6月21日、姶良市加治木福祉センターにおいて、姶良市市制施行5周年記念「くも合戦大会」が開催されました。
「くも合戦」の由来は文禄・慶長の役において薩摩の殿様、島津義弘公も加治木から多くの兵士を連れて参戦し、その陣中で義弘公が兵士を元気づけ、励ますために、こがねぐも(メス)を集めて戦わせたのが、始まりであると伝えられています。
8時から「優良ぐも」の受付、8時30分から「開会式」が始まり、国歌斉唱、優勝旗返還、絵画、書道コンクール表彰、会長あいさつ、来賓祝辞、来賓紹介、ルール説明で、開会式が終わりました。
9時10分から「優良くもの部」の審査が舞台上で行われ41匹エントリーした中から審査員による厳正な審査の結果、1位~3位までが決まりました。
9時30分から「合戦の部」が開始され、「大人の部」2箇所と「子供の部」1箇所に分かれて、参加者は一人3匹づつ、棒の上で戦わせ、審査員が勝敗を決めました。
3勝したら次のクモと交代して3匹エントリーしたクモの勝ち点の合計で順位が決まりました。
王将戦が始まる前に、奈良県から参加され蜘蛛について各地に出向いて研究されている専門家のインタビューがあり、蜘蛛に関する様々な質問に答えておられ、理解を深めることができました。
14時00分からは「王将戦の部」が開始され、3勝したクモだけをトーナメント方式で戦わせて優勝が決まりました。
15時30分から「閉会式」が始まり、成績発表と表彰式がありましたが、「大人の部」の「王将戦の部」では地元の人が、「優良くもの部」では鹿児島市の人が優勝しました。その他「子供の部」「合戦の部」などで、優勝旗、トロフィー、賞状、賞品が授与されました。
受付で配布された抽選券による「お楽しみ抽選会」が最後に行われ、特賞は自転車が2台あり、カナダから来て霧島市隼人町に住んでいる男性と地元の小学生が当たって「くも合戦大会」の全ての行事が終了しました。
県内各地及び奈良、宮崎などからも参加者があり、「くも合戦大会」を盛り上げていました。
福祉センターの1階には「絵画」「書道」作品の展示と共に「くも合戦」の由来、クモに関する資料などが展示され、多くの人が訪れていました。
環境の変化で「くも」の生息地が少なくなり、体型も小ぶりになってきているとの話ですが、「くも」は採集場所へ帰すことで、「くも合戦」が継続できるように配慮されていますが、個人で採集場所へ帰すことができない人のために、主催者が置き場を用意していました。
くも合戦は雌のこがね蜘蛛で行いますが、今年は参考のため雄のこがね蜘蛛が1匹展示されていました。雌に比べて極端に小さいく、その差に驚きました。
伝統行事を維持するためには、関係者の皆さんの熱意と共に市民の協力が大切だと思いますので、私も市民の一人としてこれからも積極的に参加し協力していきたいと思っています。
会場の様子及び資料を写真で紹介します。
開会式(国歌斉唱)
絵画・書道コンクール表彰
来賓挨拶(姶良市長)
来賓紹介
優良ぐもの審査結果発表
合戦の部開始(大人の部の正面会場)
合戦の部開始(大人の部の第2会場)
合戦の部開始(子どもの部の会場)
会場全景(正面)
会場全景(入口側)
絵画・書道作品展示(1階)
奈良県から参加された蜘蛛の専門家のインタビュー
王将の部の開始
王将の部の優勝決定戦
表彰式(王将の部の優勝者)
抽選の開始
お楽しみ抽選会で特賞の自転車に当たった人の記念撮影
※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります。
近場のお田植え祭りに切り替えたわ。
以前、伺った時に撮影の歓待をして
頂いたのを懐かしく思い出してるわ。
週末は姶良市の公民館で
シンポジウムがあるから
参加したいと思ってるけど
重富島津家や加治木島津家の菩提寺も
探訪したいけど、、
後はお天気ね。