病院を取り巻く累積債務の状況
とても悪化し、債務は累積されます。
さらに新病院においてもとどまらない。
市の一般会計からの繰り出しにたよらざるをえません。
現在も累積債務は積み重なっております。
令和6年第四回定例会での市長答弁「単年度の収支がプラスに転じない限り、
収支不足は年々累積されていくことに変わりはございません。」
私は、令和5年度から令和9年度の5年間の現総合病院の累積債務額は
その4で推定しましたが、独自の推計から40億円程度には成る と思います。
さらに新病院となっても収支不足は続く、
そうなると令和4年度決算でも岩見沢市の「経常収支比率」は97.8% と高水準で
全道都市平均の92.8%を5ポイントほど上回っており、
財政の硬直化が見られる状況です。これは前回記述しました。
「経常収支比率」のもつ意味
「経常収支比率」は、自治体の財政構造の弾力性を表す比率だといわれます。
(分かりやすく引用すると)
家計に例をとると、ボーナスがなく、毎月定額給の家庭で、税金や光熱水費
、家賃と切り詰めた食費の額で給料の全額を使い果たすような家庭は、いわば
経常収支比率100パーセントですが、衣類もろくに買えず、貯金もできず、
病気にもなれません。この様な状態です。
自治体の歳入と歳出は、もっと複雑ですが、イメージとしてはこのようなものです。
ですから
経常収支比率が高い=財政の硬直性が高いと、政策の幅が狭まり、将来への投資が
できにくいと一般にはいわれます。
反対に、経常収支比率が低い=財政構造が弾力的であれば、市民のニーズに応じた
施策や施設の建設などができることになります。
一般会計からの繰り出し金が増えると
岩見沢市の「経常収支比率」は限りなく100%に近づく。
新病院もっともっと真剣に考えることが大切です。
新病院建設に当たり原案賛成の方もこのブログを見ていると思います。
将来の市民に負の遺産を残すべきではない、と私は考えています。
必要最小限の将来の岩見沢市にマッチした病院とすることにもう一度
考えてみていただけないでしょうか。
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