友人の山に山椒の実を採りに出かけました。
そこにハナイカダが自生していました。ヨメノナミダという名前があるそうです。夫の涙という草花はないのだろうか。不公平だ。
友人の山に山椒の実を採りに出かけました。
そこにハナイカダが自生していました。ヨメノナミダという名前があるそうです。夫の涙という草花はないのだろうか。不公平だ。
鋳造メーカーは、客先から発注を受けると素材図を作って、このような形で納入しますがいかが?という確認を取って仕事を進めるのですが、いささか技術力の不足している企業では、この確認作業が曖昧なまま受注が進行してしまいます。今回も金型が完成してしまってから素材図作成の依頼がありました。素材図というのは、(言うまでもなく)あらかじめ鋳造対応できない部分は依頼元に変更を依頼し、完了後PL位置・ゲート位置・押出しピン位置・加工代とその量・熱処理などを設定・確認してそれぞれの作業現場にあらかじめ情報を提供するものですが、金型がほぼ完了の状態で作るということは、金型メーカーはさぞ金型設計で苦労しただろうなと想像できます。型図から押出位置をひろっての作業ですからね。技術力があれば(ないものねだりという)金型の法案を検討したら素材図で表現してくれれば(CADは設計者のワープロ・ワード)金型設計者は楽に仕事が進められただろうにと涙が流れます。
大手のダイキャスターでは考えられないことも、小規模な鋳造所では良くあることなんです。
画像はまったく関係なくポンペイで発掘された当時のパン。国立博物館の展示会にて。
古本と言っても130~140年前のもの。版本とよばれる版木を使って印刷された和本を手に入れた。紫式部日記(明治27年)と土佐日記(明治17年)。参考書は、紫式部日記が岩波の日本古典文学大系19(枕草子-紫式部日記)書き写したノート2冊 期間35日、土佐日記は角川ソフィア文庫の土佐日記(全)自作ノート1冊 10日。
それぞれネットオークションで手に入れたもので費用は2000~3000円程。ずいぶん楽しめた。
ある製品のダイキャスト部品で金型図の検討依頼を受けた。図面(3D)を見たところパーティングとゲートさらに押出ピンのことは全く考慮されていない。ここまではいつものこと。さらにアルミ材料を確認すると「?」と疑問が発生した。この使い方(吸湿と汗)の製品では、耐食性を対策しておかないと問題になるんじゃないかい。私に依頼をくれたところが打合せしたところ、やはり試作で腐食の問題があきらかになったようだった。しかしそこからの対応策がまた「?」。塗装と表面処理だけを最適なものに選定できれば解決すると判断したようで(たしかに最近は優れた塗装があるみたいですが)、そうするとDC素材には厳しい品質要求が来ることになる。多分、解決できないんじゃねー。しかし、企画を打ち上げたところで、この懸念を口にする人は居なかったのかねー。材料を耐食アルミで選定して製品設計もしておけば可能性は有ったかもだが、鋳造をしてくれるところがないか。優れた塗装と表面処理技術が見つかるように祈っています。仏教徒なので、仏様---。
追記:それほど心配することもなく、日本製の塗料で良いものが見つかりそうです。
ねじを使った部品の取り付けでは、昔からねじの緩みや部品の脱落が問題になり事故にまで至った例もあります。最近では大型トラック左後輪が緩んで脱落という事故がありました。これもいかがな設計かと思います。
可動側になる部分にパッキン押えの突起があるため可動側にピンが設定できずに固定側にしたと思われ、バカ穴になる部分の抜け勾配を非常に大きくして対策にしています。ここで問題になるのがボルト側の座面が減少することです。この座面が少なくなるとアルミなどのダイカスト用材料では座屈(座面陥没)の可能性があり座屈が発生するとボルト締め付け力が失われて緩みが始まることになります。私も30年ほど前に、座面が陥没してボルトが緩み固定されていた部品がグラグラし始めたという事例を知っています。
ワッシャを使うとか、穴にドリル加工を入れるとか、何らかの対策を織り込んでおくことを勧めます。