ザ・リバティ2022/1月号に【スマホは文明衰退の罠】の記事が掲載されていたので紹介します。
【記事の概要】〇今や持たない人が≪少数派≫となったスマートフォン。しかし、気を付けなければ、雑情報にまみれ、生まれてきた目的そのものを見失う危険がある。あえてスマホを使わない知識人に、その理由を聞いた。
〇自分の時間を制御できない人は≪奴隷≫と同じ・・世に大富豪とされる人たちの生きた時間は普通と同じか、短いことも多い。では、なぜあれほどの価値を生み出し、巨万の富を築けたのか。それは、時間の使い方がうまかったのです。一方で、自分の時間を自分でコントロールできない人は本質的に≪奴隷≫と同じであり、豊かになることはありません。現代において時間を最も無駄にする入り口がスマホであり、それが「便利だから」という言葉で正当化されているのです。挙句の果てには、必要もないのに気付けばスマホを確認している。覚せい剤の依存と変わりません。
〇無限に与えられる雑情報で考えなくなった・・スマホで誰でも得られる情報を手にして満足している人は、ごみ捨て場をあさってダイヤモンドの鉱石を探しているようなものです。・・スマホに慣れた人は考えることをしない。「考える」ことの代用物になり、自分の知恵として何も残らないのです。
〇≪発信力≫でプロを消したインターネット・・インターネットの発達によって「プロ」と「アマ」の境目がなくなり、全体がアマになったことも大きな問題です。・・自分の発信が即座に世界中に届くため、アマチュアであっても簡単に≪プロのふり≫ができるわけです。・・努力せずともプロと同じ舞台で勝負できる。さらにそれが無料で公開されるため、面白半分で見る人が集まり、商売として成り立っている。・・現代文明が停滞している最大の原因の一つだと考えています。
〇SNSは人間性の向上がない≪部族社会≫・・気の合う者同士で仲良くやっているだけの集団は、「ジャングル奥地の部族」に過ぎず、文明は生まれません。スマホ社会は「人間の温もり」が失われていく社会であり、感性や想像力、創造性といった人間にとって本当に大切なものをダメにしています。ここを突破しない限り、人類に未来世紀の繫栄はないと思います。
以上、記事の一部を紹介しましたが記事をスキャンして添付します。
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