5月23日(日)10時~、姶良市加治木福祉センターにおいて令和3年度加治木史談会総会・講演会が新型コロナ感染対策を万全にして開催されました。
【総会】「開会のことば」「会長挨拶」「議長選出」の後に、令和2年度「会務報告」「決算報告」「監査報告」が一括して承認されました。次に令和3年度「事業計画(案)」「予算(案)」が審議され承認され総会が終わりました。
〇義弘公大河ドラマ化推進を・・姶良市議会の一般質問の中で義弘公大河ドラマ推進について吉村議員の質問内容等が資料により説明されました。
【講演会】・・・講師 姶良市文化財保護審議会委員 成尾英二 先生
「演題」・・・「姶良地方の縄文の森と海、そして火山」・・講師の略歴が紹介された後に講師が登場して、配布された資料とパワーポイントを使って専門的な立場から詳しい説明がありましたので、その一部を紹介します。
●縄文時代の区分と気候・・海水面の高さの変化・・約13000年前の海面は現在より約50m低い位置にあった。●姶良の縄文時代の森・・遺跡から出土する木の実や花粉分析で草創期は現在より寒い時期であったが「コナラ」と呼ばれるドングリの仲間を貯蔵した穴が見つかっている。・・●姶良の縄文時代の海・・①海の広がり ②海の貝類 ③縄文の海で起った異変 ●姶良の縄文時代の火山噴火・・約3万年前鹿児島湾奥にある姶良カルデラで巨大噴火が起こり、シラスと呼ばれるものが噴出した。・・
●鬼界アカホヤの噴火と津波・・約7300年前には、薩摩半島沖にある鬼界カルデラで大噴火が発生した。・・●前田遺跡の植物遺体から分かる当時の植物と周辺環境、火山噴火・・縄文時代中期を中心とする大量の遺物が出土している・・前田遺跡を含めた姶良地方は鬼界アカホヤ噴火後、長い間静かであったが、約4500年前の縄文時代中期~後期に再び火山噴火の影響を受けている。
総会及び講演会の写真及び配布された資料をスキャンして紹介します
開会前の会場全景
会長挨拶
総会の開催
義弘公大河ドラマ化推進の説明
講演開始
講演の最後
質疑応答
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