今までのやつもそうだが、
ただ演奏する他に、何らかの思い入れと言うか…
なんかしらの出来事、自分の中での思いが存在する。
それは、多分演者、スタッフ、お客さんにも有るかもしれない。
今回も自分の中では、幾つか、まぁあったわけで、
ドラマの大小の問題ではなく、数であり
その中のひとつ…
当日、けいじの兄ちゃん(憲ちゃん)愛称トラサンが
リハビリセンターから外出届けを早くから申請してて
見にきてくれたのだ。
彼は約半年前…倒れて病院に暫く寝たきりになった。
当日の「くにさきのひと」ボーカルで弟のけいじが
二曲目すんだMCでそんな兄ちゃんの出来事をはなしたので、
来た人はそんなMCを聞いた事だろう。
涙がとまらんかった。
そして、僕はけいじに事前に頼まれていたので、
兄ちゃんを客席から手を引いて、ステージ近くまで来てもらった。
僕は直前までどこにいるか、確認してなかったんで、
前回お見舞いにいった時、車いすだったのでそんなイメージをしていた。
ところが、客席に座る兄ちゃんを、本番のそのタイミングですっかり忘れており、
手を引いたがいいが、二、三歩自分の足で歩きだしたのを客観的にようやく理解し、
瞬間…あ、兄ちゃん!!歩いてる…とステージまでの数メートルで
ようやく事態が飲み込め、顔には出す余裕はなかったが、
手の感触からくる、ぬくもりが、
倒れてから今日、たった今、この瞬間の熱い思いが、
胸に突き刺さっていた。
兄ちゃんよう頑張ったな…ような…
2013年1月、第二回目のロックフェスの数か月前
兄ちゃんの山のカフェで、まだオープン前やったかな?、ちょいちょい楽器の個人練習させてもらっていた。
サックスする用事があり、家だとうるさいので、山くりゃいいじゃんと
週一辺りで通っていた。
練習半分、話し半分…なんとも楽しい時間だ。
兄ちゃんも当然音楽好きであり、そんな音楽好きなサークル…
集まりを楽しく酒でも呑みながら…
歌ったり、弾いたり…やりたいなと夢を語っていた。
いいなぁ、そんなん!と、当然僕は同意した。
そんなある日…
兄ちゃんがFacebook繋がりで、日出出身の大学卒業後、
国見のJA辺りに就職した、あっちゃんを山のカフェに呼んでいた。
初めましてと、僕はサックスの練習もそこそこに、
彼女の持ってきたカホン…初めてその楽器の名前を知り、
パカパカと座って叩く姿に、音楽好きを感じてはいたが、
どうにもこうにも、若い彼女に思うように話も進まず…(いや、進んだかも(笑)忘れた、笑)
とにかくパカパカとサックスに合わせて叩いてくれたのだ。
大分の高校では吹奏楽でパーカッションをやってたらしく、
なるほど、出来るな…と
程なく、第二回国東魂ロックフェスオープニングのにぎやかしで、
僕ら三人は「妄奏歌族」(兄ちゃん命名)と三人ユニットを作り
音楽半分…話し半分で(笑)本番に向けウッスラ練習した。
兄ちゃんは恥ずかしいとのことで、出演は二人になったが(笑)
2回目はにぎやかし程度ではあったが、
3回目では、兄ちゃんガッツリボーカルで出てくれた(その時は自分は他にも正バンド、プロジェクトバンドもあったので兄ちゃんとあっちゃんに妄奏歌族は任せた)
とにかく兄ちゃん、あっちゃんもロックフェスには欠かせない音楽好きであり、
4回目の打ち上げで、あっちゃんが結婚するとの話が
本人自らの口であり、おめでとうと、じゃあ式場で演奏なんやかんやと…
まぁ、酔った勢いで皆でやーやーといったのも懐かしく…
結婚式では妄奏のメンバー、プラスけいじのフラワーの面々でサプライズやることになり、
当然兄ちゃんもメインでボーカルやってもらおうとしてた…だけど
山の練習では、体の調子が今一つとの事で、
もしかして出演無理っぽい…かもと
え、なんとか出ろう!な、兄ちゃんと、
結果、サプライズもギリギリまで出るつもりで体調を調えてくれてたが、
出る事はかなわなかった…
それから、
倒れたとの話をけいじから聞いた。
去年の年末から病院に、
自分が大分でバンド組んでることもあり、
出きるだけ顔だした。出したかった。
涙が止まらんかった。
とにかくよくなって欲しかった…
顔出すたんび、よくなってるのが嬉しかった。
声は出せずとも…自分が分かってくれたのか、ニヤっと笑う表情に熱い思いがこみ上げた。
それから、今回のロックフェスでもしかして歌えるかもとまで回復力で
6月に向け、外出届けを出していたのだ。
皆の前で元気なった姿を…
当日の数日前…
スーパーで去年10月の結婚式のサプライズ以来出会ってなかった
あっちゃんに、
のぶさん!と声をかけられ10分…話した。
オメデタからロックフェス…そして、兄ちゃんと、
旦那も、あっちゃんもそれぞれ思い入れのあるバンドが出るのだ。
あっちゃんのカホンはけいじのバンドにも出るのだ。
そして、思いの一杯ある兄ちゃんにも出会えるのだ。
彼女は涙が溢れており、
…僕は、ああ今回のロックフェスで
いや、やり続けてよかっなと、
そう言う一場面を、
人生の一場面を、ロックフェスに、
それぞれの思いを乗せることができ、
なんとも言われん人情のドラマを噛みしめながら
当日を迎えた…。
ただ演奏する他に、何らかの思い入れと言うか…
なんかしらの出来事、自分の中での思いが存在する。
それは、多分演者、スタッフ、お客さんにも有るかもしれない。
今回も自分の中では、幾つか、まぁあったわけで、
ドラマの大小の問題ではなく、数であり
その中のひとつ…
当日、けいじの兄ちゃん(憲ちゃん)愛称トラサンが
リハビリセンターから外出届けを早くから申請してて
見にきてくれたのだ。
彼は約半年前…倒れて病院に暫く寝たきりになった。
当日の「くにさきのひと」ボーカルで弟のけいじが
二曲目すんだMCでそんな兄ちゃんの出来事をはなしたので、
来た人はそんなMCを聞いた事だろう。
涙がとまらんかった。
そして、僕はけいじに事前に頼まれていたので、
兄ちゃんを客席から手を引いて、ステージ近くまで来てもらった。
僕は直前までどこにいるか、確認してなかったんで、
前回お見舞いにいった時、車いすだったのでそんなイメージをしていた。
ところが、客席に座る兄ちゃんを、本番のそのタイミングですっかり忘れており、
手を引いたがいいが、二、三歩自分の足で歩きだしたのを客観的にようやく理解し、
瞬間…あ、兄ちゃん!!歩いてる…とステージまでの数メートルで
ようやく事態が飲み込め、顔には出す余裕はなかったが、
手の感触からくる、ぬくもりが、
倒れてから今日、たった今、この瞬間の熱い思いが、
胸に突き刺さっていた。
兄ちゃんよう頑張ったな…ような…
2013年1月、第二回目のロックフェスの数か月前
兄ちゃんの山のカフェで、まだオープン前やったかな?、ちょいちょい楽器の個人練習させてもらっていた。
サックスする用事があり、家だとうるさいので、山くりゃいいじゃんと
週一辺りで通っていた。
練習半分、話し半分…なんとも楽しい時間だ。
兄ちゃんも当然音楽好きであり、そんな音楽好きなサークル…
集まりを楽しく酒でも呑みながら…
歌ったり、弾いたり…やりたいなと夢を語っていた。
いいなぁ、そんなん!と、当然僕は同意した。
そんなある日…
兄ちゃんがFacebook繋がりで、日出出身の大学卒業後、
国見のJA辺りに就職した、あっちゃんを山のカフェに呼んでいた。
初めましてと、僕はサックスの練習もそこそこに、
彼女の持ってきたカホン…初めてその楽器の名前を知り、
パカパカと座って叩く姿に、音楽好きを感じてはいたが、
どうにもこうにも、若い彼女に思うように話も進まず…(いや、進んだかも(笑)忘れた、笑)
とにかくパカパカとサックスに合わせて叩いてくれたのだ。
大分の高校では吹奏楽でパーカッションをやってたらしく、
なるほど、出来るな…と
程なく、第二回国東魂ロックフェスオープニングのにぎやかしで、
僕ら三人は「妄奏歌族」(兄ちゃん命名)と三人ユニットを作り
音楽半分…話し半分で(笑)本番に向けウッスラ練習した。
兄ちゃんは恥ずかしいとのことで、出演は二人になったが(笑)
2回目はにぎやかし程度ではあったが、
3回目では、兄ちゃんガッツリボーカルで出てくれた(その時は自分は他にも正バンド、プロジェクトバンドもあったので兄ちゃんとあっちゃんに妄奏歌族は任せた)
とにかく兄ちゃん、あっちゃんもロックフェスには欠かせない音楽好きであり、
4回目の打ち上げで、あっちゃんが結婚するとの話が
本人自らの口であり、おめでとうと、じゃあ式場で演奏なんやかんやと…
まぁ、酔った勢いで皆でやーやーといったのも懐かしく…
結婚式では妄奏のメンバー、プラスけいじのフラワーの面々でサプライズやることになり、
当然兄ちゃんもメインでボーカルやってもらおうとしてた…だけど
山の練習では、体の調子が今一つとの事で、
もしかして出演無理っぽい…かもと
え、なんとか出ろう!な、兄ちゃんと、
結果、サプライズもギリギリまで出るつもりで体調を調えてくれてたが、
出る事はかなわなかった…
それから、
倒れたとの話をけいじから聞いた。
去年の年末から病院に、
自分が大分でバンド組んでることもあり、
出きるだけ顔だした。出したかった。
涙が止まらんかった。
とにかくよくなって欲しかった…
顔出すたんび、よくなってるのが嬉しかった。
声は出せずとも…自分が分かってくれたのか、ニヤっと笑う表情に熱い思いがこみ上げた。
それから、今回のロックフェスでもしかして歌えるかもとまで回復力で
6月に向け、外出届けを出していたのだ。
皆の前で元気なった姿を…
当日の数日前…
スーパーで去年10月の結婚式のサプライズ以来出会ってなかった
あっちゃんに、
のぶさん!と声をかけられ10分…話した。
オメデタからロックフェス…そして、兄ちゃんと、
旦那も、あっちゃんもそれぞれ思い入れのあるバンドが出るのだ。
あっちゃんのカホンはけいじのバンドにも出るのだ。
そして、思いの一杯ある兄ちゃんにも出会えるのだ。
彼女は涙が溢れており、
…僕は、ああ今回のロックフェスで
いや、やり続けてよかっなと、
そう言う一場面を、
人生の一場面を、ロックフェスに、
それぞれの思いを乗せることができ、
なんとも言われん人情のドラマを噛みしめながら
当日を迎えた…。