私は2012年2月25日、鹿児島市民文化ホールで開催された、新老人の会会長 日野原 重明先生の100歳記念講演会に参加して感銘をうけ、新老人の会に入会し、鹿児島支部が主催する行事に参加した内容をその都度ブログで紹介してきました。
鹿児島支部では「カナリア通信」を発行して会員に配布されてきました。その内容の中には、会員以外の人にも参考になることが含まれていますので、事務局の承認を得て概要を紹介してきました。なお新老人の会の体制変更に伴い、名称を日野原重明塾 NPO法人「鹿児島新老人の会」に変更して活動を継続することになりました。日野原重明塾 NPO法人 鹿児島新老人の会 会報「カナリア」第91号の概 要を紹介し本文をスキャンして添付します。
【概要の紹介】
〇新型コロナ・ウイルス感染症の広がりを見据えて・・世話人代表・・前の号の続きになるが、私たちの現在の最関心事項である新型コロナウイルス感染症について再度触れたい。・・・今回のコロナウイルスに対しても現在、我々は有効な抗ウイルス薬やワクチンを持ち合わせていない。このままでは数年かかって、第2波、第3波の流行をくりかえし、多くの人に免疫ができるまで収束しないのではないかとも考えられる。・・・
鹿児島新老人の会も会合を自粛しているが、早く顔を合わせて集まりが再開できることを期待している。それまで、この機関誌が会員同志の絆を繋ぐものになります。多くの会員の方の寄稿をお願いしたい。
〇【思い出の一幕】~こんなこともありました~・・日野原先生との想い出を写真で紹介。
〇5月例会のお知らせ・・令和2年5月18日〔土)の予定が「6月13日」へ変更・・14時00分よりが「10時30分」に変更・・ ボランティアセンター5階中会議室が「よかセンター多目的ホール」へ変更
講演「外国人技能実習生受け入れの現状・介護実習生の受け入れは!!」
〇今後の予定・・①誕生会・・令和2年5月30日〔土)が「6月13日12時30分」に変更・・場所・・ソラリア西鉄ホテル鹿児島7Fレストラン 会費3000円②第11回 健康講座 谷山カトリック教会と調整中
〇サークル活動・・ ①スポーツ吹き矢サークル・・常時参加者募集中 ③おしゃべり「笑顔サークル」・・リーダーの体調不良で9月から再開予定
〇熊本「新老人の会」との交流会延期・・コロナ問題が収束するまで
〇あなたにささげる『生き生き語録』・・日野原重明先生の書籍から・・【生きていくあなたへ】・・大切なことはすぐにはわからない・・「突然の災害で家族を亡くしました。この悲しみを私は乗り越えていけるでしょうか?」・・「神は越えられない苦しみは与えない。そしてそのなかで逃れる道を与えてくださる」という聖書の言葉です。・・「花は咲く」という歌がありますが、あれは僕の大好きな歌です。・・僕の人生でいちばん悲しかった経験は、心の中の大切な場所で、今も僕に微笑みかけているのです。
〇憲法九条の大切さ 戦争は最大の公衆衛生問題・・日野原重明先生の講演録から・・「不戦」と「非戦」・・憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して」という仮定の下に、「われらの安全と生存を保持しようと決意した」と表明している。・・平和憲法が書かれた頃は、世界に不戦による平和が来るものと日本の首脳部、そして平和憲法の草案に強く関与したアメリカのGHQもそう考えたようであるが、本当に平和を考える諸国民とは「非戦」による平和を考える国民であり、これは決して日本がすべてを懺悔して大胆に「非戦」の上に平和を築こうと考えて作られた文章とは思われない。・・敗戦後にも自国の防衛のため徴兵制度による軍隊をドイツもイタリアも持っていた。・・侵入した敵とは、防衛の戦いを交えるという決意の下に軍隊が保存されたのである。それは積極的に敵と戦うことはやらないという「不戦」であって、殺し合うこと自体を非人道的なものと考えての「非戦」ではないのである。・・戦争は、人間が起こす最大の環境破壊であるということを日本も米国も共に気づくべきである。・・・
〇語りつごう あの日 あの頃・・主宰 小泉靖子 編・・戦争を忘れないでください。知って下さい。そした学んでください。戦争を語り継ぐ、これは「新老人の会」の永遠のテーマです。・・時代背景・・「偲ぶ草」より・・日記抄・・中島嘉貞・・無き子の想い出・・母・中島より江・・兄の死から何を学ぶ取る何きか・・中島貞三
語りつぐ戦争・・新聞投稿欄より・・彼女は米兵相手の街娼になった・・硫黄島で戦死した兄たちの無念・・故郷に帰したい硫黄島の遺骨・・父の原爆死心中しようとした母・・戦争は未来の国民も傷つける
○会員文芸投稿コーナー・・短歌・・村尾 勉・・新年度(令和2年度)を迎えて・・川口浩介(理事)・・NPO法人鹿児島新老人の会と「むしよく」の私・・萩原 清秀
〇ほのぼのコ-ナー・・新聞投稿蘭より・・離婚後も孫との時間ありがとう・・モロッコから帰った財布
〇編集後記・・明けない夜はありません。神様は我々に耐えられない試練は決して与えません。これしきりのことに負けているわけにはいきません。みんなで乗り切りましょう。・・
以上で概要の紹介を終わりますが、詳しくは会報「カナリア」をスキャンして添付しますので興味のある人は見てください。
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