか、とってもいい感じ…。
月明かりの中なのかな、この並木道を帰って行く後姿が、静かで温かくて心に残るシーンの1つ。
●官舎に帰ると、4人が来ていて、庭で貝を焼く準備をしている。
ムシロに貝を並べ、チスが火をつけると、キャンプファイヤーのように火が立上る。
ジュモクが『貝プルコギ』と教えてくれる。それにしても、大きな貝。手のひらいっぱいくらいの大きさ。
食べ方は、チスが教えてくれる。本当に仲のいい中隊だってことがわかる。
セリはジュモクから貝を渡されるんだけど、「ブイヤベース以外の貝料理は食べたことがない」とか、「火は通った?」とか云いながら食べてみる。食べた貝に焼酎を注がれ、今度は「ソーヴィニヨン・ブランしか飲まないのに…」と云いながら、ジュモクに促されて、ため息をつきながら飲むと、「砂糖を入れた?  甘いわ。」と云いながら、気に入って飲み干してしまう。(^^;)
17歳のウンドンが貝に焼酎を入れてもらおうとするのを、「未成年が!」と云って止めるんだけど、貝に注がれた焼酎はと云うと、自分が飲んじゃうんだ!  気に入ったんだね。(^^;)  その後は、にこにこ笑いながら、貝を食べたり、焼酎を注ぎ合ったり、バックに流れる曲とも相まって、とてもいい感じの食事シーンになる。
そして、ふと気づくとジョンヒョクが見ていることに気付く。気づいたセリに、ジョンヒョクは慌てて視線を逸らす。ここでもジョンヒョクが先に見ていて、セリが気づくというパターン。(^^;)  2人がお互いを意識するようになるシーン。
屈託なく笑うセリは、美しく、可愛い。
このシーンのすぐ後、南の実家で、家族の食事シーンに切り替わるけれど、食事は豪華なのに、笑いのない殺伐とした雰囲気で、そのあまりの違いにギョッとしてしまう。好きなシーンではないけれど、それまでの温かいシーンがより際立つ感じがする。
●翌朝、ジョンヒョクはクローゼットの上から、長く仕舞っていたドリップコーヒーのセットを出す。市場で取り寄せたコーヒー豆を、何と、煎るところから始める…。
私もコーヒー豆を焙煎するのを見たことがあるけれど、30分位時間がかかっていたし、火の加減も難しそうだった。
そんな風にして焙煎した豆を石臼で磨り潰し、コーヒーを入れる。
セリは(いつもはジョンヒョクが寝ているベッドで)目を覚まし、コーヒーの匂いに飛び起きて来る!
そして、マグカップではなく、カップ&ソーサーで出してくれるのだった。
一口飲んだセリは、「すごく美味しい!」と云うんだけど、その時のジョンヒョクのうれしそうな顔。
その後、ジョンヒョクは「豆もやしのスープを作った」と云って出ていくんだけど、少しだけ残っていたコーヒーを自分が飲むわけでもなく、出て行くの?
あれだけ時間をかけて、たった1杯のコーヒーを作って、自分は飲まないの…?
●出勤するジョンヒョクを追いかけて、セリが感謝の気持ちを込めて、あげたいと差し出したものは、

右のポケットから取り出した、指ハートだった。(^^;)
意味が分からないジョンヒョクのアップで、このシーンは終わり、すぐ誰の顔が映るかと云うと、ジュモク!
そう、ジョンヒョクは意味が分からないので、出勤後、ジュモクとチスを呼び出して、何の意味かを尋ねている。(^^;)
ジュモクは「ハートは心臓、『私の心臓をあげたい』と云う意味。ハートは『愛』でしょ。南では『好き』という意味です。」と答えてあげる。さすが韓国通。的確!
そしてここからが面白い。
チスが「適当なことを云うな。あり得ると思うのか?」と云うと、ジュモクははっきりと「あり得ます!」と答え、「中隊長が『僕の婚約者です』と大ぼらを吹いた時から予想出来た。」と云う。ジョンヒョクが「予想だと?」と聞いた時のジュモクの顔! もう、思い切り笑える。待ってましたとばかり、「その後、何もなかったですか?  何も?」と意味深にジョンヒョクを見つめる。(^^;)  やっぱりジュモクは船長の叔父から何か聞いていたのかもしれないね。(^^;)
ジュモクは「我々には偽装戦術でも、彼女は胸キュンだったのかも。心臓がドキッとするような。」と云って、テーブルをたたいた時の、ジョンヒョクの顔…。
さらにジュモクは「なぜ驚くのか?  女性に好かれるのは初めてですか?」と云って笑う。
そして、チスが「どうせ自国に帰る女ですし、中隊長に本物の婚約者がいるわけでもないし、気にすることないです。」と云うんだけど、ジョンヒョクの困った顔を見て、2人は声を揃えて「いるんですか!!!」  もう抱腹絶倒のシーン。忘れられない。(^^;)
●セリがヨンエと班長のウォルスクと美容師のオックムとで行った市場ではぐれてしまう。官舎に戻って来たジョンヒョクは急いで探しに行くんだけど、薄暗くなった市場でセリを探すのはどうしたらいいか。周りを見渡したジョンヒョクが見たのは、グラスに入ったアロマキャンドル!
セリは、小さい頃、夜の海で数を数えて独りで待っていた時のことを思い出している。薄暗い市場で立ち尽くしていると、遠くの方で、オレンジ色の光が高く燈ったことに気付く。
この瞬間のシーンがとてもいい。見ている私も「あっ」と思うのだから…。
光の方に向かって歩き出すセリ。
アロマキャンドルに火を灯して、高く持ち上げて、近づいて来るジョンヒョク。
今度は先にセリが気がついたね。
ジョンヒョクも気がついて、見つめ合う二人…。
「今度は香りのするろうそくだ、合ってる?」と聞くジョンヒョク。「合ってるわ」と答えるセリ。
初めて見せる笑顔のジョンヒョク…。賑わう市場の喧騒は、二人には聞こえていない…。(^^;)
見つめ合うシーンで4話が終了。
●エンディングは、コーヒーのセットを取り出した時のクローゼットの中に、留学当時に使用していたカメラを見つけるところから、スイスでの回想シーンになる。
ジーグリスヴィルの橋の上。少し揺れるつり橋で、ジョンヒョクは写真を撮っている。ファインダーをのぞきながら右に振って行くと、今にも飛び降りそうな雰囲気で韓国語でICレコーダーに吹き込んでいる女性に気がつく。

ダンが2人で写真を撮ろうと云うので、ジョンヒョクはその女性に英語で声をかけ、写真を撮ってくれるかと聞く。その女性はセリだったが、当時のジョンヒョクにはわかるはずがない。
でも飛び降りようとしている女性を何とか思い留まらせるために、橋の上から連れ出すことに成功する。
セリにカメラを渡し、ダンと二人で撮ってもらうジョンヒョク。
「彼女には惜しい。」と云いながら撮ってあげるセリ。
この3人を上から見るシーンで4話は終了。

4話はダンが留学から戻って来て、ジョンヒョクと関わって来るところ。
3人が絡んで来るのは、次の5話。

この4話は、とうの昔にお気に入りシーンで書いていたのですが、削除してしまうという大失敗をしてしまったので、ずっと書くのをやめていましたが、ようやく、再度書くことが出来ました。
感想は少し変わりましたが、やはり好きなシーンはほとんど変わりませんでした。(^^;)





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ソン・イェジン、ファンミ!

2020-08-20 12:35:45 | 韓国ドラマ&K-POP

8/30(日)21:00~  約90分間で、ファンミーティングが開かれるようです!
詳細は  ↓  で確認を。(^^;)

税込1800円の有料ですが、豪華景品ありということです。(^^;)
どんな形で当たるのでしょうか…。

彼女のケタケタと笑う様子が好きなので、見てみようかと思っています。
当日発表のゲストも楽しみです。
まさか、ヒョンビンが出ることはないでしょうが、0%ではないので…。(^^;)

チケットの申し込みも出来るようです。

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 15話

2020-08-01 23:42:36 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。15話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。

【15話目】~ク・スンジュンがマンションの屋上に追い詰められて、北に逃亡する間、何かと一緒に行動して来たチョン社長に銃を向けられるところから始まる~
●チョンガルが北から「ジョンヒョクを始末出来なければ、君も祖国に戻る意味がない。」という最後通告のメールを受け取っていたことが冒頭でわかる。チョンガル自身も自分が使い捨てだったってことを充分に分かっている。だからこそ、今まで危ない橋を渡り、信頼をお金で買って来た。でも、最後には、その信頼は簡単に反故にされるものだったことを思い知らされる。悲しい結末がチョンガルには待っていた。
チョンガルが許せなかったのは、強力な後ろ盾を持っている幸せな奴ら、ムヒョクやジョンヒョク。親・兄弟がいない天涯孤独な彼が、出世する道は1つ。犯罪を犯して迄もお金を作り、賄賂を送り、見せかけの人脈を作って来ることだった。でもその見せかけの人脈の如何に簡単に崩れるものか…。それでも最後の最後までチョンガルが裕福なジョンヒョクに持っていた恨み・妬み・憎しみが、ジョンヒョクを苦しめることになる。「兄ムヒョクが死んだ時に真相解明されなかったのは、突き詰められれば、自分の首が絞まると父親のリ総政治局長が判断したから。ジョンヒョクとセリの写真を北に送ったから、父親は処刑される。ジョンヒョクが帰ることよりも、ここで死んでくれることを望んでいる。」と云って事切れるのだから。
ジョンヒョクは、振り返って自分を打とうとしたチョンガルを、寸でのところで体を入れ替えて、レーザー光線がチョンガルに当たるように自分を死角にした。さすがジョンヒョク。一瞬なので狙撃体勢に入っていた韓国の狙撃隊も連射し、チョンガルは蜂の巣状態で倒れるのだった。
チョンガルの残した言葉がジョンヒョクを苦しめる。拳銃で自殺しようとするが、直後に飛び込んで来た狙撃隊とキム課長に阻止される。良かった。ジョンヒョク、早まってはいけない…。
父親リ総政治局長は、息子が必ず帰って来ると信じているのだから。そして、その絶対に信じてくれる存在を持たなかったのがチョンガルだった。彼が本当にほしかったものは、そういう存在だったかもしれないと思うと、彼の死がとても切ない。
●北の村。マンボクの妻ミョンスンと息子ウピルが連れ去られようとしている。確か14話でマンボクが平壌で交通事故に遭ったと声をかけていた男たち。交通事故で迎えに来たのにこんなに強引に連れて行こうとすること自体不自然なんだけど、子どもたちの声で家の中にいたヨンエも気づいて出て来る。保衛部と名乗る男たちにヨンエが保衛部長によろしくと云って弟の名前を出してカマを掛ける。相手が「伝える」と云ったことでウソと露見! 寸でのところで拉致を防げたのは、ヨンエのお手柄! さすが、大隊長の奥さん。肝が据わってる!
これもチョンガルの指示に因るものだけど、死んだ男の置き土産の餌食にならなくて、ホントに良かった。
●病院の廊下でチスとジュモクが自動販売機の前でウンドンをからかっているところ。
ウンドンはこういった自販機を初めて見るのか、チスとジュモクが中に人がいて、入金されると中でお湯を沸かして飲み物を作っている』ということを信じている。チスはウンドンの斜め前にいるから大っぴらに笑えないけれど、後ろにいるジュモクの笑い方に、ついついつられて笑ってしまう。でも、この直後に、国家情報院の職員によって、連行されそうになる。3人は倉庫に隠れるんだけど、その時の2人を思うチスの言葉が泣かせる。でもどこか間が抜けているチス。愛すべきチスなのだ。
●セリの病室にも情報員の職員が現れる。この時の職員は、後で何度も出て来るけれど、かなりイケメン。チスたちを連行しようとしたチームにも羽鳥慎一似のイケメンがいるけど、私はセリ側のイケメンの方が好き。(^^;)  名前は日本語訳では出て来なかったので、残念。
結局5人全員が病院から連行される。ジョンヒョクもキム課長によって、狙撃現場から連行される。尋問を受けるシーンでは、チスの緊張していることがわかってしまうシーンも良かったけど、ウンドンの取り調べシーンにジーンと来てしまった。北の自分のふるさとの航空写真を見せられて、ウンドンは通っていた学校や近くのつつじの綺麗な峠のことを話してしまう。そして、自分の家が見えた時に、「うちの母は見えませんか?  お母さんに会いたい…。」と云ってパソコンの画面に釘付けになってしまうところ。南の情報院に連行されて、どうなるか分からない状態で思うのはふるさとに残した母のことなんだなぁと思うと、ウルウル来てしまう。(^^;)
●ジョンヒョクも同じ情報院で尋問を受けている。尋問しているのは、例のイケメン職員。(^^;)
外で羽鳥慎一似のイケメンとキム課長が話している。ジョンヒョクが全てを一人で背負おうとしていると。その推理を羽鳥慎一似は経験値に因ると説明する。その時のキム課長のジョンヒョクを見る目はまだ疑心暗鬼…。この人の目が少しずつ変わっていくのも、楽しみの1つだった。
●スンジュンがチョン社長に銃を突き付けられて捕まってしまうけど、チョン社長はスンジュンを裏切ってはいなかった。中国国境に向かう途中の宿で、スンジュンを逃がしてやる。それにしても同じ部屋で寝ている次兄に雇われた5人は、のんきに爆睡している場合じゃない。(^^;)
逃げるスンジュンは、開城近くのあの市場に紛れ込む。すぐに追っ手が来るけれど、一人の男の子が助けてくれる。見覚えのある男の子。例のジョンヒョクの家から軍服を盗もうとした子だった。もちろんスンジュンはそんなこと、知る由もないけれど、北朝鮮の人に見えないスンジュンが追われているのを見て、セリに助けてもらった時のお返しをしたのかもしれない。
追っ手がいなくなり、スンジュンが男の子にお礼のお金をあげるんだけど、スンジュンのセリフが心を打つ。「奪われるな。なくしてもダメ。うまく使え。助けてくれた礼だ。妹とメシを食え。ん?」 あげたお金は100ドル札ばかりじゃなかったかもしれないけれど、それでも、かなりの大金。この男の子が100ドル札を使う時、疑われなければいいなと思うけど、このお金でストリートチルドレンから抜け出せればいいなと思う。
●情報院の例のイケメン職員が、キム課長以下20名位を前に、ジョンヒョクのスマホのGPS分析を行い、それを元に防犯カメラでジョンヒョクの行動を報告している。これが笑える。(^^;)
1枚目:デパートのドアを開けて待ってあげていたシーン。顔天才とSNSで話題になり、ジョンヒョク自身も鼻高だったシーン。彼は「話題になった映像です。“江南デパートの顔天才” 再生回数3万5020、コメント3200…」とニコニコと報告する。(笑うと更にイケメンだった…。)キム課長に次はと云われて、慌てて次の写真へ。
2枚目:坂道の上から乳母車が転げ落ちて来るのを、ジョンヒョクが下で、しっかり受け止めるシーン。見ている20名が一斉に声を上げて、どうなるかに注目する。イケメンの報告は「すごい瞬発力です。」(^^;)  キム課長は「特殊部隊の将校だ。甘く見るな。瞬発力を悪用したらどうする?」
3枚目:公園で木の上に引っかかった風船を取ってあげるシーン。キム課長は身を乗り出して、「何だ?  あれで連絡を?  風船の中身は?  ビラか?」と聞くが、近くで泣いている女の子に風船を渡したのを見て、キム課長は「他は?」
4枚目:急な坂道で、重い荷車を引くおばあさんに力を貸して上げて、後ろから荷車を押してあげるジョンヒョクの映像。キム課長はため息をついて、「模範市民の候補でも選んでるのか?」とちょっとお怒り気味。「使えるのを持って来い!」と云うキム課長に、イケメンは、「こういうのしか(なくて)…。」と困り顔。(^^;)
本当はこの会議でもう1枚の映像を出すんだけど、それはこの回のエンディングで紹介される。ま、その映像も相当笑えるんだけど…。
●ジョンヒョクの尋問が始まる。担当はキム課長。質問は5つ。
1つめ:韓国に不法侵入した理由は何か?
2つめ:ユン・セリを連れ帰る理由は何か? 
3つめ:部下はどうか? 
4つめ:理由は? 
5つめ:部下を利用して無理やり連れて行こうとしたのか?
ジョンヒョクは、少し考えた後、それぞれの質問に、よどむことなく答える。
1.ユン・セリを懐柔して北朝鮮に連れ帰るため。
2.事故で北に来た彼女が財閥令嬢と知り、北に残そうとしたが失敗したため。
3.本件と無関係で、体育大会に参加した彼らを自ら引き留めた。
4.ユン・セリの懐柔が一人では難しかったため。
5.その通り。部下は自分の命令に従っただけ。
キム課長は、罪が全部認められたら、罰は重いと伝えるが、全部事実ですと答えるジョンヒョク。羽鳥慎一似の部下が云った経験値による推測が当たってしまいましたね…。(^^;)  ジョンヒョクの覚悟を決めた物腰が、やるせない。
●キム課長は、ジョンヒョクの答えた内容が正しいかどうかを確かめるためにセリの病室に出向く。
セリは、全部ウソだと云う。そう思う理由は?と聞かれ、「懐柔などされたことがなかったから。」と即答。「彼は最初から私を帰そうと最善を尽くしました。」と云いながら、その時のジョンヒョクのことを思い出す。
船渡しに向かう二人、陸上大会に出る選手団に紛れ込んで帰る作戦を伝えてくれるジョンヒョク、村の社宅前で別れる二人、襲われそうになるセリを守るジョンヒョク…。
「その必要も義務もないのに、命がけで私を守ってくれました。」とセリ。そう、そして、7年前、自分を救ってくれたピアノ曲がジョンヒョクの作曲で、当時湖畔で弾いていたのが彼だったと分かったあの日、「明日、家に帰ることになる」と云って、安全に帰してくれたのだった。
セリはそのこと全てを思い出しながら、キム課長に「私を懐柔したことも利用したこともありません。チョが私を殺すために来て、彼は犯罪者のチョを捕まえるためにここに来た。彼を隠したのは私の意思。私も彼を無事に帰してあげなきゃ。その先の問題は私がここで解決するなり、処罰を受けるなりします。」と、体調が戻らず、息苦しい中、懸命に本当のことを伝える…。ソン・イェジンの迫真の演技に感動する。
●対面調査のシーン。
ジョンヒョクは対面調査を拒否するけれど、1度はしなければいけないというセリの取りなしで渋々従う。キム課長に2人だけで話をさせてほしいと申し出るセリに、キム課長は録画されていることを伝えた上で了解する。優しい。キム課長の2人に接する時の顔が柔和になって来ていると見るのは、ひいき目かな…。(^^;)
向かい合って座る2人。ジョンヒョクはセリを見ようとしない。セリの身を案じて、ICレコーダーにピアノの音を吹き込み、セリのベッドの枕元にそっと置いて行ってから、久し振りに見るセリの顔。弱々しい声。今までだったら「大丈夫か?」のひと言位声をかけるのに…。
そんなセリに、ジョンヒョクは冷徹な声で、懐柔し、利用しようとしたと云い放つ。「高官の息子が情にほだされて助けると思うのか?  無邪気だな。」と云った後、更に「認めるよ。一緒に過ごしたから、全て芝居だったとは云わない。情も移った。だからこんな話をしてる。一緒に過ごした時間に対する礼儀でな。」と云う。ジョンヒョクssi、この言葉はキツイよ。いくらセリを守るためにウソをつくとしても、この言葉はキツイ。セリもジョンヒョクが本気でないことは重々分かっているけれど、セリが本当のことを云ってジョンヒョクを守ろうとしても、ジョンヒョクが監視カメラを意識して、冷たいウソを突き通すので、押し問答になってしまう。セリの具合が悪くなって、セリは「もう限界…。」と云う言葉を残して部屋から出て行く。セリが椅子から立ち上がっても、ジョンヒョクは今までセリが座っていた方向を一点に見つめたまま…。涙を我慢しているからか、目が充血する。出て行くセリを全く見ようともしないジョンヒョク…。このシーンは、お互いが相手を思う気持ちから出る押し問答に、何度見ても胸が痛くなる。
でも、ジョンヒョクが譲れなかったのは、チョンガルが云った言葉『お前の親も本当は帰って来てほしくないと思っている』が頭に残ってしまっていたからかもしれない…。
●部屋を出たセリは、意識を失って倒れてしまう。
外で待っていた母はすぐに駆け寄って、横で待機していたイケメンにおぶわれて(これって方言かな。背負われてが正しい表現?)、情報院を後にする。
それを見ていたキム課長。部屋に入って、ジョンヒョクに「無理をして来た人にそこまで云う必要が?  倒れて運ばれましたよ。まだ調査は早いと云って止めたのに。意地を張って…」と云う言葉の途中で、部屋を飛び出してしまうジョンヒョク。
吹き抜けになっている2階から、おぶわれて出て行くセリを見つめる…。

見送りながら、流れる涙を抑えきれないジョンヒョク…。このシーンがなくても分かっていることだけど、ジョンヒョクの云ったことは、全てセリを守るためのウソだったと、この涙が物語っている…。
●セリは病院の集中治療室に運ばれ、致死率4割と云われる敗血症と診断される。峠は今夜と云われていることをジョンヒョクは知る由もない。ガラス張りの部屋で、食事も喉を通らないほど、セリに対して云った言葉を後悔するジョンヒョク…。

このシーンはとても短いんだけど、ジョンヒョクの気持ちがにじみ出ている。『これからは辛くても君がいる人生を送りたい』と云っていたのに…。
●北朝鮮。ジョンヒョクの官舎にスンジュンが隠れ、ダンが訪ねて来るシーン。
真っ暗な部屋にロウソクだけの灯りの下、スンジュンは翌日イギリスに帰るから空港まで送ってほしいと頼み、ダンは受ける。スンジュンは「ウソでもいいから行かないでほしいと云ってほしい」と云う。そして更に「俺なりに頑張って生きて来た。行き先も分からず、息切れするまで走って来た。でも結局、どん底にいる。俺みたいな男が、ダンさんにこんなことをしてはダメだと分かってる。それでも、あげたい。(と云って、ポケットからセリにあげた婚約指輪を取り出して、ダンの左手薬指にはめる。ダンは拒否しない。)すまない。一度ユン・セリに贈った指輪だ。君が選んでくれただろ?(え? そうやったん?)それだ。今はこれしか…。いつか俺がまともな男になって、君を訪ねて来たら、もしその時もダンさんが独りでいるのなら、俺に一度だけチャンスをくれ。」と云う。スンジュン渾身のプロポーズ。セリにしたように坦々とした上から目線のプロポーズではなく、ダンの左手を取り、ひざまづいて、正直な気持ちを込めて伝えたプロポーズ。ダンは「ふざけないで」と云うが、スンジュンが抱きしめると、その胸の中で泣いてしまう。そんな彼女にスンジュンは、「ダンさんが好きだ。好きだから、進むべき道を行く。まっすぐ生きるよ。俺は変わる…。」と心の内を明かすのだった。裏切られ、家族が離散し、人を信じることなくたった独りで手段を選ばず生きて来たスンジュン…。そんな彼が正しく生きようと決意させたダンとのめぐり会いに感動。この二人のラブラインもうまくいってほしかった。今までも素敵なシーンはあったけど、スンジュンの告白シーンに胸キュンだった。
●情報院のキム課長の部屋。羽鳥慎一似の情報員がキム課長にセリのクレジットカードの使用状況について報告している。この報告が大真面目にトンチンカンなので笑える。ネットカフェの使用明細が出て来る時に、敢えて「情報収集のアジトだったかも」と付け加えたのに、内容はゲームアイテムの割引購入、チェ・ジウのドラマのダウンロード、コンビニでの食事くらいしかない。キム課長も呆れ顔。云った言葉が、「こいつら、どうしてこんなに金遣いがセコい…!」だった。真面目に細部まで空で云えるほど確認しても大した内容じゃなかったことを報告しないといけないこの情報員に同情するけど、笑ってしまう…。(^^;)
でも、起死回生。きっとこの情報員の部下が、チョンガルのパソコンが復元出来たと入って来る。わざわざ自分が一旦受け取って、キム課長に渡している。(^^;)
●ガラス張りの部屋でジョンヒョクに復元が終わったパソコンを見せるキム課長。
メールの内容は、『総政治局長は巧妙に口実を作った。写真を見せたが、財閥の懐柔作戦だと云い張っている。息子が数日以内に戻ると断言しているので、そこで彼を始末しろ。始末出来なければ、君も祖国に戻る意味がない。』だった。
キム課長は、ジョンヒョクに「読めば分かりますね。なぜチョンガルが死ぬと分かっていてあなたに発砲したのか。あの男も居場所がなかったんです。北にも帰れず、ここにもいられない。一人で死ぬのもイヤ…。」と話しかける。ジョンヒョクはあの日のことを思い出す。忘れられるはずがない…。チョンガルの断末魔。「お前は帰れない。俺が全部送った。お前とあの女がここで一緒だったという証拠をな。お前が帰ったら、お前の親は処刑されるだろう。」この言葉がジョンヒョクをがんじがらめにして、セリにあんな冷たい言葉を云わしめることになったのだから…。少しずつ解き放たれるジョンヒョク。そこにまたキム課長の声。「あなたの父親は息子は必ず帰ると云っています。父親の心配は要りません。」そして、ジョンヒョクに向かって、「本当のことを話してくれませんか?」と丁寧に質問するのだった。キム課長の太陽対応に感動!  さすが、仕事が出来る課長なのだ!
●でもここで、ジョンヒョクが最初に云うのは、そう、セリのことだった…。「ユン・セリは、どんな状態ですか?」やっと云えたそのこと。きっとずっと聞きたかったはず。キム課長は、セリが手術の後遺症で敗血症になり、集中治療室にいることを教える。そして、「なぜあんなひどいことを?」と聞いて、「後悔するのに…。」ってフォローしてあげる。優しい。
●セリの様態が急変する。集中治療室のシーン。
「夢を見た。」から始まる。セリのオフィスで、スポーツウェアのテストをセリ自身がするのか?  と購買チーム長が聞いている。「パラグライダーで?」と。
セリの夢は続く。「夢の中で私は、事故が起きた日に戻っていた。そして夢の中で、全てを知っていた。テスト現場に行くとどんな事故が起きるのか。どこに不時着して、誰に出会うのか。どんなに大変なことを経験するのか。そして、ついに、今日が訪れることまで。全てを…。」と。
10話の最後に、セリが眠れずに町に出て、『愛とは何だろうと考えてみる。私があなたに会いたいと願ってるように、あなたにも願ってほしいと思ったなら、それが愛だろうか。あるいは、私に会いたいなんて気持ちがわかないほど、幸せでいてほしいと願ったなら、それが愛だろうか。それともあなたに会うためなら、あの出来事を最初からもう一度繰り返しても構わないと思えたら、それが愛だろうか。』と思うシーンがあるけれど、呼応している…。
●そして、キム課長に入る電話。セリが危篤と知らされる。その時のジョンヒョクの顔…。
キム課長や他の情報員を置き去りにするくらいの速さで病室へ走って来たジョンヒョク。集中治療室に駆け込んで、セリを見つめる…。
セリの云った3つの愛のパターン。1つめは2人とも、セリは3つめ、ジョンヒョクは2つめを選んだ。ジョンヒョクはセリを見つめながら、「時間を巻き戻せたら、巻き戻せるのなら、君と出会わない。君が僕を知らずに、何事もなく穏やかに過ごせるほうを選ぶ。」と云う。

『辛くても君のいる人生を送りたい』と云っていたジョンヒョク。セリと共に過ごす幸せな人生ではなく、彼女が助かるためなら、時間を巻き戻し、自分に会わないで、セリが穏やかな人生を送ることを願うジョンヒョク。愛だ。どちらも究極の愛…。
●空港にスンジュンを送ったダン。すぐにタクシーに乗って帰るけど、セリの次兄の手の者に拉致される。そして1時間以内に助けに来ないと殺すと脅される。出発時間がない中、選択を迫られるスンジュン。意を決した後、手に持ったチケットを口で破るシーンが鳥肌!  何度見ても、カッコイイって叫んでしまう!
もうすぐ出発の時間が来て、自国に戻りさえすれば、人生をやり直すことも出来たはず。それが目の前だったのに…。
ダンを救うべく、現場に向かうスンジュン。クレー射撃の腕前はどこかで披露していたけれど、ここでもそれを発揮して、次々とやっつけていく。でも最後の1人に撃たれてしまう。走り寄るダンを見ながら、「俺は間違ってた。俺が死んでも俺のために泣いてくれる人がいた。それが君たとは。悲しいけどうれしい。」と呟くのが悲し過ぎる。
●セリの夢は続く。「その長い夢の中で、ついに私は選択をした。(テスト現場。1話のシーンに戻る。最初にこのシーンを見た時は、終盤にこのシーンが意味を持つようになるなんて、想像もしない…)あなたと出会うために全ての出来事を最初からもう一度経験する選択、時間を巻き戻しても、100回巻き戻しても、あなたと出会い、あなたを知り、恋に落ちる。その危険で悲しい選択をすると、私は分かっていた。その選択をして、私は幸せだったわ、リ・ジョンヒョクssi。」セリの夢は終わり、心肺停止を告げるアラームが鳴り響く。
●北では救急車で運ばれるスンジュン。号泣するダン。スンジュンの声。「もし俺たちのどちらかが死に、1人が助かるべきなら、そう決まってたのなら、死ぬのは俺で、助かるのは君であるべきだ。それが正しい。」そして、北でも心肺停止を告げるアラームが鳴っていた。
この時の「君」は誰を指すのか。ダンなのか? それともセリなのか?
●この15話の最後は、セリを見守るジョンヒョクのアップで終わるが、スンジュンとセリの命が消えそうになるシーンが交差して、緊張感がより高まる。息が詰まるシーンの連続で、セリの危篤から先は、何度も何度も繰り返し続けて見てしまい、なかなか好きなシーンの言葉が出て来なかった。(^^;)
●この15話のエンディングは、会議で、ジョンヒョクの行動についてイケメン情報員が報告をしているところに戻る。模範市民を選ぶような報告内容にあきれてしまっているキム課長。坂道を重い荷物を引いて上っているおばあさんを助けるジョンヒョクのスライドの後、「これだけか?」というキム課長に、「ユンに対するリの行動分析を心理学者に依頼して、結果が出ました。」と自信満々に報告を続けようとするイケメン情報員。キム課長も前向きに聞こうとするが、出して来た映像が、笑える。
1.ユン・セリといる時、9割以上の確率で状態を彼女に向けている。
2.無意識に相手を真似するミラーリングが見られる。
3.見知らぬ男性が近づくと視線や動線を遮っている。
頭を抱えるキム課長が見えないのか、「心理専門家のオ教授はこれは典型的に恋に落ちた男性の行動だと…。」と続けようとして、「分析が必要か? 見ればわかるだろ! 全く!」と云われてしまう。いやはや…。(^^;)
そして最後は、報告じゃないけど、相合傘の2人。セリの肩を抱いて、セリが濡れないようにして歩いている。
昔の川柳か何かにあったよね。「相合傘、惚れてるほうが濡れている」だったっけ。
韓国でも日本でも、今でも昔でも、いずこも同じ。やはり分析は必要ない、ってことだね。

どのシーンも気に入っているので、何だか、最初から最後まであらすじを書いているような気がしてしまう。どこかを削ろうかと思ったけれど、出来なかったのが、自分でも笑える…。
次は16話の最終回だけど、その前に抜けてしまった4~6話を書いてしまおうと思います。


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