2709)千葉彷徨 鴨川市（厳島神社と外房の海）

　先日のテレビ番組で辞書の蒐集家を紹介していました。国語辞典だけでなく様々な辞書を蒐集しており、その数は６千冊を超えるそうです。書庫には棚に収まらない辞書が山積みとなっており、どこに何があるか分かるのかな？なんて余計な心配をしてしまいました。そもそも６千冊あっても実際に使うのはごく一部でしょうから蒐集する意義は？なんて声も出そうですが、元来蒐集というのはそういうものなのでしょう。かくいう私も６千冊には遠く及びませんが30年以上蒐集し続けているものがありますので、その心理は多少は理解できます。



　１年前から千葉以東、以南への出張が幾度もあり、社外の方とお会いするのですが、成果につながる確率は３～４割であり、空しい気分で現地を後にすることになることが多いです。

　本日はその千葉以南出張時、時間の合間で参拝した厳島神社と外房海岸です。南房総ポータルサイトによると、平安時代初期に慈覚大師が布教で訪れた際に弁財天像を祀ったのが始まりだと伝えられています。


（鳥居から拝殿まで斜めの参道が不思議　－鴨川市磯村 2018/01/07－）

　御開帳は60年に一度なので、若い時に見ていないと人生一度しかお目にかかれない事になります。前回の御開帳が2013（平成25）年だそうですから次回は2073年、今から55年後になります。北海道新幹線全通も見られるか覚束ないのですから、次回の御開帳にはご縁はありませんな。


（昭和５（1930）年の奉納された拝殿の額　－同上－）

　冒頭、成果につながる確率は３～４割と申しましたが、この日は成果の目途が立ったので勝ち戦気分で鴨川を後に、外房線の列車に乗り込みました。こういう気分の時の車窓はよりきれいに見えるものです。

（冬晴れの外房海岸　－外房線車窓から 2018/01/07－）

　が千葉へ帰社後、成果が白紙に戻ってしまいました。中々うまくいかないものです。

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