本ブログの'21.01.22に書いた記事の続きです。
もう少し理解しやすい資料が、日建連/鉄骨専門部会がまとめた鋼材規格の中に有りました。
ここで確認してほしいことは、金型は降伏点以上の応力が掛からないという前提に立っていること(超える場合は定期的に交換)。そして鉄鋼は弾性範囲内・降伏点までの傾き、つまりヤング率は、高張力鋼もSS400も変わらないということ。降伏点までの直線(ほぼ)の傾きが鉄鋼では区別するほどの差が出てこないということです。
と言うことは、最近の乗用車が軽量化のために高張力鋼板を多用していますが、同じ強度を確保したとはいっても降伏点以下のレベルでは材料が薄くなっていて、振動や騒音で以前よりもインシュレターや接着剤で対策しないと振動騒音が以前よりひどくなってしまうということだろう。と想像しています。