1256)14時46分＋α（大震災から12ヶ月）

　東日本大震災の余震域（青森県～千葉県房総半島沖）でこの１年に発生した震度１以上の地震は、７千回を超えたそうです。原発の収束同様、余震の落ち着く時期も見えないまま、１年後の３月11日を迎えました。

　各地で慰霊行事が行われ、14時46分に黙祷した方もいらっしゃると思います。この震災による死者１万５千余名、行方不明３千余名と報じられていますが、昨日（10日）の岩手日報に次のような投書がありました。

　「この時（14時46分）、まだ皆生きていた。多くの命を奪ったのは地震発生後30分で襲来した大津波である。地震から津波到達までの行動が生死を分けたといえるだろう。追悼行事では地震発生時刻と津波到達時刻の２回サイレンを鳴らして欲しい（要旨）。」

　２度サイレンを鳴らす追悼の場があったか分かりませんが、本震の起こった14時46分の他にも記憶に残った時間がある方も多いかもしれません。私の周囲でも11日夜の停電が印象深く残っているという方がいますし、私自身も14日夜の帰宅途中にラジオを聴きながら、暗澹（あんたん）たる気持ちになったのをよく覚えています。

　それから１年、様々な事を考えた１年でもありました。来年の３月11日にはどのような事を記しているでしょう？


（ＪＲ盛駅跨線橋より　－大船渡市盛町 2012/03/10－）
　
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