弾けきる。ボーカルの伸びや技術に自信をもって各メロディにこれまで養ったボーカルセンスを施行というところだろうか。
何と言ってもこの曲の印象は弾けきった歌い方に尽きるのであるが、
その颯爽とした勢いが何とも心地よく爽快。
それにしても当時、俺も大好きだったあの洋楽曲に似ている。
というかサンプリングはきっとカルチャークラブのカーマ・カメレオンであるに違いない!?
Culture Club:Karma Chameleon
邦題:カーマは気まぐれ
アレンジとメロディラインの疑似がまさしく。
ちなみにその元曲らしきPVはこちら
素晴らしきネーミングな邦題など・・・
80年代前半の平和で陽気な明るさが満載なPOP・MUSIC。
1983年頃から大隆盛した欧州POPバンドの来日。もちろん石川秀美のSide_A・14thシングル:あなたとハプニングがヒットした1985年も健在であった。
[THE CULTURE CLUB/THE STYLE COUNCIL/DURANDURAN/GO WEST] Rock in Japan'85-tour 大阪城ホール。
行きましたからw
ものすごい80年代が濃厚に香るフレーバー。
この時期までにも何曲か洋楽のサンプリングで石川秀美の楽曲があったりするのだけど、今回もまた洋楽フレーバーな歌謡曲として在する。
洋楽センスにすることで、楽曲の古臭さがなく斬新かつ完成度が高い石川秀美の楽曲が多いだけに、これは・・・?・・・?!
しかし、酷い・・・
なんだか安い出来上がりなB級作品である。
Side_Aの洋楽センスはとても素晴らしいのに。
元気良く、跳ねた歌唱の石川秀美もBridgeから更に激しく弾けて、やけっぱちのようである。
かなりスパーク!!した歌い方が微笑ましくて、この曲の存在意義はそこにしかないほどである。
なんか変な曲なんだけど、アウトロの後、それなりの満足度があって不思議な爽快感。
♪SHAKE UP! SHAKE UP!
のところの歌詞振りとメロディに不具合さも愛嬌。ここまで明るいおもちゃソングってなかなか石川秀美作品群にはないのでアイドルっぽくていいと思います。
そういう意図があったかとも考えられる。アーティスト化し始めた大人っぽいシングル曲に対比して、まだまだアイドル楽曲があっても由。
それもそのはず、これ夏曲なんでしょうね。
リリース日が4月24日なので、もう夏が近くてワクワクしてる季節感がすごく出てる。
なんといっても「ボーイハント・クラブ」ですから。逆ナンパっす。
13thシングル:もっと接近しましょ から始まるSEXY3部作の2曲目Side_Bは逆ナン!w
突っ切っててイイんです。夏が近いので。
楽しく遊ぶように弾けるベース音も必聴な一部である。
作詞:SHOW 編曲:入江純というアイドル全盛期の石川秀美のソングライター陣は夏を解している。
作曲:滝沢洋一が問題。
1984年リリースの7thアルバム:SUMMER BREEZE、8thアルバム:SECRETにはとても良い楽曲を提供していたのに、
シングル前作の13thシングル:もっと接近しましょ のSide_B:あなたとタイトロープと同様に珍曲提供である。
今振り返るとこの時期は正念場にさしかかってきた頃になり、ランキングこそ上位に入った前作からレコードセールスが下降し始め10万枚を切りだしてきたため、
Side_Aに負けないほどの良質なSide_Bで食い止めたかったところである。
この曲はLP盤にも収録されなかったため、CD音源となっておらず、ようやく石川秀美BOX~Complete Single Collectionにて初CD化作品。
久々にこの曲を聴き、当時の時代、中学1年生になりたての出来事や景色を回顧する曲。
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