必塗マンの屋根の風景

屋根から撮影した写真の紹介と日頃、塗装職人の私が思った事などを綴っていきたいと思います。

必塗マン’s アイテム その二

2007-06-24 21:41:23 | Weblog

 足袋の次は、コレです。
いちおう、トレードマークに成っています。 
サイズは、58cm 同じハンチングでもいろいろな種類が有りますが、
このスタンダードな形が好きです。  昔の刑事役の役者が良くかぶっていたヤツです。
なんとなく職人っぽいので・・・・・・

 他にも頭に手拭いを巻いたり、材料メーカーや刷毛メーカーなどでサービスでくれる
野球帽のような形のキャップもたまにはかぶりますが、、、、。ヘルメットも。。。

 頭にかぶる理由は、先ずは頭の保護、冬は保温、夏は汗止め
そして外部作業の時は逆光で見難い時に帽子のツバは車のサンバイザーと同じ役目をしてくれる。
缶ジュースを5本くらい買った時には、コンビニ袋の代わりにも成ります。

 ではなぜ、コレをかぶるようになったのか?
若い頃、近所の同業者の店へ手伝いに行った時のこと、
親方とその親方のお兄さんがかぶっていました。

休み時間に「ちょっとコレ かぶってみな」と親方が自分のを脱いで手渡してくれる。「うん よく似合うじゃん。 もう一人前の職人に見えるぞ(笑) 」

(この時の私はまだ半人前にも成っていなかったのだが・・・・)

「気に入ったら やるよ! ハハハ もう一人前だな カッコだけは・・・」
若い者をおだてるのが上手かったのか?
おだてに乗り易いタチなのか? 両方なのか解りませんが
この時からの付き合いです。

その後、この親方は、私の父の一つ年上なのですが、十数年前に60代の若さで
病気の為に 亡くなってしまいました。

今でも付き合いのあるこの人の後継ぎの息子さんはなぜか野球帽が好きで
ハンチングはかぶらない。
納骨が終わりしばらく経った或る日のこと・・・・
親方の奥さんが 「きょうちゃん(←リアルの年上の人にこう呼ばれることが多い私)は、
よくこの帽子かぶってるから、良かったら貰ってくれる?」と
アラス(←意味は「アイテムその一」に書いて有ります)の買い置きの帽子を7つ位頂いた。

形見の帽子もさすがに償却が続き残っているのはもうあと一つだけ
気に入ったデザインなので 大事に使おうと思っています。

 機能の優れている点をもう一つ付け加えると
ツバの長さが野球帽よりも若干短くて、狭い足場の上ではとても具合がいいのです。

 新しい物を買う時には少し苦労します。
全体のニーズが低いのかホームセンターの安売りコーナー等には先ず売っていません
帽子専門店だと軽く4,000円位する。 傷みの激しい作業用には不向き、
かっこいいのが有るのに・・・       私の予算はせいぜい2,000円なので、
大規模小売店の帽子コーナーの特売は常に気にかけていて、安い時に2つくらい買っています。

 写真は、雨に濡れたお隣の瓦風トタン屋根をバックに撮影してみました。

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コメント (5)
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