ジャンヌ・サマリーの肖像 ピエール=オーギュスト・ルノアール
2013年 愛知県美術館 フランス絵画300年
最終日に行ったので 入場制限があるほどの人出でした。
会場は照明を暗くしてあって ざわざわした中でこの絵を見たのですが
素晴らしかったです。彼女はそこにあるすべてのものを輝かせた とルノワールが言ったと
ガイドブックにありますが ほんとにそこはひときわ明るく見えました。
近くでみるといろんな色が躍っているように描かれていて楽しいですが
少し離れてみるのが素敵です。彼女はこの時 二十歳。別名「夢想」と呼ばれるこの絵について
説明するのは難しいのですが
「未婚といふ薄桃色の歳月のわれにありにきコスモスさやぐ」 栗木京子(塔)
この歌をみんな(同年代の友達)で読んだとき そういうのではなかった という感想が
ほとんどだったのですが(私もそんな色ではなかったなあと思ったのですが)
この絵をみていると そうだったなあと 思えるから 不思議です。
われにありにき これをみるみんなに そうおもわせるだろう一枚の絵です。
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