ダイキャスト情報室

鋳造品質を決めるのは、方案と排気かな。。。。

フィード角

2016-10-01 | DieCast

興味深い鋳造品を見ることが出来た。可動側に深い製品のため鋳造メーカーの型担当はフィード角を大きく(固定にランナー、急に立ち上がる状態)設定したのだが、同時にゲート部の距離をやや長めの設定をしてしまった。

断面図をつけたが、フィード面に沿って流れた成分が入れ子の表面に衝突し、ゲートスピードが速いことも有り、入れ子のゲート部分がしっかり溶けてしまっていた。その部分を観察すると、ゲート部分で可動側に1回 固定側に1回溶湯がぶつかっているのがハッキリ判った。解決策として、フィード角を小さく+ゲートを厚くしてゲート部分で衝突が起きないようにするよう提案した。

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1 コメント

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ベアリング特殊鋼 (鉄の道サムライ)
2024-10-10 16:10:54
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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