Sea Loves You 石川秀美

曲やアルバムの感想・解説・紹介など。。。  
★★★Since 31/01/2005 ★★★

サスペンス

2005-10-08 23:19:12 | 23.SUR
石川秀美らしさ爆発!吠える歌声!最高です。
情熱的から、情念的に進化しております。素晴らしい。

が・・・ちょっと、歌謡ロックの色合いが濃すぎるのがちょっと難点。確かにアンルイス追従的作品ではあるんだけど、いや、間違いでもないんだけど・・・
コジンマリしてしまうんだよね。歌謡ロックだと。

カラオケUGAでは、この曲を含むアルバム:Surからのカラオケソングが5曲入ってるのだけど、この曲入れろよなぁ・・・と思うくらい歌い甲斐がある歌唱曲。
でもね、入ってないんだわw.。ここのカラオケ機種にはアルバム(Sur)からは他4曲入ってるのだけどね(SUGOI!)

ちょっと珍しい作曲家:浜(濱)田金吾という人の作曲であるが、どうやらロック系の人らしく、彼のサイトでもラインナップに提供作品に「石川秀美」の文字がありました。

なので、細たる部分、かっこよくアレンジ効いてるのと、ギターがイイ感じ。
シンセサイザーがなぁ・・・・間奏なんて、ギターの旋律最高!!!なのに。もう、後一歩!頑張って!という作り。
Intro、Outroもフェードイン、アウトじゃなくてCool&Tightな石川秀美らしい音に仕上がっているのに。あぁ、シンセサイザーがダメぽな音色。後のシングル:デス・トラップでも同じ事が言える。

「サスペンス」という言葉は歌詞に出てこないけど、タイトルにぴったりの楽曲。
歌唱はタイトル通り、真に迫る勢いの緊迫感を感じさせる、抑揚たっぷりのヴォーカル。
すっかり成熟した女性の歌です。すごいねぇ、でも実年齢はまだまだ21歳の秀美ちゃんなのにw昔の芸能界は「20歳=大人」ていう図式があったような感じでしたね。
特に2番からの歌いこみが素晴らしくて、好きです。

機械的なダンスミュージック音よりも(多分、当時だとユーロビートに注目しそうでしょ、ここのレコード会社メーカー&スタッフ)、多彩な声色をもつ石川秀美にはロックが似合う。

まあ、言うならそろそろ先読みして、歌謡ロックに走るより、LAロックにすべきだったね。それか、アルバム「PASTICHE」みたいな、ブリティッシュパンクロック/ポップ。
個人的にはそのアルバム路線が良かったので、歌謡ロック系になった87年は、アレレ?感がありました。せっかくレベル上昇したのに・・・どうして、そんな?!と。

もっと欲を出せば、そろそろダンスブームが来るので、ユーロじゃなくて、R&B。
当時は、そう!New Jack Swingというブラコン黒人音楽ね。メロディアスで熱いヴォーカルの石川秀美なら、間違いなくピッタリくるんだけどなぁ。
更にキレのあるダンス力と、足があがる運動神経の持ち主だけに、バラードや、ミディアムへ走るより、ダンス路線へのアプローチがシングルヒットにつながったと予想される。そんな事まで思わせるほど、各フレーズごとに歌い方が味濃くあるのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿