好きなシーンばっかりを集めました。11話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。
【11話目】 ~セリが残業しているのをドアの隙間から見ている人の気配。残業を終え、エレベーターで地下に降りるのを追いかける。それがチョ・チョンガル。車の特定をされたところから始まる~
●10話の最後のシーンからの続き。
セリが「私はこのたぐいの夢が好きじゃないの。目が覚めたら、すごくむなしいから。そんな目で見られるのもちっともうれしくない。」と云うと、ジョンヒョクが「夢じゃない。」と応える。「保証出来る?」とセリ。「保証する。」と云ってくれたジョンヒョク…。
再会を実感する二人。
ジョンヒョクの顔の傷を気にするセリ。セリの前髪を上げてあげ、大丈夫と云うジョンヒョク…。
ジョンヒョクの広い大きな胸に安心して飛び込める幸せ…。
●ジョンヒョクの顔の傷は、過酷な脱出のせい。
廃坑の入口はこんなに立って入れるくらいなんだけど、中は匍匐(ほふく)前進するしかないほど。「かろうじて一人が通れる位の初窟が10キロも続き、休まずに進んでも20時間はかかる」と教えてくれた過酷な暗がりの穴を進んで来たジョンヒョク。「大丈夫」って云える? カッコ良すぎ! でも後で、セリに「こんなに簡単に来られるなら、私の苦労はなんだったの?」って云われると、「そんなに簡単だったわけじゃない…。」とちょっと本音がポロリ。(^^;)
映画の『ショーシャンクの空に』の脱出シーンも凄かったけれど、どっちもすごい…。
●狭い穴をようやく脱出して、軍服から私服に着替えて、海辺に続く洞穴を歩くシーン。
背負っていたザックに軍服を入れて、きっと穴の出口辺りに隠して来たと思うけど、この後、チョンガルかジョンヒョクのどっちかが落とした将軍バッジで、脱北のルートとバレてしまう。捜索された時、当然、このザックも見つかっちゃったよね…?
●喫茶店のようなお店で、ジョンヒョクが来たあらましを聞くセリ。いつ帰るかを聞いて、「チョンガルを捕まえたらすぐに、今夜にでも。」と云われ、ちょっとガッカリするセリ。
お店から出る時、「隠れて!」と云いながら、ジョンヒョクをかばおうとするセリだけど、全然隠れていないジョンヒョク…。(^^;)
●自宅に連れて来た時のシーン。「遠慮しないで、くつろいで。」とジョンヒョクに云うセリ。コートを脱ぎながら、「とりあえず、お風呂に?」って云ってしまって、「疲れているかと思って…。」と云ったものの、お互いに照れてしまう二人。
「何か食べる?」と云って、冷蔵庫を開けるけれど、お水のペットボトルがずらりと並んでいるだけ。「普段は何を食べてる?」と冷蔵庫を覗かれてしまうセリ。(^^;)
「金持ちだと自慢してたのに、食べる物がないな。」とジョンヒョク。(^^;)
慌てて冷蔵庫を閉めて、「云わなかったかしら? 『小食姫』だって?」と負け惜しみで云うが、(社宅で、草原の夜に焚き火の前でがっつくセリ。列車でゆで卵を食べ、炭酸飲料を飲むセリの映像…。)ジョンヒョクは、「小食じゃなかった。」と思い出しながら云う。(^^;)
セリは負けずに「もともとはどんな料理でも3口以上は食べないし…。」と云おうとするが、ジョンヒョクは腕組みをして、「君が3口で箸を休めるのを見たことがない。」と云う。(^^;) もう、笑える! 「特殊な状況だったので、食べる物がもうないと思って生きるために食べただけ。」と云うけど、これはもうセリの負け! ジョンヒョクの優しい目がここでも印象的!
●チキンの出前を取るんだけど、ジョンヒョクは、中のチキンを1個取って、セリに差し出す。
「何?」と云うセリに、「南のやり方だろ? よその家で食事を出されたら、まずホストに一口あげるのがマナーだとか…。」とジョンヒョク。思い出して笑うセリ。(^^;) 見つめ合う二人。
ジョンヒョクはセリに「家族とはどうだ?」と聞く。北朝鮮にいる時にスンジュンに『次兄は帰って来てほしくないと思っている』ことを聞いていたことを知らないセリは、北朝鮮でジョンヒョクに云われたことを思い出して、「仲良くしてるわ。心配してたのね。私も北では心配したけど、あなたのいう通りだった。いくら憎くても、家族は家族だった。前はよくケンカしたけど、私が帰って来たら、みんなすごく喜んでくれた。今は仲がいい。」と心配させないように笑って云う。
●そこへ次兄夫婦が訪ねて来て、暗証番号を知っている嫁のサンアが勝手にドアを開けて、2人で入って来る。慌てて隠れるジョンヒョク。そこで、今聞いた真逆の話『北朝鮮にいたことを公表されたくなかったら、経営権を放棄しろ!』と云われるのを聞いてしまう。シラを切ろうとするセリは、スンジュンとの会話の録音も聞かされる。
反撃に出るセリ。ク・スンジュンと会ったことを認め、「2人はそのことを知っていたのね? なのに、助ける気はなかったの? 帰ってほしくなかった? それとも死んでほしかった?」と聞き返す。そして、「人生では忘れてはならない3人がいる。窮地を救ってくれた人、窮地に置き去りにした人、そして、私を窮地に追い込んだ人。だから、二人を絶対に忘れないわ。」と逆に脅すように云う。次兄は、「運良く生還したなら、息を殺して、ひっそり暮らせ。警告は今日までだ。」と捨てゼリフを吐いて出て行く。
振り返ると、ジョンヒョクが近づいて来る。「何も云わないで。恥ずかしい。」と云うセリに、「何も云わない。」と云って、抱きしめるジョンヒョク。抱きしめられながら、「癒やされる。静かだし、温かい。何だか、怒りが収まる…。」とセリ。抱きしめながら、「僕は腹が立つ。立場も忘れて、飛び出したくなった。」とジョンヒョクは云う。
そして、「覚えててくれ。忘れてならない人は、憎い人じゃなくて好きな人だ。人を憎み続けると、気持ちが荒れて、自分が傷つく。君が損するぞ。損するのは人一倍イヤだろ? 好きな人だけを思って生きるんだ。」と優しく見つめながら、云う。この言葉、とっても胸に響く。だから、セリも素直になって、「その人が傍にいなくても?」と甘えて聞いてしまう。頷きながら「そばにいなくても…。」とジョンヒョクが応える。見つめ合う二人…。
●ジョンヒョクが南に向かう前に父親に宛てた手紙を読むシーン。
『父さん、このような話を伝えてすみません。護送中に消えたチョは、兄を殺した張本人で、僕の愛する人を追っています。彼が南朝鮮に行った以上、黙って見ていられません。愛する人を二度と失いたくないんです。彼女に何かあったら、僕は一生自分を許せません。勤務交代まであと1ヶ月です。その前には必ず戻ります。ご心配なく。』
読み終わった父は、火をつけて燃やす。
●玄関のロックを暗証番号から指紋認識に変えるシーン。
韓国のドラマで度々出て来るこのシステム。セレブのセリのお家は当然だし、指紋認識に変えるわけだけど、一般人の家でも暗証番号認識は普通。鍵だとなくすし、出すのに時間がかかる。ホントにいいシステム。
●二人で買い物に出かけるのに、車に乗る前のシーン。
ジョンヒョクがセリの車のボンネットをノックするように、軽く叩く。「冬は乗る前に叩くといい。寒いから動物がエンジンに隠れる。」とアドバイスする。ネコが車の下から出て来たことで、セリは純粋に「良かった。私も冬は乗る前にこうやって…。」と云いながら、ふと叩く手を止める。「私にどうしろと? 私は死ぬまで冬にはこうして車をたたく…。そのたびにあなたを思い出すわ。」と云い、思い出に残る行為は禁止と云ってしまう。気持ちわかるなぁ。でもあとで、この行為がセリを助けることになる。
遠い昔、初めて買った車に父が乗った時、父も同じことをして、同じことを云ってくれたことを思い出した…。(^^;)
●ジョンヒョクの服を選ぶシーン。お店のカラフルな品揃えが素晴らしい! セリが最初に選んだのは、レンガ色のようなスーツ。着替えて出て来るジョンヒョク…。ってか、ヒョンビン! カッコイイ~~~~~!!! セリもハートマークの目で見つめてしまうけど、店員の馴れ馴れしい態度と褒めちぎりの言葉に「イマイチ」と云ってしまう。(^^;)
次に選んだのは、ダークブルーのスーツ。中は白いシャツ。云われるままに従うジョンヒョク…。
でも、試着室から出て来たジョンヒョクのカッコイイこと! 絶句! セリも気に入るんだけど、店員の「このブランドのモデルよりもイケてる」の言葉におかんむり。
「後ろ姿がパットしない」とか何とか文句をつけて、もう少し明るい紺色のスーツを選ぶ。(^^;)
でも、店員に「ご主人は何でもお似合いですね。」と云われて、ご機嫌回復! さらに「あなたを見るまなざしに愛があふれていてスイートでした…。」と云われ、試着して文句をつけていたスーツ3点と、さらにスーツ2着、シャツはカラー別に全部!と注文する! さすが、セリ。さすが、セレブ!
店員が電卓を叩いて出した金額が、2500万ウォン! カードで一括払い! そして、ジョンヒョクが持つ紙袋がどんどん増えて行く!
●デパートの出口のシーン。
ドアを開けてセリを通したあと、年配の夫婦や子ども連れのお母さんが来るのを見て、閉まらないように、ドアを持って待ってあげるシーン。みんなに写真を撮られてしまう。(^^;)
●会社にジョンヒョクと一緒に戻ったシーン。
声をかけて来たホン室長に「私のボディガード。一時的に。」と紹介するセリ。「一時的にとは、つまり、また始まるというシグナルですか? 熱愛が…。」というホン室長。「知ってたほうが対処しやすいです。」と本音。ずっといろいろな熱愛を捌いて来た室長だからね。(^^;)
「何のことかしら?」とか云いながらエレベーターに乗った二人。セリは言い訳をするけど、ジョンヒョクはちょっと不機嫌。当たり前やね。でも、そんなに噂になるのはもうムリかもというセリを見るジョンヒョク。
「目が肥えたから。あなたのせいで。」と云いながらエレベーターを降りて行くセリ。「何だよ。」という雰囲気で、満足そうにセリに続くジョンヒョク。(^^;)
●ホン室長がジョンヒョクを食事に誘うシーン。食事と云っても社内のスナックスタンドのような場所。
そこで、ジョンヒョクは社員が思っているセリの姿を知る。セリは、一緒に食事をしない。隣に誰かいるのを嫌がる。(セリが選んだ服なのに)こんな服の色も毛嫌いする。卵のゆで時間は8分27秒で、8分30秒だったらパサパサしているとすぐわかる。(平壌行きの列車で器用にゆで卵の殻を剥いてパクつくセリのシーンを思い出すジョンヒョク。首をかしげる。)そして、セリの好みを把握してこそ、ここで生き残れるとジョンヒョクを諭す…。(^^;) そうやってセリの会社で働いて来たホン室長たち。セリのことを『猫のようにデリケート』というところに気持ちが見え隠れする…。(^^;)
●セリが運転する車に乗っているジョンヒョク。ホン室長たちがいうセリと自分が思っているセリとには大きな隔たりがあると思って、「僕は君の好みを知らないのかな? 社員たちはゆで卵の時間まで知ってる。」と云ってみる。セリは「ゆで卵の時間なんてどうでもいい。私の好みは、リ・ジョンヒョクssi。初めて会った時に、私のタイプと云ったでしょ! 知ってるくせに…。」と。
ジョンヒョクは、窓の外を見ながら、にっこり。うれしそうな顔。(^^;)
●北朝鮮のダンとスンジュン。追われるスンジュンを新居に匿うダンに、ラーメンを一緒に食べようと誘うシーン。
スンジュンは『ラーメンには社会的に与えられた意味がある』と云う。韓国では誰にでも「ラーメンを一緒に食べよう」とは云わないらしい。愛の告白なんだとか。
自分は誘って起きながら、南でそんな風に誘ってくる男はキッパリ断れというスンジュンに、ダンは、「どうして断るの? 私はいいのに。」と云う。「私はいいのに。」と云われると思っていなかったスンジュンは、ビックリ! 「何がいいんだ? ラーメンが? それともそう云う男が? もしくは俺が?」と問い詰めるけど、ダンは、フンって笑うだけ…。ダンが帰っても、何で笑ったのか、気になるスンジュン。気になって全然寝つけない。それまではダンに恋の手ほどきを教える立場だったのに、このことをきっかけにスンジュンはダンを好きになっていく…。
でも、それにしても、ダンは自分の新婚生活を送るはずの家にスンジュンを匿い、ベッドに寝させるなんて。ジョンヒョクと暮らすことは完全に諦めたってことだよね。
●セリのオフィスで、『デパートのイケメン』と書かれたSNSについて話しているシーン。
コメントがいっぱい上がっている中に『顔天才』の言葉の意味が分からないとセリに云うと、「イケメン」のことと答える。イケメンはわかるんやね。(^^;) まんざらじゃない顔をするジョンヒョク。
何度も『顔天才』が出て来るのを云うと、セリが「うれしい?」と聞き、「別に。」と応えるジョンヒョク。しらじらしいと云うセリに同感! 仲がいいと云うか、いい雰囲気。だけど、チョンガルが外から中を覗っていたことに気づかなかったのは、ちょっと失敗だった…。
●ジョンヒョクの携帯に電話が入るシーン。
ジョンヒョクが携帯の契約をしていたことも、その携帯に連絡が入ることにも驚くセリ。チョンガルがブローカーに会うという情報を確かめに行くと云うジョンヒョクに、一緒に行くというセリ。危ないからと…。でも、ジョンヒョクは、だからこそ一緒に行ってはいけないと云う。そして、「チョンガルを捕まえたら、僕は今夜ここを去る。」と云う…。「もう一度会えないの?」と云うセリに「そんな時間はない。」って…。あー、これは辛いね。分かっていても、たった今まで『顔天才』で笑い合っていたのに…。
でも、そこがセリ。出て行こうとするジョンヒョクに、会えない場合は、せめて声だけは聞かせてほしいと云って、ジョンヒョクの携帯に自分の電話番号と、お互いの位置情報がわかるアプリを入れる。
「念のためにね」と云って…。
●会社に残って仕事を続けていたセリ。ある程度片付いて、ジョンヒョクに連絡を入れる。そして、オフィスを出るが、チョンガルが身近にいることを知らないセリ。すれ違っても気づかない…。ここから、サスペンスドラマのような展開に…!
一番ドキドキしたのは、このシーン。駐車場で、一旦すぐに乗ろうとしたけれど、ジョンヒョクに教えてもらった通りにボンネットを叩くことにしたセリ。そこで、車内後部席に誰かがいることに気づく。チョンガルよりも先に気づけて良かった! チョンガルが気づいて、車から出たと同時にセリは走り出し、逃げる! セリの足は速い!
●途中で落としてしまった携帯に、ジョンヒョクから連絡が入る。繋がった電話に出たのはチョンガル…! 出ると思わなかった彼の声に、最悪の状況を思ってしまうジョンヒョク。駐車場に走って向かう。
着いたジョンヒョクに、見えていると分からせるために、左手を挙げるように指示する。そして、セリは自分と一緒にいて、余計なことをするとセリを殺すとウソをつく。
でもセリは、駐車場の分電盤で、照明の電源を切って真っ暗にする。
そして、大きな声で、チョンガルと一緒にいないこと、チョンガルは銃を持っていること、自分は大丈夫だから逃げるように叫ぶ!
セリの声を目を閉じて聞くジョンヒョク。(ジョンヒョクは夜目が利いて、方向感覚が優れている、んだったね!)
足音がして、チョンガルは逃げ、
ジョンヒョクは、柱の陰にいたセリを見つける…。無事だったセリにホッとするジョンヒョク。
見つめ合う二人…。ここで、11話が終了。
●エンディングは7年前のスイス。
雑貨店でチョコレートを探すセリとスイスに着いたばかりのダンのニアミス。
キットカットを勧める。『激甘』の表現は、セリがブツブツ激甘と云っていたから。(^^;)
そして、
二人の写真を撮ってあげるセリ。「彼女には惜しい…。」って云いながら。
彼女が横にいるのに、優しい目でセリを見つめるジョンヒョク…。
カメラをジョンヒョクに返しながら、「お似合いですね」と云って立ち去るセリ。
その背をまだ見つめるジョンヒョク…。キットカットを食べながら、さっさと歩き始めるダン…。
ダン! ゴミは捨てないで!
セリを何度も振り返りながら、ダンの方へ歩いて行くジョンヒョク。反対に分かれて行く二組…。
韓国ドラマによくある、いろんな方向に話がどんどん進む回。好きなシーンは数え切れない。
セリとジョンヒョクのラブラブなシーンがやっぱり心温かくなるけれど、チスをはじめとする4人+1人の5人組のバタバタ感も好きなシーンに入れたい。
大きなセリのビルの前で、ウンドンが後悔するシーンには、同情するけど笑えてしまう。(^^;)
そうですよね。スイスでゴミを捨てるなんて!
あり得ない!