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いまだに昭和な会社がある。作ろうとしているものは、アルミの円盤。C125を使って2個取りする。片面は全面切削加工がある。ここまでの条件を聞いて、経験のあるエンジニアなら排気対策は最低でもチルベント、「高品質の要求なら真空かPF法で対策必要だな」と判断しますよね。昭和の場合は、金型に0.1~0.2の凹部を作って対策は万全(と考えている模様)です。その担当さん曰く、それで今まで不良は出たことがないとのこと。でも私は知っています。その会社の現場には不良廃棄品が山とある事を。担当さんは金型ができた後の不良率を気にしていないことも知っています。不良の原因は鋳造担当の責任だそうです(無実です)。
製品のレイアウトもいかがなものか、です。ゲートからすぐのところに細いピンがあり焼き付きが目に見えています。製品を回転して(円盤なので)ゲート前のピン設置を回避することは可能ですが、アドバイスには応答有りません。発注元の図面を金型図の上に張り付けて担当さんの設計作業は終わりです。
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