8月10日、「鹿児島ミッテ10」で映画「終戦のエンペラー」を見てきましたが、この映画を見てみようと思ったのは、小学1年生の時に満州で終戦を迎えた経験から、終戦直後のマッカーサー元帥と昭和天皇とがどのように描かれているかに興味があったからでした。
あらすじは、マッカーサー元帥の部下のフェラーズ准将が昭和天皇の戦争責任について調べて報告するように命じられ、天皇を囲む政府要人を尋問して、有罪か無罪かを明らかにしようとするが、明確な証拠がなく、天皇の側近の話から、無条件降伏を受け入れた時の天皇の決断を聞いて、天皇を罪にとうべきでは無いと、マッカーサー元帥に報告する。
マッカーサー元帥は本国に報告する前に昭和天皇に会って判断したいと考え、マッカーサー元帥の公邸に昭和天皇を招き通訳と3人だけに会談した結果、天皇を日本国の象徴として残し、占領政策を円滑に進めて、日本の再建に努めたいと決断する。
映画の中には終戦直後の荒廃した場面や天皇陛下の終戦時の録音盤をめぐる、軍の内紛などのほか、フェラーズ准将の恋愛など史実に関係ないフイクションなども含まれていましたが、戦後の混乱期を天皇を日本国の象徴として残して占領政策を円滑に進めたいと考えたマッカーサー元帥の決断が日本にとって良かったと、改めて感じました。