畑のもの狸と分ける暮らしかな
家庭菜園を始めたころ タヌキが荒らして困りました。
畑に行くと 隅に齧られたあとのある大根がころがっていました。
狸が畑の大根を抜いて持って帰ろうとしたけど 重いからここで食べたんだ と言うのが
夫の説です。たしかに引きずった跡が!!
まあ 大根の一本や二本や三本!!とか言ってたのですが こんどはイノシシが出るようになって
大根どころか何でも食べるのであちこち掘り返して 被害甚大!
もう作るの止めようか と言う状態になって 大がかりな猪退治が始りました。
それはもう大変な騒ぎで おかげでイノシシが出ることは無くなりました。ところが 今度は
狸が又出るようになって 話しを聞くと ヒャクビシンとかいう西洋の狸だそうで
今年の冬大根や来年春の収穫の豆も荒らされるかもしれないので 対策を考えなければいけないのです。
句は最初は 大根を狸と分ける暮らしかな だったのですが
季語が二つなので 変えました。大根・・の方が好きだけど
好きな大根を一本だけ丸ごと食べてくれるなら怒りもまだ少ないですが。
あっちの大根をかじりこっちの大根をかじりと好き勝手をするのが野生動物。
好きな部位のみ食べていく行儀の悪さです。
野生動物ですから仕方ないといえばそれまでですが。
ハクビシンは江戸時代に中国からはいって来たとの説や、古来から日本に生息していたなどはっきりしません。
なので特定外来生物の指定もされていない厄介者です。
東京の街でも見かけることがあるほどです。
流石にイノシシは見かけませんが狸やハクビシンやアライグマは23区内でも生息しています。
野生動物との共生は難しいですね。