コロナ禍も終わり、同じ日程で将棋大会が開催されことで、
どちらの大会に出場しようか??迷うことも多くなってきた。
自分の場合の選び方を紹介いたします。
1 コスパが高いこと。
いくら参加費が安くても、トーナメント1発勝負。
1回負けたらお引き取りください。
負けても慰安戦や、指導対局があれば良いですが、
何もない大会もあります。
県外であれば、参加費よりも交通費が高くなってしまう。
こんなことも多々あるわけでして、
1~2回戦で負けてしまっても、希望すれば、
慰安戦や指導対局を受けれる。
同じ日に将棋大会があれば、希望すれば、
何局も指せる。こういう大会が選びます。
賞品や県代表などの名誉も大事ですが、
将棋を指すことが最大の目的。結果は後から付いていくもの。
言い続けて〇〇年が経過しましたが、、
感想戦も含めて、負けても勝っても
1日じっくり将棋が指せる大会が自分は好きですね。
2 会場が良いこと。
特に夏場や冬の時期は、古くて断熱の悪い建物や、
空調設備が貧弱な会場は避けたいところです。
ここで地震や火災に遭遇したくない。
これは時代が進むにつれて進歩します。
築年数に比例して良くなる。
駅から遠い。周りに何もない。
こういった会場も避けたいです。
更に、戸外で開催される青空将棋大会。
これも避けたいです。
3 運営や備品がイマイチな大会
〇旗名人戦のように、運営の方が不慣れとか、
そもそも将棋が分からない人がやっている。
囲碁と同時開催。
こういうところは避けたいです。
持ち時間が短い。切れ負けならまだ良いのですが、
対局時計も使わないとか、時計が古過ぎて使い方が分からない。
アマチュア同士の対局ならまだ良いのですが、
指導対局で盤駒が使い古したプラ駒とか、、
ある程度は我慢するのできるのですが、
極端に棋具や運営が悪い大会は、話のネタにはなりますが、
初めから分かっていれば避けたいところであります。
いずれにしろ完璧な大会はなかなかないものです。
コスパや会場、運営や対局時計等。
様々な点で比較検討しながら、色々な大会に参加する。
そして経験値を上げていく。
というのが一番よろしいかと思います。
丁度良い例がたまたまあります。
9月22日(日)に開催される。
第47回朝日アマ将棋名人戦第2回神奈川県予選会
第41期アマ王将位 東関東予選
神奈川県在住のアマ強豪からすると、、どちらに出場するか?
一瞬迷うことは予想される。
コスパの面
アマ王将位 東関東予選は 参加費は2000円、支部会員なら
1500円と確かに安い。
一方、朝日アマの神奈川県予選は一般は4000円、アマレン会員は
3000円とかなり高額だ。
しかし、東関東予選は、トーナメントの一発勝負。
参加費以上の交通費、当然、食事代や飲み物代もかかる中で、
半数の参加者が15分30秒の短い持ち時間の将棋を指して
オシマイという内容だ。
一方で、朝日アマの神奈川県予選は、2勝通過2敗失格の予選。
持ち時間は20分30秒。更にトーナメントになれば、
本戦と同じ30分30秒。代表決定戦は40分40秒の長い持ち時間。
しかも予選敗退者は無料で、八代弥七段の指導対局が受けられる。
希望すれば大半の方が午後までじっくり将棋を楽しめる内容になっている。
1局あたりの単価で割れば、大半の方は朝日アマの神奈川県予選。
こちらの方がコスパが良いだろう。
単純に参加費が安い大会に行くよりは、高くても1000円+@で
1日将棋が指せる将棋道場に行った方がよほど良いわけで、
1局あたりの単価でどちらの大会に参加するか?
決めた方が良いと考えます。
次に会場である。
アマ王将戦東関東予選が開催される千葉市民会館。
開館は今から50年前の1973年。
当然、耐震や大規模改修を経てはいるが、老朽化は隠せない。
直近に建てられた建物と比較するのは酷である。
立地は申し分ありませんが、、、
一方、朝日アマ名人戦神奈川県予選会が開催される
ひらしん平塚文化芸術ホール
令和2年4月開館の最新鋭の建物である。
最寄りは平塚駅とかなり劣るが駅からは千葉市民会館より近く
周囲は飲食店、スーパー、コンビニと利便施設が多く、
立地も良いと言える。
最後の運営は自分の口からは言えないが、
負けない自信はあります。
棋具や対局時計もこれまで何回も使用していますが、
苦情もほとんどありません。
9月22日(日) ひらしん平塚文化芸術ホールで開催予定の
第47回朝日アマ将棋名人戦第2回神奈川県予選会。
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(一社)日本アマチュア将棋連盟 平塚支部長 山田まで